田倉山
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田倉山 別名: 宝山 | |
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標高 | 350 m |
所在地 |
兵庫県朝来市 京都府福知山市 |
位置 | 北緯35度20分45秒 東経134度55分5秒 / 北緯35.34583度 東経134.91806度座標: 北緯35度20分45秒 東経134度55分5秒 / 北緯35.34583度 東経134.91806度 |
山系 | 中国山地および北但馬単成火山群 |
種類 | スコリア丘 |
最新噴火 | 約38-30数万年前 |
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プロジェクト 山 |
田倉山(たくらやま)は、兵庫県朝来市と京都府福知山市との境にある小型の火山である。宝山(たからやま)とも呼ぶ。標高は350m。
解説
[編集]田倉山火山は、玄武岩を基岩とし[1]、東西4.3km、南北2.3kmに広がる溶岩台地と台地北部のスコリア丘からなる[2]。北但馬単成火山群に属する[1]。
スコリア丘は、直径約1km、麓からの比高が140mほどの円錐台形である。頂上部には火口跡と思われる窪みが残り[3]、南側に谷が開いている[4]。
田倉山火山の活動は、約38-30数万年前の間に少なくとも3回以上ある[3]。溶岩は下位から小倉溶岩・衣摺溶岩・田倉山溶岩の3種に区分され[5][3]、最後の噴火で田倉山溶岩を流出させたのち、スコリア丘を形成されたことがわかっている[5][6][3]。
田倉山の溶岩台地は、夜久野高原とも呼ばれ[3]、特産のクリ、ブドウ、スイカの栽培が盛んである[4]。 夜久野の名は「焼け野」からの変化とも言われている[3]。南東に2.5kmの位置にある「やくの玄武岩公園」では、田倉山からの溶岩流にできた柱状節理を観察できる公園がある[7][8]。
脚注
[編集]- ^ a b 日本の火山 宝山 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
- ^ 古山勝彦, 長尾敬介, 笠谷一弘, 三井誠一郎, 「山陰東部,神鍋火山群及び近傍の玄武岩質単成火山のK-Ar年代」『地球科学』 1993年 47巻 5号 p.377-390, 地学団体研究会, doi:10.15080/agcjchikyukagaku.47.5_377。
- ^ a b c d e f 夜久野高原と田倉山火山 福知山市、2020年7月閲覧
- ^ a b 宝山(田倉山) 京都府レッドデータブック2015、2020年7月閲覧
- ^ a b 小滝篤夫, 「近畿北部,田倉山(宝山)火山のスコリア丘の層序と溶岩台地の基盤形態について」『地球科学』 2004年 58巻 1号 p.17-24, 地学団体研究会, doi:10.15080/agcjchikyukagaku.58.1_17。
- ^ 田倉山団研1984
- ^ やくの玄武岩公園 福知山市、2020年7月閲覧
- ^ 田倉山火山とやくの玄武岩公園 橋元正彦、2017年6月閲覧