コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

真庭市立中央図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
真庭市立中央図書館
Maniwa City Public Library
真庭市立中央図書館外観
施設情報
前身 真庭市勝山振興局(建物)
専門分野 総合
事業主体 真庭市
管理運営 真庭市
建物設計 (株)青木茂建築工房
延床面積 3873 m2
所在地 717-0013
真庭市勝山53-1
位置 北緯35度05分15秒 東経133度41分29秒 / 北緯35.08750度 東経133.69139度 / 35.08750; 133.69139座標: 北緯35度05分15秒 東経133度41分29秒 / 北緯35.08750度 東経133.69139度 / 35.08750; 133.69139
統計・組織情報
蔵書数 78000(2018年7月時点)
条例 真庭市立図書館条例
館長 西川正
公式サイト https://lib.city.maniwa.lg.jp/
地図
地図
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
テンプレートを表示

真庭市立中央図書館(まにわしりつちゅうおうとしょかん)は、岡山県真庭市勝山にある公共図書館であり、真庭市内に7つある市立図書館のひとつである。

施設構造

[編集]

施設の概要

[編集]

真庭市立中央図書館は築37年の旧真庭市勝山庁舎を再生させた施設である。青木茂によりリファイニング建築された[1]

  • 1F(一般向けフロア)には、一般開架スペース、総合カウンター、貴重書庫、市民活動室、郷土資料室、飲食スペース、対面朗読室がある[1]
  • 2F(児童図書フロア)には、児童開架スペース、貸出カウンター、おはなしの部屋、キッズテラス、キッズスペースがある[1]
  • 3F(学習室・会議室フロア)には、映像シアター、グループ学習室、個別学習室、研修室、会議室がある。グループ学習室と個別学習室は1・2Fの資料を持込可である[1]

真庭市図書館基本構想

真庭市立中央図書館は真庭市図書館基本構想をもとにつくられ、5つの柱がある[2]

  • 「子供の成長に役立つ図書館」
  • 「人づくりに役立つ図書館」
  • 「暮らしに役立つ図書館」
  • 「地域おこし・まちづくりに役立つ図書館」
  • 「文化振興に役立つ図書館」

施設の特徴

[編集]
  • 構 造
本施設は、既存のRC造の設備を最大限に利用し、耐震補強等内外装も一新し、新築同様に蘇らせた。施設内は、CLTを使用し、日本国内初の曲面CLTを採用し、新しい試みも実施している。使用木材量は、CLT材を32.06立方メートル使用し、その他仕上材として、16.81立方メートル、合計48.87立方メートルの木材を使用し、リファイニングされている[3]
  • 設 計
設計者は、株式会社青木茂建築工房。構造の設計者は、有限会社金箱構造設計事務所。設備の設計者は、株式会社森村設計である。
  • 館内施設
館内は図書館機能の他に、観光案内をはじめ学習スペース、子育てスペース、市民利用可能な会議室、シアター等の機能も備えられている。日常的な市民利用だけではなく、勝山町並み保存地区の端部に立地していることから、観光拠点ともなるように開かれた施設である[3]
  • バイオマス棟
同前施設内にあった、重油を使用する空調設備をリファイニングし、木質ペレットを利用したボイラーを導入した[3]

歴史

[編集]

図書館開館前

[編集]
  • 2012年平成24年)3月9日 - 真庭市勝山振興局の庁舎利活用推進委員会設置規程が告示される[4]
  • 2015年(平成27年)10月9日 - 整備案がまとまる[5]
  • 2015年(平成27年)10月14日 - 勝山文化センターで市民説明会が開かれる[5]
  • 2015年(平成27年)10月21日 - 久世エスパスセンターで市民説明会が開かれる[5]
  • 2015年(平成27年)11月 - 真庭市立中央図書館整備基本計画が策定される[6]
  • 2016年(平成28年)1月 - 建設設計業務プロポーザルが実施される。
  • 2016年(平成28年)1月5日~1月26日 - 建設設計業務プロポーザルの受付。参加表明を募集する[7]
  • 2016年(平成28年)2月5日 - 一次審査が実施される。
  • 2016年(平成28年)3月15日 - 二次審査実施の後、最優秀者が選定される[8]
  • 2017年(平成29年)3月21日 - 勝山振興局機能が勝山文化センターに移転される[9]
  • 2017年(平成29年)10月28日 - 旧勝山振興局庁舎の解体見学会が行われる[10]
  • 2018年(平成30年)2月4日 - 真庭市立中央図書館開館に向けての市民ワークショップ第1回「こんな図書館あったらいいな」が開催される。
  • 2018年(平成30年)2月18日 - 真庭市立中央図書館開館に向けての市民ワークショップ第2回「図書館でこんなことができたらいいな」が開催される。
  • 2018年(平成30年)3月18日 - 真庭市立中央図書館開館に向けての市民ワークショップ第3回「わたしたちが図書館でしたいこと」が開催される[11]
  • 2018年(平成30年)3月21日 - 完成見学会が行われる[12]。見学に先立ち、設計を担当した青木茂による「リファイニング建築」についての講演が行われる[13]
  • 2018年(平成30年)6月 - 中央図書館サポーターズが結成される[14]

図書館開館後

[編集]
  • 2018年平成30年)7月3日 - 開館式典が開かれる[15]
  • 2020年(令和2年)4月 - 真庭市教育委員会生涯学習課の課内室として図書館振興室ができ、中央図書館に図書館振興室長1名、参事1名、主幹1名が配属される[16]
  • 2021年(令和3年)5月 - 「真庭市図書館みらい計画(真庭市図書館基本計画・子ども読書活動推進計画)」策定[17]

歴代館長

[編集]

サービス

[編集]
  • 館外貸出
    図書・雑誌20点まで 貸出期間2週間[20]
    CD,DVD等5点まで 貸出期間2週間[20]
  • 開館時間 9:00~19:00[1]
    3階映像シアターは21時まで[1]
  • 休館日 月曜日(休日の場合は翌日)年末年始 特別整理休館日(年間14日以内)[1]
  • 施設利用料
    映像シアター 1時間700円 冷暖房費350円[1]
    シアター設備一式 1100円[1]
    会議室 1時間600円[1]。 冷暖房費300円[1]
  • インターネット
    館内で無料wi-fi利用可能[1]

立地

[編集]

周辺施設

[編集]

アクセス

[編集]

公共交通

自家用車

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 『真庭市立中央図書館公式パンフレット』。 
  2. ^ 真庭市『広報真庭2018年7月号(159号)』、8頁。 
  3. ^ a b c 真庭市立中央図書館パンフレット2018
  4. ^ 真庭市勝山振興局の庁舎利活用推進委員会設置規程”. 2018年12月22日閲覧。
  5. ^ a b c 山陽新聞. (2015年10月9日) 
  6. ^ 真庭市中央図書館整備基本計画を策定しました 真庭市公式ホームページ”. 2022年8月3日閲覧。
  7. ^ 真庭市立中央図書館建設設計プロポーザル AKICHIATLAS.com”. 2022年8月3日閲覧。
  8. ^ 真庭市 中央図書館 設計2次審査を15日 建設ニュース 2016年3月7日”. 2022年8月3日閲覧。
  9. ^ 山陽新聞. (2018年3月19日) 
  10. ^ 青木茂建築工房”. 2018年12月22日閲覧。
  11. ^ 中央図書館ワークショップ2月から 真庭いきいきテレビ”. 2022年8月3日閲覧。
  12. ^ 山陽新聞. (2018年3月22日) 
  13. ^ 青木茂建築工房”. 2018年12月22日閲覧。
  14. ^ 『広報真庭 7月号』真庭市役所、2018年、8頁。 
  15. ^ 山陽新聞. (2018年7月3日) 
  16. ^ 真庭市『真庭市図書館みらい計画(真庭市図書館基本計画・子ども読書活動推進計画)』2021年、35頁。 
  17. ^ 真庭市図書館みらい計画(真庭市図書館基本計画・子ども読書活動推進計画)を策定しました 真庭市公式ホームページ”. 2022年8月3日閲覧。
  18. ^ 『広報真庭 10月号』真庭市役所、2020年、24頁。 
  19. ^ 『広報真庭 5月号』真庭市役所、2022年、24頁。 
  20. ^ a b 平成30年7月現在の真庭市立図書館のごあんない(2018年12月確認)
  21. ^ グーグルマップ”. 2018年12月22日閲覧。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]

ウィキメディア・コモンズには、真庭市立中央図書館に関するカテゴリがあります。