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ハマビシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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ハマビシ
ハマビシ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: ハマビシ目 Zygophyllales
: ハマビシ科 Zygophyllaceae
: ハマビシ属 Tribulus
: ハマビシ T. terrestris
学名
Tribulus terrestris L.
和名
ハマビシ(浜菱)
Tribulus terrestris

ハマビシ(浜菱、学名: Tribulus terrestris)は、南アジアから東欧にかけてみられるハマビシ科多年草である。砂浜に生える海浜植物であるが、乾燥地帯では内陸にも生育する。リンネの『植物の種』(1753年) で記載された植物の一つである[1]

日本では東北を除く本州-四国九州にかけての温暖な海岸に自生する。全草が棘に覆われており、7-10月頃に黄緑色の小さな5弁花を花茎の先に一つ咲かせる。花のあとには直径1センチメートルぐらいの硬く棘のある菱形の実を付ける。

利用

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欧米では、体内のテストステロン量を保つ作用があるハーブとして、健康食品などに入れられている。

また、果実を乾燥したものは蒺藜子(しつりし)という生薬で、利尿、消炎作用があるとされる。

保全状況

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日本においては近年、海浜の環境破壊により生育数が激減しており、環境庁により絶滅危惧IB類に指定されている。各県のレッドデータブックでも同様の扱いである。

脚注

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  1. ^ Linnaeus, Carolus (1753) (ラテン語). Species Plantarum. Holmia[Stockholm]: Laurentius Salvius. p. 387. https://www.biodiversitylibrary.org/page/358406 

外部リンク

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