真岡発電所
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真岡発電所 | |
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国 | 日本 |
所在地 |
栃木県真岡市鬼怒ケ丘1丁目12番1 真岡第5工業団地 |
座標 | 北緯36度27分23.9秒 東経139度58分22.2秒 / 北緯36.456639度 東経139.972833度座標: 北緯36度27分23.9秒 東経139度58分22.2秒 / 北緯36.456639度 東経139.972833度 |
現況 | 運転中 |
運転開始 |
1号機:2019年10月 2号機:2020年3月 |
事業主体 | 株式会社コベルコパワー真岡 |
発電所 | |
主要動力源 | 都市ガス |
発電機数 | 2基 |
発電量 | |
定格出力 | 総出力:124.8万kW |
ウェブサイト https://www.kobelco.co.jp/electric_power/ | |
2020年3月現在 |
真岡発電所(もおかはつでんしょ)は栃木県真岡市鬼怒ケ丘1丁目12番1にある神戸製鋼所の真岡製造所に隣接する火力発電所である。
概要
[編集]本発電所は、神戸製鋼所の100%子会社である株式会社コベルコパワー真岡(栃木県真岡市鬼怒ケ丘1丁目12番1、法人番号:2060001027902)が運営している、ガスタービン・コンバインドサイクル発電方式の火力発電所である。国内初の本格的な内陸型火力発電所であり、東京ガスより都市ガスの供給を受ける。
2016年7月に起工し、清水建設・竹中工務店JVが建屋の設計・施工を、富士電機が機器製作・据え付を担当した[1]。総工費は約1,000億円。2019年春から1号機が試運転を開始し、10月に営業運転を開始した。コベルコパワー真岡が電力卸供給事業(IPP事業)として東京ガスのずっとも電気契約者に電力を供給している。 なお、発電所計画は既存(計画中)の燃料用のガス導管、送電線、用地を最大限活用できるとして進められた[2]。
内陸型発電所であり、電源の分散立地によるエネルギーインフラの強靭化に資すると考えられている[2]。
2020年3月、2号機が営業運転を開始し、総出力124.8万kWとなった[3][4]。9月には見学施設「みらいん」 (Meline) が開館する予定[5]。
発電設備
[編集]その他
[編集]- プラント用水は地下水を使用[7]。
- 煙突:地上高さ85m[7]
- 年間ガス使用量:128万トン(1・2号機)[7]
- 内陸火力発電所のため空気冷却式復水器が採用されている[2]。
- 立地する真岡第5工業団地には東京ガスの鬼怒ケ丘バルブステーションがある。
出典
[編集]- ^ “神戸製鋼所/真岡発電所(栃木県真岡市)が起工/施工は清水建設JV”. 日刊建設工業新聞. (2016年7月15日) 2019年10月2日閲覧。
- ^ a b c “内陸型天然ガス火力発電所の事例紹介”. 2019年10月2日閲覧。
- ^ a b c d “株式会社コベルコパワー真岡 真岡発電所2号機の営業運転開始について”. 神戸製鋼所 (2020年3月2日). 2020年7月25日閲覧。
- ^ “神鋼の真岡発電所、2号機が稼働”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2020年3月2日) 2020年7月25日閲覧。
- ^ “神戸製鋼所、真岡発電所に見学施設 9月開館”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2020年7月20日) 2020年7月25日閲覧。
- ^ 株式会社コベルコパワー真岡 真岡発電所1号機の営業運転開始について
- ^ a b c “神鋼真岡発電所建設計画環境影響評価準備書に係る審査書”. 経済産業省 (2016年2月). 2019年10月2日閲覧。