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田中晋作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

田中 晋作(たなか しんさく、1955年 - )は、日本の考古学者文学博士関西大学にて取得)。池田市立歴史民俗資料館館長、山口大学人文学部教授を経て、同大学客員教授[1]。専門は古墳時代中期の政権構造に関する研究[2]

田中 晋作
人物情報
生誕 1955年
日本の旗 日本大阪府
国籍 日本の旗 日本
出身校 関西大学文学部史学科
同大学文学研究科日本史学専攻
同大学博士課程単位取得満期退学
学問
研究分野 考古学
古墳時代中期の政権構造
高塚山古墳の研究
研究機関 山口大学
学位 文学博士
主要な作品 「倭王の軍団-巨大古墳時代の軍事と外交- 」(共著、新泉社、2010年)
「山口県域に投影された畿内政権の動静」(やまぐち学の構築、2013年)
「古墳時代の政権構造とは」(考古学研究60の論点、2014年)
『古市古墳群の解明へ盾塚・鞍塚・珠金塚古墳 シリーズ「遺跡を学ぶ』(2016年、新泉社)[3]
学会 大阪歴史学会
古代学研究会[4]
主な受賞歴 第65回毎日出版文化賞受賞
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略歴

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1955年大阪府生まれ[5]。1979年、関西大学文学部史学科卒業。同大学文学研究科日本史学専攻。1987年同大学博士課程単位満期取得退学。1993年に文学博士[6]池田市立歴史民俗資料館[7]を務めた後、2012年[8]より山口大学人文社会学科歴史学講座教授[9]を9年間務め、2021年に定年退職[10]。同年より、同大学客員教授[1]。古代武器研究会[10]に所属。2015年から2017年まで下関市立考古博物館協議会委員の仕事に携わる[11]

研究・論文

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  • 「山口県域に投影された畿内政権の動静」(やまぐち学の構築、2013年)
  • 「古墳時代の政権構造とは」(考古学研究60の論点、2014年)
  • 「南山城南部地域に投影された政権中枢勢力動静」(河上邦彦先生古稀記念献呈論文集、2015年)[12]

書籍

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  • 『古市古墳群の解明へ盾塚・鞍塚・珠金塚古墳 シリーズ「遺跡を学ぶ』(2016年、新泉社)[13]
  • 『倭王の軍団―巨大古墳時代の軍事と外交』(共著:西川寿勝NHK大阪文化センター企画、新泉社、2010年)[14]

受賞

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考古学を地域の人々に

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  • 2017年3月 - 『地元の歴史学ぼう』と題して、約1300年ほど前に地元の粘土や窯で「須恵器」が製作され、地名の由来になったとされる山口市陶地区で、歴史について理解してもらうことを目的に、考古学講座を開催している[16]
  • 2017年9月 - 「ふくまる教志塾」 第7回セミナー『池田市探訪~呉春と池田ゆかりの画家と俳人~』と題して講演[17]

活動・発表

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  • 「古墳中期の鎹出土古墳について」(日本考古学協会第79回総会、2013年)
  • 「考古資料(武器組成)からみた古墳時代中期の軍事組織)(第48回古代山城研究会「古代山城と戦争を考える」、2013年)
  • 「百舌鳥・古市古墳群と5世紀の政権構造」(文部科学省私立大学戦略的研究整備事業『大阪湾岸の古墳』、2014年)[12]

脚注・リンク

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出典

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