田村貞信
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田村 貞信(たむら さだのぶ、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
[編集]師系不明。また田村吉信とは兄弟かともいわれるが定かではない。作画期は享保10年(1725年)頃から延享の頃にかけてで、西川祐信風の細判漆絵美人画と紅摺絵を描く。江戸通油町の村田屋から「西河風墨絵もやう三幅対」を出しており、「西河風」とは西川祐信の画風ということである。
作品
[編集]- 「西河風墨絵もやう三幅対 中」 細判漆絵 ※画中に「絵師田村貞信筆 通油町村田屋板」とあり
- 「京美人之図」 細判漆絵
- 「内裏雛」 細判紅摺絵2枚続
参考文献
[編集]- 藤懸静也 『増訂浮世絵』 雄山閣、1946年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。78頁、75コマ目。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年