畑裕子
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畑 裕子(はた ゆうこ[1]、本名ひろこ[1]、1948年5月13日[2] - 2014年5月3日[1])は日本の作家。近畿地方に関する紀行文や小説、歴史小説を残した。夫は元大阪市立大学教授(環境学)の畑明郎[3]。
生涯
[編集]京都府大宮町(現在の京丹後市)出身[1]。奈良女子大学文学部国文学科を卒業後、京都府内で11年間公立中学校の国語教師を務める[1][4]。1979年(昭和54年)に滋賀県蒲生郡竜王町に転居[1][4]。
1993年(平成5年)、小説「面・変幻」で第5回朝日新人文学賞を受賞[1][5]。翌1994年(平成6年)には短編小説「姥が宿」で第41回地上文学賞を受賞[1][5]。2009年(平成21年)の『天上の鼓』で滋賀県文学祭芸術祭賞[4]。
著書
[編集]刊行物
[編集]- 『明智光秀ゆかりの地を歩く』(サンライズ出版編)、サンライズ出版、2019年
- 『女たちの義経物語:近江国鏡宿傀儡女譚』、サンライズ出版、2015年
- 『百歳物語―絶望の大地に咲く花』、素人社、2012年
- 『江』、角川マーケティング(角川グループパブリッシング)、2011年
- 『天上の鼓』、サンライズ出版、2009年
- 『花々の系譜―浅井三姉妹物語』、サンライズ出版、2009年
- 『源氏物語の近江を歩く(近江旅の本)』、サンライズ出版、2008年
- 『近江戦国の女たち』、サンライズ出版、2005年
- 『椰子の家』、素人社、1995年
- 『面・変幻』、朝日新聞社、1994年
- 『近江百人一首を歩く(淡海文庫)』、サンライズ出版、1994年
小説
[編集]- 「姥が宿」
- 「面・変幻」
- 「月童篭り」
- 「天上の鼓」
- 「天の衣山」
- 「虹の懸橋」
- 「花不動」
- 「婆さまとゆきべえ」
- 「臍の緒、五つ」
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i 滋賀報知新聞、2014年5月15日付、京滋舞台の小説、文学紀行 作家・畑裕子氏が死去。2021年7月8日閲覧。
- ^ 『現代物故者事典2012~2014』(日外アソシエーツ、2015年)p.460
- ^ a b サンライズ出版、ニュース、2015年3月16日付、畑裕子著『女たちの義経物語』が滋賀民報で紹介されました および。2021年7月8日閲覧。
- ^ a b c Amazon、『女たちの義経物語:近江国鏡宿傀儡女譚』著者略歴。2021年7月8日閲覧。
- ^ a b 奈良県公式サイト、奈良県観光局ならの観光力向上課、「歩く・なら 奈良を歩きたくなるさわやかエッセイ」、畑裕子、悲恋の影姫伝説が残る、北・山辺の道を歩く。2021年7月8日閲覧。