痣使い
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痣使い | |
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漫画:痣使い | |
作者 | こなみ詔子 |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | ITAN |
レーベル | 講談社コミックプラス |
発表号 | 2010年1号 - |
巻数 | 既刊1巻 |
テンプレート - ノート | |
ポータル | 漫画 |
『痣使い』(あざつかい)は、こなみ詔子による日本の漫画作品。『ITAN』(講談社)にて2010年1号(同年6月発売)から連載されている[1]。単行本は既刊1巻。
あらすじ
[編集]双子のイケメン兄弟、市川円(つぶら)と市川基(もとい)。基の胸には痣があり、円によると痣は父親から継承したもので、パートナーたる「マザー」を選ぶ日がいずれ来るという。意味が分からず、基は痣を気味悪がるばかりだった。
父親を亡くした少女・小出蜜は、父親の悪口を言う親戚の家にいることを拒み、ホームレスとなっていた。その日も泊まる場所を探していた蜜は、キラキラと輝くような円と基を見て、別世界の住人のようだと感じていた。すると突然、基の体が引っ張られるように走り出し、公園にいた蜜の元へたどり着く。蜜が基の「マザー」だと感づいた円は蜜を自宅へ連れ帰る。小汚い格好をした蜜を見て、どうせならキレイなギャルが良かったとぼやく基だったが、円が蜜を風呂に入らせ伸びっぱなしだった髪を切ると、基が見違えるほど可愛らしい女の子へと変身した。
家がない蜜は、2人の好意で市川家に滞在することになり、円から小さな男の子の世話を頼まれる。蜜は男の子に夜空(ルウ)と名付け可愛がるが、ルウに指を吸われた途端、意識を失ってしまう。朝にはルウは姿を消し、夜になるとまた蜜のところへやってくるようになり、会う度に成長し、基に似ていった。円を問い詰めたルウは、自分が基の痣の化身で、蜜の寿命を吸い取って成長していること、円もまた痣を持つことを知らされる。ルウと円の話を聞いてしまった蜜は、ルウの飼育を続けるかどうかの選択を迫られ、ルウを死なせたくない蜜はルウを育てる道を選ぶ。
登場人物
[編集]- 市川 円
- 痣使い。高校生。
- 市川 基
- 痣使い。円の双子の弟。
- 小出 蜜
- ホームレスの少女。基の痣のマザー。
- 夜空(ルウ)
- 基から覚醒した痣。
同時収録作品
[編集]- 死島使い(しまつかい)
- 『痣使い』のプロトタイプとなった作品で、作者の別作品『鈍色幻視行』にも登場する。
- 子昏島(しこんじま)で唯一のホテルを営む兄弟の背中には、合わせると島の形になる痣があり、証拠の残らない殺しの依頼を請け負っていた。ある日、小さな子供を連れた女が島を訪れ、娘の殺害を依頼する。
書誌情報
[編集]- こなみ詔子 講談社〈KC ITAN〉 既刊1巻
- 『痣使い -覚醒編-』 2011年7月7日発売[2]、ISBN 978-4-06-380524-6
出典
[編集]- ^ “ITAN 1号 6/25 (金) 発売!”. こなみDIARY (2010年6月25日). 2016年2月23日閲覧。
- ^ “ITANコミックスが7月7日誕生、ARIAと合同でフェアを開催”. コミックナタリー. ナターシャ (2011年7月4日). 2016年2月23日閲覧。