田地古墳
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田地古墳 | |
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所在地 | 石川県白山市田地町 |
位置 | 北緯36度29分24秒 東経136度34分43秒 / 北緯36.49000度 東経136.57861度 |
形状 | 不詳 |
規模 | 不詳 |
出土品 | 須恵器、刀子など |
築造時期 | 7世紀初頭 |
被葬者 | 不明 |
史跡 | 1971年(昭和46年)松任市指定 |
田地古墳(たちこふん)とは、石川県白山市(旧松任市)田地町にある古墳である。白山市の史跡に指定されている。
概要
[編集]道路の側溝工事の際に偶然石室を発見、1970年に発掘調査を実施。 その後古墳は埋め戻され、旧松任市の史跡に指定される。また出土遺物も市の文化財に指定される。
現在、古墳の場所には石碑と案内板がたつ。
墳丘
[編集]規模・墳形ともに不明。明治中ごろの耕地整理で墳丘が失われた。
埋葬施設
[編集]横穴式石室。河原石積みの無袖構造。
石室の全長7.25メートル、玄室長4.91メートル、羨道長2.29メートル、奥壁幅1.0メートル、残存高さ0.51メートルを測る。
奥壁は水平に並ぶ2つの大型の石で形作るが、上部は失われて不詳。側壁は河原石が2~3段残存するが、やはり上部は失われ不詳。
排水施設らしきものの検出なし。
玄室床面にのみ小砂利の敷石が確認。
副葬品
[編集]- 須恵器:坏蓋9個、坏身9個、はそう1個、高坏1個、平瓶1個
- 金属製品:鉄製刀子2個、鉄鏃茎1個、銀環2個
築造年代
[編集]7世紀初頭。須恵器の編年(森編年のⅢ期末)による。
交通アクセス
[編集]- 石川県道22号金沢小松線より北西側へ約600メートル離れた位置にある。駐車場等はない。
参考文献
[編集]金山顕光・田嶋明人・高瀬 澄・小嶋芳孝「松任市田地古墳緊急調査報告」『石川考古学研究会々誌 第14号』(1971年)