コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

畑裕子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

畑 裕子(はた ゆうこ[1]、本名ひろこ[1]1948年5月13日[2] - 2014年5月3日[1])は日本の作家。近畿地方に関する紀行文や小説、歴史小説を残した。夫は元大阪市立大学教授(環境学)の畑明郎[3]

生涯

[編集]

京都府大宮町(現在の京丹後市)出身[1]奈良女子大学文学部国文学科を卒業後、京都府内で11年間公立中学校の国語教師を務める[1][4]。1979年(昭和54年)に滋賀県蒲生郡竜王町に転居[1][4]

1993年(平成5年)、小説「面・変幻」で第5回朝日新人文学賞を受賞[1][5]。翌1994年(平成6年)には短編小説「姥が宿」で第41回地上文学賞を受賞[1][5]。2009年(平成21年)の『天上の鼓』で滋賀県文学祭芸術祭賞[4]

2014年5月3日、肺癌で死去[1][3]

著書

[編集]

刊行物

[編集]

小説

[編集]
  • 「姥が宿」
  • 「面・変幻」
  • 「月童篭り」
  • 「天上の鼓」
  • 「天の衣山」
  • 「虹の懸橋」
  • 「花不動」
  • 「婆さまとゆきべえ」
  • 「臍の緒、五つ」

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i 滋賀報知新聞、2014年5月15日付、京滋舞台の小説、文学紀行 作家・畑裕子氏が死去。2021年7月8日閲覧。
  2. ^ 『現代物故者事典2012~2014』(日外アソシエーツ、2015年)p.460
  3. ^ a b サンライズ出版、ニュース、2015年3月16日付、畑裕子著『女たちの義経物語』が滋賀民報で紹介されました および。2021年7月8日閲覧。
  4. ^ a b c Amazon、『女たちの義経物語:近江国鏡宿傀儡女譚』著者略歴。2021年7月8日閲覧。
  5. ^ a b 奈良県公式サイト、奈良県観光局ならの観光力向上課、「歩く・なら 奈良を歩きたくなるさわやかエッセイ」、畑裕子、悲恋の影姫伝説が残る、北・山辺の道を歩く。2021年7月8日閲覧。

関連項目

[編集]