発酵研究所
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公益財団法人発酵研究所(はっこうけんきゅしょ、英称:Institute for Fermentation, Osaka(IFO))は、日本の公益財団法人である。
1944年12月に内閣技術院と武田薬品工業株式会社との共同出資により、有用微生物の収集・保存・分譲および航空用の燃料、医薬品、食料の生産研究を目的として設立されたが、現在はこれらの事業を他機関へ譲渡し、研究助成事業を中心とした活動を行っている。
公益法人制度改革に伴い、2011年4月1日に公益財団法人に移行した。
概要
[編集]なお特許寄託株の分譲は既に終了しており、動物細胞株および所員を平成13年4月にヒューマンサイエンス振興財団研究資源バンク(現・国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所)へ、微生物株および所員を平成26年3月10日に製品評価技術基盤機構特許寄託センター(NPMD)に移管している[1][2]。平成15年度から現在に至るまで、研究助成事業を中心とした活動をおこなっている。
沿革
[編集]- 1944年12月 - 内閣技術院と武田薬品工業との共同出資により、航空醗酵研究所設立。
- 1945年11月 - 文部省(現・文部科学省)所管の財団法人となり、財団法人醗酵研究所に名称変更。
- 1960年6月 - 応用研究部門を武田薬品工業に移管。
- 1961年5月 - 財団法人発酵研究所に名称変更。
- 2000年12月 - 文部省と通商産業省(現・経済産業省)との共管となる。
- 2002年7月 - 研究資源の大部分を、独立行政法人製品評価技術基盤機構・生物遺伝資源センターに移管。
- 2011年4月 - 公益財団法人に移行。
脚注
[編集]- ^ “発行研究所HP 年表”. 2020年3月9日閲覧。
- ^ “発行研究所HP 事業紹介”. 2020年3月9日閲覧。