県犬養唐
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県犬養 唐(あがたいぬかい の もろこし/から、生没年不詳)は、奈良時代の貴族。名は大唐とも記される[1]。姓は宿禰。官位は従五位下・讃岐守。
経歴
[編集]聖武朝の神亀3年(726年)従六位上から三階昇進して従五位下に叙爵されている[1]。
その後、天平16年(744年)の安積親王薨去の記事に、母は夫人正三位県犬養宿禰宿禰広刀自で、唐の娘とあり[2]、天平宝字6年(762年)の広刀自の薨伝には、夫人は讃岐守従五位下の唐の娘であると記されている[3]。以上の記述から、従五位下以上の昇叙は行われず、讃岐国の国司を務めたことだけが伝わっている。
官歴
[編集]『続日本紀』による。