相原康彦
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相原 康彦(あいはら やすひこ、1933年(昭和8年)8月4日[1] - 2020年(令和2年)11月10日)は、日本の工学者。位階は従四位。
工学博士(東京大学)。東京大学名誉教授、航空工学の権威として知られる。
略歴
[編集]- 1933年(昭和8年) - 生まれる。
- 1951年(昭和26年) - 東京大学工学部航空学科卒業
- 1963年(昭和38年)6月24日 - 工学博士(東京大学)取得
- 1986年(昭和61年) - 第18代日本航空宇宙学会会長に就任。2001年まで務める。
- 1998年(平成10年) - 航空事故調査委員会委員長に就任
- 2001年(平成13年)2月27日 - 電子航法研究所の監事に就任
- 2002年(平成14年)12月13日 - 文部科学省航空科学技術委員会委員主査に就任
- 2020年(令和2年)11月10日 - 上部消化管出血のため死去[2]。87歳没。死没日をもって従四位叙位、瑞宝重光章追贈[3]。
著作物
[編集]著書
[編集]- 1984年(昭和59年) - 『工学基礎講座16 : 「流れの力学:基礎と応用」』 培風館 ISBN 4-563-03261-1
共著
[編集]- 1991年(平成3年) - 『応用空気力学:次世代航空機をめざして』 森下悦生 東京大学出版会 ISBN 4-13-062800-3
博士論文
[編集]報告書
[編集]- 航空宇宙技術研究所報告
- 1964年(昭和39年)~1965年(昭和40年) - 『TR-73 軸対称澱み点付近の溶融層の安定性』
- 1966年(昭和41年)~1967年(昭和42年) - 『TM-98 40kWプラズマ発生装置の諸特性』
- 1967年(昭和42年)~1968年(昭和43年) - 『TR-149 よどみ点におけるグラファイトのアブレーションの実験的研究』
- 『TR-151 空気力学的加熱の少ない極超音速飛しよう体』
- 文部省科学研究費補助金研究成果報告書
- 1981年(昭和56年) - 『STOL性等、我国で開発すべき低速航空機の性能向上のための空気力学的研究』東京大学
- 1983年(昭和58年)~1984年(昭和59年) - 『航空機の空力設計のためのCADの研究』東京大学
- 1988年(昭和63年)~1990年(平成2年) - 『極超高速長距離輸送機(HST)の空気力学的研究』東京大学
親族
[編集]脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.783。
- ^ “相原康彦さん死去 元航空事故調査委員会委員長、東大名誉教授”. 東京新聞. (2020年11月14日) 2020年11月15日閲覧。
- ^ 『官報』第398号7-8頁 令和2年12月21日号