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県犬養 小山守(あがたいぬかい の おやまもり、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。姓は連のち宿禰。県犬養弟足の子とする系図がある[1]。位階は従五位上。
聖武朝の神亀4年(727年)県犬養橘三千代の朝廷への申請により、小山守は一族の五百依・安麻呂・大麻呂らとともに連から宿禰に改姓する。天平19年(747年)従五位下に叙爵された。
孝謙朝の天平勝宝9歳(757年)5月に従五位上に昇叙しているが、同年7月の橘奈良麻呂の乱における動向は不明。
『続日本紀』による。
- ^ 鈴木真年『百家系図稿』巻9,県犬養宿禰(宝賀[1986: 939])
- 『続日本紀2 (新日本古典文学大系14)』 岩波書店、1992年
- 『続日本紀3 (新日本古典文学大系15)』 岩波書店、1995年
- 宇治谷孟訳『続日本紀(上)』講談社〈講談社学術文庫〉、1992年
- 宇治谷孟訳『続日本紀(中)』講談社〈講談社学術文庫〉、1992年
- 竹内理三・山田英雄・平野邦雄編『日本古代人名辞典』1 - 47頁、吉川弘文館、1958年
- 宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年