皮膚糸状菌症
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皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう、英: dermatophytosis)とは子嚢菌門の皮膚糸状菌群の感染を原因とする感染症。皮膚糸状菌は表皮の角質層、被毛、爪鉤において増殖する。人獣共通感染症の一つ。皮膚真菌症に含まれる。
皮膚糸状菌の種類
[編集]Microsporum属(小胞子菌属)、Trichophyton属(白癬菌属)、Epidermophyton属(表皮菌属)が知られている。一例としてT. verrucosmはウシやヒトに感染する。
疾患の種類
[編集]検査
[編集]- ウッド灯検査 - M. canis や M. equinum などが被毛で増殖している場合、ウッド灯を当てると黄緑色蛍光を発する。
- 皮膚真菌検査(KOH検査)による直接鏡検
- 真菌培養
- トリコフィチン反応
治療
[編集]治療には抗真菌剤を用いるが、若干、疾患によって使用の仕方が異なるので注意が必要である。
参考文献
[編集]- 日本獣医内科学アカデミー 編『獣医内科学(小動物編)』文永堂出版、2005年。ISBN 4830032006。
- 獣医学大辞典編集委員会編集 編『明解獣医学辞典』チクサン出版、1991年。ISBN 4885006104。