盆ノ木至
ぼんのき いたる 盆ノ木 至 | |
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生誕 | 1990年7月3日(34歳)[1] |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2013年 - |
代表作 | 『吸血鬼すぐ死ぬ』[2] |
受賞 | 第80回『週刊少年チャンピオン』『別冊少年チャンピオン』合同新人まんが賞佳作(「吸血鬼すぐ死ぬ」) |
盆ノ木 至 | |
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YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 | 2021年 - |
ジャンル | 雑談・ゲーム実況 |
登録者数 | 3.71万人 |
総再生回数 | 228万回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年1月15日時点。 |
盆ノ木 至(ぼんのき いたる、1990年7月3日[1] - )は、日本の男性[3]漫画家[2]。神奈川県出身[1]。2013年に『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)に掲載した「吸血鬼すぐ死ぬ」の読み切りでデビュー[4][2]。2015年から同誌にて、同作を連載している[5]。主に同誌で活動[2]。
来歴
[編集]デビュー
[編集]盆ノ木が出張編集部に持ちこみを行ったことにより、秋田書店の編集者である福田裕子と出会う[6]。2013年、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)と『別冊少年チャンピオン』(同)合同新人まんが賞に応募した「吸血鬼すぐ死ぬ」が第80回佳作を受賞[7][4][2]。同年、同作を『週刊少年チャンピオン』30号に掲載し、デビューを果たす[7][4][2]。
ONEのアシスタント時代
[編集]デビュー作の読み切りの掲載後[4][8]、「セカンドデビューができなくて苦しんでいた」盆ノ木は、漫画を描くことができない状況に陥っていた[8]。そんなタイミングで、ONEがアシスタントの募集をしていた[8]。もともと『ワンパンマン』や『モブサイコ100』をかじりついて読むほどONEのファンであった盆ノ木は、「ダメ元」で「応募だけでも」と考え、原稿を送ったところ、親と進路の話をしている時に採用の電話を受ける[8]。この時の原稿についてONEは、「プロみたいな人から応募が来たな」と思ったと話している[8]。ONEによると「キャラクターもギャグも、最初から自分で答えを持ってた」ため、盆ノ木は「最初から細かい指示はしなくてもいい感じに背景とかを描いて」いた[8]。盆ノ木はONEからComicStudioの使い方や、アシスタントへの指示の方法などを学んだと話している[8]。
2014年、『週刊少年チャンピオン』36・37合併号より魔法使いを描いたギャグ作品「マリリーン大魔法研究所」の短期集中連載を開始し[9]、同年39号で終了[10]。
『吸血鬼すぐ死ぬ』の連載開始から休載
[編集]「もともと吸血鬼にまつわる民間伝承が好き」な盆ノ木は[8]、2014年、『週刊少年チャンピオン』にてすぐに死ぬ吸血鬼が登場する『吸血鬼すぐ死ぬ』の読み切りを掲載[11][5]。短期連載も人気を得ていたが、当時の担当編集者であった福田が同作の連載を希望したことにより[6]、2015年より同作を「ブラッシュアップした」連載を開始[5][12]。連載の立ち上げから1年ほどで、福田が販売部に異動となったことにより、担当編集者が変更となる[6]。
2017年、「日刊月チャン」(同)のサイトが開設され、同作のアルマジロのジョンが主役のスピンオフ作品『ほぼ日刊アルマジロのジョン』の連載を開始[13][14]。2021年、『吸血鬼すぐ死ぬ』がテレビアニメ化される[15]。
2023年、『マンガクロス』(同)にてゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』のコミカライズ『NEEDY GIRL OVER DOSE RUN WITH MY SICK』の連載が開始となり、盆ノ木は同作の原作を担当[16]。盆ノ木が原作を担当するのは、同作が初となる[17]。
2023年5月から、盆ノ木の体調不良により『吸血鬼すぐ死ぬ』を休載[18]。同年10月、難病の胸椎黄色靱帯骨化症であることを発表[19]。
人物
[編集]影響を受けた人物にONEを挙げている[8]。特に『吸血鬼すぐ死ぬ』のロナルド吸血鬼退治事務所は『モブサイコ100』の霊とか相談所から、「ハンターたちが街でわちゃわちゃやってる」場面は『ワンパンマン』から影響を受けている[8]。
好きな動物はアルマジロで[8]、『吸血鬼すぐ死ぬ』に登場している[20]。『モブサイコ100』の第9巻の「霊幻が記者会見したあと、テレビに「しばらくお待ち下さい」って表示されるシーン」のアルマジロは、アシスタントをしていた盆ノ木が「好きな動物描いていいよ」と言われて描いたのだという[8]。
作品リスト
[編集]漫画作品
[編集]- 凡例
- 〈種〉連載か読切かで2種に大別。
- 〈収録〉未:単行本未収録。
連載作品 | 読切作品 |
作品名 | 種 | 発行 | 掲載 | 収録 | 注記 | |
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1 | 吸血鬼すぐ死ぬ | 読切 | 秋田書店 | 週刊少年チャンピオン 2013年30号[2][21] 週刊少年チャンピオン 2014年41号[11] |
未[注釈 1] | デビュー作[2][21]。吸血鬼とハンターを描くギャグ[23]。 |
2 | マリリーン大魔法研究所 | 連載 | 秋田書店 | 週刊少年チャンピオン 2014年36・37合併号[24][9] - 39号[10] | 未 | 短期集中連載[9]。魔法使いを題材としたギャグ[9]。 |
3 | 吸血鬼すぐ死ぬ | 連載 | 秋田書店 | 週刊少年チャンピオン 2015年30号[5] - 連載中[注釈 2] | — | 「バーニングサマー新連載大攻勢第4弾」作品[25]。吸血鬼とハンターを描くギャグ[20]。 |
4 | ほぼ日刊アルマジロのジョン | 連載 | 秋田書店 | 日刊月チャン 2017年10月6日[13] - 連載中[注釈 2] | — | 『吸血鬼すぐ死ぬ』のアルマジロのジョンが登場するカラーイラスト連載[13]。単行本のタイトルは『アルマジロのジョン from 吸血鬼すぐ死ぬ』[14]。 |
5 | NEEDY GIRL OVER DOSE RUN WITH MY SICK | 連載 | 秋田書店 | マンガクロス 2023年3月21日[16] - 連載中[注釈 2] | — | 初原作担当作品[17]。ゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE』のコミカライズ[16]。 |
書籍
[編集]書誌情報の詳細などについてはリンク先の各記事を参照。
- 凡例
- 〈レーベル〉SCC:少年チャンピオンコミックス / SCCE:少年チャンピオンコミックス・エクストラ
書名 | 出版社 | レーベル | 発行年 | 判型 | 巻数 | 注記 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 吸血鬼すぐ死ぬ | 秋田書店 | SCC | 2015年 - | 新書 | 25[注釈 2] | |
2 | アルマジロのジョン from 吸血鬼すぐ死ぬ | 秋田書店 | SCCE | 2019年 - | B6 | 3[注釈 2] |
その他
[編集]- 刃牙シリーズ25周年コラボイラスト(『週刊少年チャンピオン』2016年43号[26]) - 同誌に連載を持つ作家として作品とコラボしたイラストを寄稿[26]
- 『週刊少年チャンピオン』創刊50周年記念歴代作家陣描きおろしお祝い色紙両面ピンナップポスター(『週刊少年チャンピオン』2019年33号付録[27]) - 色紙とコメント掲載[27]
- 『魔入りました!入間くん』描きおろしイラスト(『魔入りました!入間くん公式アンソロジー 放課後の!入間くん』1巻収録[28])
- 刃牙シリーズ30周年記念企画お祝いイラスト(『週刊少年チャンピオン』2021年44号[29])
- マンガ家の"うちの子"自慢 第1回 盆ノ木至(「コミックナタリー」2022年4月25日[30]) - 「ペット自慢エピソード」漫画寄稿[30]
作詞
[編集]関連人物
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “作品紹介 #8”. ガチあげ!. 一般社団法人横浜市商店街総連合会. 2022年6月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “盆ノ木 至(漫画家)”. マンガペディア. 2022年5月8日閲覧。
- ^ “盆ノ木至の一覧 プロフィール”. BookLive!. 凸版印刷グループ. 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b c d “盆ノ木至”. コミックナタリー (ナターシャ) 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b c d “週チャンですぐ死ぬ吸血鬼描くギャグ新連載、「実は私は」アフレコレポも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年6月25日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b c “「僕の心のヤバイやつ」「吸血鬼すぐ死ぬ」の福田裕子(秋田書店 ヤングチャンピオン編集部)”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年11月1日) 2022年11月1日閲覧。
- ^ a b week_championのツイート(350110324919250944)
- ^ a b c d e f g h i j k l m “「吸血鬼すぐ死ぬ」盆ノ木至が、師匠である「モブサイコ100」のONEと対談!ONEによる描き下ろしイラストも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年10月28日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b c d “バチバチBURST&名探偵マーニー、W最終回”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年8月7日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b “弱ペダW付録が週チャンに、荒北クオカ全サも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年8月28日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b “週刊少年チャンピオン 2014年41号”. 秋田書店. 2022年5月8日閲覧。
- ^ “吸血鬼すぐ死ぬ(漫画)”. マンガペディア. 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b c “4コママンガが毎日読める日刊月チャン開設、ドット絵版「クローズ」など”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年10月6日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b “「吸血鬼すぐ死ぬ」アルマジロのジョンが主役のスピンオフ、ぬいぐるみも登場”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年4月8日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ “アニメ「吸血鬼すぐ死ぬ」放送は10月、シリアスなPVやビジュアルを公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年3月27日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b c “「NEEDY GIRL OVERDOSE」,MV第2弾“INTERNET YAMERO”を公開。ゲーム本編とサントラが30%オフの記念セールもSteamでスタート”. 4Gamer.net. Aetas (2023年3月17日). 2023年3月21日閲覧。
- ^ a b 「マンガクロスにて昇天新連載 盆ノ木至初原作!!」『週刊少年チャンピオン』2023年16号、秋田書店、2023年3月16日、118頁。
- ^ “「吸血鬼すぐ死ぬ」次号週チャンよりしばらく休載、盆ノ木至の体調不良のため”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年5月8日) 2024年1月22日閲覧。
- ^ “『吸血鬼すぐ死ぬ』作者、難病であることを明らかに 胸椎黄色靱帯骨化症で「数ヶ月前から背中がハゲるかってくらい痛み続けてあちこち検査」”. ねとらぼ. ITmedia (2023年10月25日). 2024年1月22日閲覧。
- ^ a b “最弱の吸血鬼と苦労人ハンターの同居ギャグ「吸血鬼すぐ死ぬ」1巻、特典も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年12月8日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b “週刊少年チャンピオン 2013年30号”. 秋田書店. 2022年5月8日閲覧。
- ^ 盆ノ木至『吸血鬼すぐ死ぬ』 2巻、秋田書店、2016年4月15日、141頁。ISBN 978-4-253-22280-8。
- ^ “WEBマンガ「Champion タップ!」に阿部共実の新連載など”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年6月27日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ “週刊少年チャンピオン 2014年36・37合併号”. 秋田書店. 2022年5月8日閲覧。
- ^ “週刊少年チャンピオン 2015年30号”. 秋田書店. 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b “刃牙25周年!週チャンで嘘喰い&テラフォとコラボ、他誌作家からもお祝い”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年9月21日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b “チャンピオン50周年!60組以上の作家が祝福、「ドカベン」カラー再現掲載も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年7月18日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ “「入間くん」アンソロジー単行本化、板垣巴留・桜井のりお・盆ノ木至・渡辺航ら参加”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年6月8日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ “「刃牙」30周年ッ!板垣恵介×高橋留美子、「ケンガンオメガ」コラボなど週チャンに”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月30日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ a b “マンガ家の"うちの子"自慢 第1回”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年4月25日) 2022年5月8日閲覧。
- ^ “ういにゃす ヴァモネさんのテーマ”. うたネット. ページワン. 2023年2月8日閲覧。
- ^ “「吸血鬼すぐ死ぬ」キャラクターソング入りサウンドトラック①”. 吸血鬼すぐ死ぬ 公式サイト. 2023年2月8日閲覧。
- ^ “わかってたよ(フルバージョン)”. mysound. ヤマハ. 2023年6月14日閲覧。
- ^ “「吸血鬼すぐ死ぬ」キャラクターソング入りサウンドトラック②”. 吸血鬼すぐ死ぬ 公式サイト. 2023年6月14日閲覧。
- ^ a b “週刊少年チャンピオン50周年 対談連載第4回 武川新吾(週刊少年チャンピオン編集長)×沢考史(週刊少年チャンピオン前編集長)”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年7月18日) 2022年5月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- 盆ノ木至 (@bonnoki) - X(旧Twitter)