白鳥調べ
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白鳥調べ[注釈 1](Swan upping)とはイギリスのテムズ川で毎年7月行われる白鳥(コブハクチョウ)の個体数調査である[1]。
歴史
[編集]12世紀、白鳥はイギリス王室の象徴であると同時に食料として扱われており、第三者が白鳥を所有するには「白鳥マーク」を政府から購入する必要があった[2]。これに関連して、マークのついていない白鳥はすべて王室のものとする宣言が出された[3]。以上のことから、白鳥調べが行われるようになった[2][4][1]。
白鳥が食料とみなされなくなった後も、15世紀には葡萄酒商同業組合と染色工組合という2つのギルドが「白鳥マーク」を購入したほか、白鳥調べも自然保護などの意味合いで継続された[2]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 毎日新聞では「スワン・アッピング」と記されている。
出典
[編集]- ^ a b “世界の雑記帳:英テムズ川で「女王の白鳥」調査がスタート、800年続く伝統行事”. 毎日新聞 (2019年7月16日). 2025年1月5日閲覧。
- ^ a b c Taylor, Elise (2018年8月2日). “女王が所有する白鳥は何羽? 英王室に伝わる奇妙な伝統「白鳥調べ」。”. Vogue Japan. 2025年1月5日閲覧。
- ^ “英国伝統の「白鳥調べ」、今年も実施”. www.afpbb.com (2009年7月21日). 2025年1月5日閲覧。
- ^ “英テムズ川で「白鳥調べ」 12世紀から続く伝統行事”. www.afpbb.com (2023年7月18日). 2025年1月5日閲覧。