田村明比古
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田村 明比古(たむら あきひこ、1955年9月15日[1] - )は、日本の運輸・国土交通官僚。成田国際空港株式会社代表取締役社長。第五代観光庁長官。
経歴
[編集]東京都出身[2]。東京教育大学附属高等学校を経て、東京大学法学部卒業。
1980年4月、運輸省入省[3]。コーネル大学経営学大学院修了、1985年経営管理学修士号(MBA)取得[4][2]。福岡県理事、1993年9月運輸政策局国際企画課補佐官、1995年5月在アメリカ合衆国日本国大使館参事官、1998年7月大臣官房企画官、2000年6月運輸政策局観光部旅行振興課長、2004年7月海事局港運課長、2006年7月航空局監理部総務課長、2008年7月大臣官房審議官、2011年8月鉄道局次長。
2012年9月11日に航空局長に就任[2][3][5][6]。在任中、羽田空港発着枠増枠のための都心上空を飛行する新ルート策定や燃油サーチャージ制度の改革を実施した[7][8]。
2019年1月より三井住友銀行顧問。同年6月より成田国際空港株式会社代表取締役社長[11][12]。
その他
[編集]- 航空局長であった2015年6月14日に、東急田園都市線の車内で飲酒により寝過ごし、網棚に乗せていた鞄の置き引き被害に遭った[13]。鞄の中には業務用タブレットや緊急連絡網が入っていたことから、6月19日に文書による厳重注意処分を受ける[14]。
脚注
[編集]
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.194
- ^ a b c 「観光立国推進とこれからの航空政策 田村明比古国土交通省航空局長にインタビュー 東京五輪に向け増大する航空需要 成田・羽田のネットワークをさらに充実」『JATA Communication』2014年4月号、一般社団法人日本旅行業協会、p.2
- ^ a b “毎日フォーラム・課長補佐時代:国土交通省航空局長 田村明比古(59)”. 毎日新聞. (2014年11月10日) 2015年6月14日閲覧。
- ^ 『航空の経営とマーケティング』成山堂書店、2009年12月、奥付
- ^ “航空局長に田村明比古氏 国交省人事 12年9月11日付(航空)”. Aviation Wire. (2012年9月11日) 2015年6月14日閲覧。
- ^ "国交省人事異動(第102号)平成24年9月11日付" (PDF). 国土交通省. 2020年9月17日閲覧。
- ^ “羽田シフト進めた官僚が成田空港社長に就任、「後始末に来た」の意味”. ダイヤモンド・オンライン (2019年11月29日). 2019年11月29日閲覧。
- ^ “新春トップインタビュー:観光庁長官 田村明比古氏”. トラベルビジョン. エフネス (2016年1月7日). 2021年4月4日閲覧。
- ^ "国交省人事異動(第94号)平成27年9月11日付" (PDF). 国土交通省. 2020年9月17日閲覧。
- ^ "国交省人事異動(第78号)平成30年7月31日付" (PDF). 国土交通省. 2020年9月17日閲覧。
- ^ 第15回定時株主総会の開催及び役員異動について (結果)成田国際空港株式会社
- ^ NAA新社長に前観光庁長官の田村明比古氏旬刊旅行新聞
- ^ 国交省航空局長、電車内でカバン置き引き被害 飲酒で寝過ごし…職員連絡網など流出産経ニュース
- ^ 国交省航空局長を厳重注意処分 電車内でかばん置引被害産経ニュース
官職 | ||
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先代 久保成人 |
観光庁長官 2015年 - 2018年 |
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先代 長田太 |
国土交通省航空局長 2012年 - 2015年 |
次代 佐藤善信 |
先代 関口幸一 |
国土交通省鉄道局次長 2011年 - 2012年 |
次代 田端浩 |