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甘 暘(かん よう、生没年不詳)は、明の万暦年間の篆刻家・書画家である。印譜『印正』は著名。
字は旭甫、号は寅東。応天府江寧県の人。
南京の鶏籠山に隠遁した。金石文に精しく、書法は巧みでその篆書で盛名を得た。篆刻は、秦・漢の古印を好み、銅印・玉印も作成した。自然な趣で重厚な風格であった。新安印派に属する。