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矢島輝夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

矢島 輝夫(やじま てるお 1939年5月20日 - 1999年4月2日)は日本の作家歌人

東京駒込の会社経営者の家庭に生まれ、中野区野方に育つ。 東京都立戸山高等学校を経て1962年に早稲田大学仏文科中退後、双葉社に入社して『漫画アクション』誌の編集部に入り、小島剛夕水木しげる赤塚不二夫たちを担当。 のちフリーライター・フリー編集者として学研小学館で活躍。 また吉本隆明編集『試行』の同人となり、ウィリアム・フォークナー大江健三郎の影響下に小説を発表、芥川賞の準候補となった。 代表作に『暗き魚』『裂魂』『もうひとつの生活』などがある。

また官能小説家として名高い矢切 隆之は彼の別名である(原 卓馬名義による作品もある)。 その他、SF小説ジュニア小説の分野では北園 哲也を名乗り、オカルトの分野では阿川 宗弘を名乗るなど複数の筆名を使い分け、幅広い分野で執筆した。 『ムー』誌上にもたびたび登場し、心霊関係の著書に『生れ変りの謎』(西園寺知実との共著、学研、1985)など。 訳書にサイラス・コルター『円形舞台(ヒポドローム)』(立風書房、1977)がある。

1990年代からは短歌に傾倒し、朝日歌壇にたびたび入選した。歿後、『増補 矢島輝夫歌集』(私家版)が刊行されている。

著書

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  • 『序曲』(試行出版部) 1965
  • 『裂魂』(三一書房) 1970
  • 『暗き魚』(構造社) 1970
  • 『受難曲』(母岩社) 1973
  • 『絵とき人体ふしぎびっくり解剖』(学習研究社) 1975
  • 『人体 人体びっくり解剖』(ユニコン出版、ユニコンブックス) 1975
  • 『恐怖の怪談 ベスト13』(学習研究社) 1975
  • 『もうひとつの生活』(泰流社) 1976
  • 『子供の情景』(国文社) 1980
  • 南極物語 - 映画ストーリー』(学習研究社) 1983
  • 『この結婚は救えるか』(PHP研究所) 1984
  • 阿含宗桐山靖雄』(秋元書房) 1985
  • 『生れ変りの謎』(西園寺知実共著、学習研究社) 1985

北園哲也名義

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  • 『雲の中への第一歩』(旺文社) 1975
  • 『青い体験』(秋元書房) 1977
  • 『小説ベイ・シティ・ローラーズ』(秋元書房) 1977
  • 『小説イアンとパット』(秋元書房) 1977
  • 『小説ショーン・キャシディ』(秋元書房) 1978
  • 『愛と性の証明』(秋元書房) 1979
  • 『女子中・高校生の愛のレポート』(秋元書房) 1979
  • 『女子中・高校生の愛のカレンダー』(秋元書房) 1979
  • 『この愛の絶唱』(秋元書房) 1980
  • 『体験フラッシュ』(秋元書房) 1980
  • 『ふしぎな転校生』(秋元書房) 1982
  • 『ねじれた教室』(秋元書房) 1983
  • 『ぬすまれた学園』(秋元書房) ]1983
  • 『ねらわれたマイコン学園』(秋元書房) 1984
  • テレポーテーション 驚異の瞬間移動』(田中三彦共著、学習研究社) 1985

阿川宗弘名義

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  • 守護霊の奇跡』(学習研究社) 1984
  • 『守護霊の奇跡 - 運命を切り開く霊のエネルギー』(学習研究社) 1985
  • 呪術・まじない入門』(坂名文彦との共著、学習研究社) 1985

矢切隆之名義

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翻訳

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外部リンク

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