真刀徳次郎
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真刀 徳次郎(しんとう とくじろう、宝暦11年(1761年) - 寛政元年(1789年)6月)は、江戸時代の盗賊。別名、神稲小僧(しんとうこぞう)。
上野出身。神道流の剣術の使い手であったという。数十人の手下を率い、陸奥、常陸、上総、下総、下野、武州を荒らしまわった大盗賊。移動時は公儀の御用であるように偽装し、関所等の警戒網を潜り抜けて押込強盗や海賊行為を重ねていたが、火付盗賊改方の長谷川宣以(平蔵)により捕らえられ、武州大宮宿で手下と共に獄門にかけられた。享年28。
大盗である彼が捕縛されたことは世間を驚かせ(平蔵の子孫である栗本鋤雲や三田村鳶魚もそのことを著書に記している)、捕り手である平蔵の勇名を世間に知らしめる端緒となったらしい。