生産者余剰
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生産者余剰(せいさんしゃよじょう,英: producer surplus)とは、均衡取引量までの、均衡取引価格と生産者の限界費用との差額の総和で、取引から得られる企業の便益を指す。
収入から変動費用を引いた粗利潤に一致するので、固定費用を無視した場合の利潤に等しい。
式で表すと、生産者余剰=(収入-変動費用)=(利潤+固定費用) となる[1]。
二次元平面で表せば、供給曲線と取引価格を高さとする水平線と価格軸に挟まれた面積が生産者余剰となる。
これらの余剰は、消費税や輸出入などを考慮すると変化する。
脚注
[編集]- ^ (スティグリッツ、ウォルシュ(2012年)) p.165-168 「第5章 市場と効率性 2.4 生産者余剰」
参考文献
[編集]- ジョセフ・E・スティグリッツ、カール・E・ウォルシュ『スティグリッツ入門経済学(第4版)』薮下史郎、秋山太郎、蟻川靖浩、大阿久博、木立力、宮田亮、清野一治(訳)、東洋経済新報社、2012年。