益子正文
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益子 正文(ますこ まさぶみ、1949年 - )は日本の工学者、工学博士。東京工業大学名誉教授。元日本トライボロジー学会会長。専門は化学工学。
経歴
[編集]1968年に東京都立大学附属高等学校、1972年に東京農工大学工学部工業化学科を卒業。東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻へ進学する。1977年に同大学大学院博士課程を満期退学後、東京工業大学助手となり、1979年に工学博士を取得した。1987年に東京工業大学理工学部国際交流センター助教授となり、1991年に工学部化学工学科へ異動し、1998年に教授へ昇格した。その後、東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻教授を務める。
この間、1991年~1992年にNASA Lewis Research Center, NRC Research Associateとなる。また、2007年に自動車技術会のフェローとなった。2013年度日本トライボロジー学会会長[1]。専門分野はトライボロジー、石油製品化学、応用界面工学である。
学協会
[編集]国内では日本トライボロジー学会、化学工学会、石油学会、日本機械学会、自動車技術会に所属し、海外ではSociety of Tribologists and Lubrication Engineers(USA)で活動している。
受賞
[編集]- 1996年:Award for the Creative Development of a Technical Innovation(NASA)
- 1997年:日本トライボロジー学会論文賞
- 2007年:I Mech E, 2006 PE Publishing Award (Best Paper)
著書
[編集]- 『トライボロジーの基礎』(共著、加藤孝久、培風館、2004年)