コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

由阿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

由阿(ゆうあ、正応4年(1291年)- 天授5年/康暦元年(1379年)頃?)は、鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての時宗・万葉学者。正しくは由阿 弥陀仏

略歴

[編集]

遊行上人2世他阿真教の門弟となり、相模国清浄光寺に住して『万葉集』の研究に没頭した。貞治4年/正平20年(1365年)、関白二条良基に招かれ、翌貞治5年/正平21年(1366年)に上洛して『万葉集』を講じて自ら著した『詞林采葉抄』を献上した。このとき74歳であった。仙覚の伝統を受け継いで実証的な研究を進め、『拾遺采葉抄』『青葉丹花抄』などを著した。