田阪一郎
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田阪 一郎(たさか いちろう、1929年(昭和4年[1] - )は、日本の反射望遠鏡の反射鏡製作者。
人物
[編集]日本を代表するアマチュア火星観測者[3][4][5]であるとともに、日本を代表する反射鏡製作者であり、これまで研磨した反射鏡は約350枚あり、国内外の天文台や天文アマチュアの望遠鏡に使用されている[1][6]。
自作の口径73cmカセグレン式反射望遠鏡を有しており[7]、昭和58年より自身が営む民宿「アストロハウスタサカ」の望遠鏡として、天体観測のため訪れた宿泊客や、高校の天文クラブ、地元の天文同好会などに広く公開していた[1]。
これらの功績が認められ、平成10年8月に小惑星(6873) Tasaka[8]は田阪の名前にちなんで命名された[2]ほか、平成10年度和歌山県名匠に表彰された[9]。
脚注
[編集]- ^ a b c “世界的に知られる反射鏡製作の第一人者、田阪一郎さん”. warp.ndl.go.jp. 2024年5月19日閲覧。
- ^ a b “平成10年度和歌山県名匠「反射望遠鏡レンズ製作田阪一郎」”. 和歌山県. 2024年5月19日閲覧。
- ^ 一郎, 田阪「1969年火星微細模様の観測」『天界 = The heavens』第50巻第534号、1969年11月、282–285頁。
- ^ 一郎, 田阪「火星の観測とその考察-1-」『天界 = The heavens』第50巻第526号、1969年3月、61–66頁。
- ^ 一郎, 田阪「2005年火星準大接近、眼視観測ドキュメント(1)」『天界 = The heavens』第88巻第983号、2007年4月、203–205頁。
- ^ “My observatory”. www.asahi-net.or.jp. 2024年5月19日閲覧。
- ^ “熊野天文同好会紹介”. www.ztv.ne.jp. 2024年5月19日閲覧。
- ^ “Small-Body Database Lookup”. ssd.jpl.nasa.gov. 2024年5月19日閲覧。
- ^ “和歌山県ホームページ Wakayama Prefecture Web Site”. www.pref.wakayama.lg.jp. 2024年5月19日閲覧。