町田富男
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町田 富男(まちだ とみお、1923年 - )は、日本の歴史小説作家、翻訳家。東京都中央区日本橋生まれ、深川育ち。
略歴
[編集]旋盤工、映画制作プロダクション、テレビ番組の構成、雑誌ライターなどさまざまな職に就く。
1993年(平成5年)、鄭飛石による小説版『三国志』の翻訳でデビューし、作家活動に入る。また、江戸時代の史書『徳川実紀』については仕事の傍らで研究を行っており、その成果は同書を基に独自の解釈で小説化した「真説・徳川実紀」シリーズで結実している。1999年(平成11年)、同シリーズ第1弾の『徳川三代の修羅』で歴史小説家としてデビューし、まえがきにおいて「状況証拠による再審は小説の分野である」と宣言し、虚実について検証を行っている。
作品リスト
[編集]※ 単行本の刊行順に記す。
小説作品
[編集]- 徳川三代の修羅(1999年12月、光文社、光文社文庫) ISBN 4-334-72931-2
- 町奴奔る 真説・徳川実紀(2002年1月、光文社文庫) ISBN 4-334-73270-4
- 花のお江戸は闇となる 真説・徳川実紀(2004年7月、光文社文庫) ISBN 4-334-73722-6
翻訳作品
[編集]- 小説三国志(原作:鄭飛石、1993年3-5月、光文社(上中下3分冊)、2000年2-4月、光文社文庫) ISBN 4-334-76115-1(上)、ISBN 4-334-76116-X(中)、ISBN 4-334-76118-6(下)
- 小説秦の始皇帝(原作:鄭飛石、1995年4月、光文社)
- 小説項羽と劉邦(原作:鄭飛石、1997年4月、光文社(上下2分冊))