眞嶋亜有
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眞嶋 亜有(まじま あゆ、1976年 - )は、日本の歴史学、比較文化研究者、明治大学専任講師。専門は近現代日本社会・文化史、比較文化論。
来歴・人物
[編集]東京都生まれ。2004年国際基督教大学大学院比較文化研究科博士課程修了。博士 (学術)、論文の題は「近代日本エリート層における身体美醜と人種意識を巡る社会・文化史的研究 : 1853年-1926年(A social and cultural study on perception of race and aesthetics of the body among elites in modern Japan) 」[1]。 日本学術振興会特別研究員,ハーバード大学ライシャワー日本研究所ポストドクトラル・フェロー、法政大学、国際基督教大学講師、国際日本文化研究センター外来研究員、外来研究員、ハーバード大学ライシャワー日本研究所アソシエイト、ICUアジア文化研究所研究員。2015年明治大学国際日本学部専任講師[2]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『「肌色」の憂鬱――近代日本の人種体験』中公叢書,2014年)
論文
[編集]- 「肉食という近代――明治期日本における食肉軍事需要と肉食観の特徴」『アジア文化研究』別冊11号、ICUアジア文化研究所、2002年
- 「朝鮮牛――朝鮮植民地化と日本人の肉食経験の契機」日本風俗史学会『風俗史学』20号、2003年
- 「身体の〈西洋化〉を巡る情念の系譜――明治・大正期日本における〈一等国〉としての身体美の追求と其の挫折」(武藤浩史、榑沼範久編『運動+(反)成長』慶應義塾大学出版会、2003年)所収
- 「黄色人種という運命の超克――近代日本エリート層の〈肌色〉をめぐる人種的ジレンマの系譜」栗山茂久、北澤一利編『近代日本の身体感覚 』青弓社、2004年)所収
- 「水 虫――近現代日本の栄光とその痕跡」園田英弘編『逆欠如の日本生活文化』(思文閣出版、2005年)所収
- 「20世紀初頭の米国におけるathlete's footの成立」日本生活学会『生活学論叢』第17巻、2010年
- “Skin Color Melancholy in Modern Japan: Japanese Male Elites and Racial Experiences Abroad: 1880s to 1950s” Rotem Kowner and Walter Demel eds, Race and Racism in Modern Asia: Western and Eastern Constructions. Brill in Leiden (2012)