発端丈山
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発端丈山 | |
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北西から望む発端丈山と内浦湾 | |
標高 | 410 m |
所在地 |
日本 静岡県沼津市・伊豆の国市 |
位置 | 北緯35度0分46.4秒 東経138度54分11.6秒 / 北緯35.012889度 東経138.903222度座標: 北緯35度0分46.4秒 東経138度54分11.6秒 / 北緯35.012889度 東経138.903222度 |
山系 | 静浦山地 |
種類 | 火山岩頸[1] |
プロジェクト 山 |
発端丈山(ほったんじょうさん[2]、ほんたんじょうやま[3])は、静岡県沼津市と伊豆の国市の境界にある標高410 mの山である。
概要
[編集]駿河湾の湾奥に面した低山である。山麓にある支湾の内浦湾には宿泊施設が並び、伊豆・三津シーパラダイスがある。
南北朝時代に畠山国清が発端丈山に三津城を構えたという史料が残っている[4]。1361年に国清は弟二人と共に、この三津城と、伊豆の国市の金山城、伊豆市の修善寺城に立て籠もり、鎌倉公方勢と戦い、翌年に降伏した[5][6]。
登山
[編集]登山やハイキングの対象となる山で、数本の登山道が開設されている。「静岡の百山」のひとつとして静岡百山研究会に選定されている。山頂は北西方向が開けており、駿河湾と富士山が眺められるが[2]、麓の海岸線は木々によって遮られ見えない。富士山までの距離は約42 km[3]。ただし山腹の展望台からは駿河湾奥部の海岸線が一望できる。伊豆の国市の城山や葛城山を含めたコースで歩くハイカーもいる[2]。三津からのコースは静岡県版「山のグレーディング」検討会により、技術的難易度が「ランクA/(A-E)」(低い-中程度)、体力度が「1/1-10」(低程度、日帰りが可能)とされている[7]。ハイキングの文脈では、この城山、葛城山、発端丈山を「伊豆三山」と総称することも多い[8][9]。
脚注・出典
[編集]- ^ 伊豆の低山を歩く ジオてくの楽しみ(2) 城山・葛城山・発端丈山 - 伊豆新聞、2017年4月17日閲覧
- ^ a b c 成美堂出版編集部 (2004)、108-109頁
- ^ a b 佐古 (2011)、122頁
- ^ 太平記や豆州志稿
- ^ 出典: 伊豆市観光情報:修善寺城址 - 伊豆市、2017年4月閲覧
- ^ 出典: 畠山国清 - コトバンク、2017年4月閲覧
- ^ 静岡県版「山のグレーディング」検討会 (2015年5月15日). “静岡県 山のグレーディング~無雪期・好天良好時の「登山ルート別 難易度評価」~” (PDF). 静岡県. pp. 1. 2016年11月24日閲覧。
- ^ 伊豆三山ハイキングマップ - 伊豆の国市観光協会
- ^ 伊豆三山 - にっぽん百名山/NHK
参考文献
[編集]- 佐古清隆『富士山の見える山 ベストコース45』山と溪谷社〈ヤマケイアルペンガイドNEXT〉、2011年10月5日。ISBN 978-4635014427。
- 成美堂出版編集部 編『ゆっくり登れる富士山と富士山の見える山』成美堂出版、2004年4月。ISBN 4415099467。
外部リンク
[編集]- 発端丈山 - 沼津市観光WEB
- 伊豆の低山を歩く ジオてくの楽しみ(2) 城山・葛城山・発端丈山 - 伊豆新聞