瞿曇悉達
表示
瞿曇悉達 | |
---|---|
出身地: | 唐朝西安 |
職業: | 占星術者 |
各種表記 | |
繁体字: | 瞿曇悉達 |
簡体字: | 瞿昙悉达 |
拼音: | Qútán Xīdá |
英語名: | Gautama Siddha |
瞿曇悉達(くどんしった[1]、中文表記: 瞿昙悉达、英文表記: Gautama Siddha)は8世紀唐代の占星術者、天文学者である。
略歴
[編集]長安(現西安)に生まれたが、祖先はインド出身である。 玄宗の時代に太史監(国立天文台長)に任じられた。1977年に西安で発掘された墓碑によると、瞿曇家は唐朝成立以前に中国に住み始めており、以後代々中国で生活をしていたと推測されている。
開元年間に占星術書『開元占経』を編纂し、占星術や天文学の資料を整理した。『開元占経』にはインドの天文暦書(シッダーンタ)を漢訳した『九執暦』が含まれている。開元6年(718年)にはインド数字の〇(零)を中国にもたらし、計算方法に変化をもたらした[2][3]。
参考文献
[編集]- 白寿彝 (1989). 「中国通史」(修订本)第10巻. 上海: 上海人民出版社. pp. 2,009–2,011. ISBN 7-208-04997-1
- 石雲里 (1996). 中国古代科学技術史綱 天文巻. 瀋陽: 遼寧教育出版社. pp. 74–76. ISBN 7-5382-3701-1
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 日本大百科全書に基づく。Gautama Siddhanta の音訳であり、文献によっては「ぐどんしった」と濁る。
- ^ 銭宝琮 「中国数学史」北京:科学出版社、1964年
- ^ 王青翔『「算木」を超えた男 もう一つの近代数学の誕生と関孝和』東京:東洋書店、1999年2月、ISBN 4-88595-226-3