コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

白符駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
白符駅
しらふ
Shirafu
渡島福島 (2.7 km)
(2.8 km) 渡島吉岡
地図
所在地 北海道松前郡福島町字白符
北緯41度27分51秒 東経140度14分43.4秒 / 北緯41.46417度 東経140.245389度 / 41.46417; 140.245389座標: 北緯41度27分51秒 東経140度14分43.4秒 / 北緯41.46417度 東経140.245389度 / 41.46417; 140.245389
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 松前線
キロ程 35.9 km(木古内起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1957年昭和32年)1月25日
廃止年月日 1988年(昭和63年)2月1日
備考 松前線廃線に伴い廃駅
テンプレートを表示
1976年の白符駅と周囲約500 m範囲。左が松前方面。木古内方のトンネルの手前、築堤上の海側に簡易ホームが確認できる。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

白符駅(しらふえき)は、北海道渡島支庁松前郡福島町字白符にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)松前線廃駅)である。事務管理コードは▲141506[1]

歴史

[編集]

年表

[編集]

駅名の由来

[編集]

当駅が所在した地名より。地名は、アイヌ語の「チロプ」(鳥の多い所)に由来する[6][7]とされるがはっきりせず、以前この地にが群棲しており、うち1羽の白鷹が群れの長であったらしいことから、「白符」は「白鷹」の意であるともされる[6]

駅構造

[編集]

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の東側(松前方面に向かって左手側)に存在した[8]

開業当時からの無人駅[4]、駅舎はなくアプローチ階段入口付近に待合所を有した[8]

利用状況

[編集]
  • 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は65人[8]

駅周辺

[編集]

周囲よりも高い場所にあり、トンネルに挟まれていた[8]。駅前には、水産加工場があった[8]

駅跡

[編集]

2010年(平成22年)時点では駅関連施設は何も残っていない[11]が、2012年(平成24年)時点では駅へのアプローチ階段と、道路橋の橋台が残存していた[12]。駅の両端にあったトンネルは、コンクリートで塞がれている。

隣の駅

[編集]
北海道旅客鉄道(JR北海道)
松前線
渡島福島駅 - 白符駅 - 渡島吉岡駅

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、219頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  2. ^ a b 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)183ページより。
  3. ^ a b 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)27ページより。
  4. ^ a b 「通報 ●江差線神明駅並びに松前線白符駅及び及部駅の設置について(営業局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1957年1月21日、2面。
  5. ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、829頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  6. ^ a b 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)179-180ページより。
  7. ^ a b c チロップ館 (旧 北海道福島町立白符小学校)”. 福島パソコン同好会. 2010年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月23日閲覧。
  8. ^ a b c d e f 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)62ページより。
  9. ^ a b c 福島町チロップ館”. 北海道デジタルミュージアム. 北海道. 2023年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月23日閲覧。
  10. ^ 学校教育の歴史”. 学校教育. 福島町. 2024年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月23日閲覧。
  11. ^ 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)164ページより。
  12. ^ 書籍『北海道の大地から消えた鉄道風景』(撮影:上田哲郎、エムジー・コーポレーションMG BOOKS、2012年3月発行)125ページより。

関連項目

[編集]