甘太くん
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甘太くん(かんたくん)は、大分県で生産されるサツマイモのブランド。全国農業協同組合連合会大分本部(JA全農おおいた)の登録商標[1]。主な産地は大分県中部の豊後大野市と臼杵市野津町である[1]。
概要
[編集]「べにはるか」という品種のサツマイモを長期間貯蔵して[1]、でんぷんを糖に変化させることにより糖度を1.5倍程に上げたもの。以下の条件を満たす必要がある[2]。
ローソンでは、2011年(平成23年)に大分県内、2012年(平成24年)からは九州地区の店舗で甘太くんの焼き芋を販売しており[3]、2012年には発売から約1ヶ月で販売数が10万個を超えている[4]。また、香港や東南アジア等に輸出されており、2016年度の輸出額は前年度比36.1%増の1,895万円にのぼっている[5]。
沿革
[編集]- 2008年(平成20年) - 全国農業協同組合連合会大分本部(JA全農おおいた)が「甘太くん」を商標登録[1]。
- 2009年(平成21年)1月 - 「甘太くん」販売開始[6]。
- 2015年(平成7年) - 大分県農業協同組合(JAおおいた)が「甘太くん」の冷やし焼き芋を開発[7]。
- 2016年(平成28年)8月31日 - JAおおいたが「甘太くん部会」を設立[6][8]。
脚注
[編集]- ^ a b c d 菊地洋行 (2017年12月13日). “大分)甘太くんで農を学ぶ 三重総合高生、臼杵の施設へ”. 朝日新聞. オリジナルの2017年12月24日時点におけるアーカイブ。 2017年12月21日閲覧。
- ^ 大分県で増える栽培「甘太くん--スイーツばりに甘いサツマイモ 全国農業新聞、2013年3月29日
- ^ “「甘太くん」満10歳 糖度よし、初出荷式”. 大分合同新聞. (2017年11月27日) 2017年12月25日閲覧。
- ^ 九州地区の114店舗で販売中 【九州】大分県産かんしょ「甘太くん」の焼いも10万個突破! 株式会社ローソン、2013年1月8日
- ^ “県農林水産物輸出額が最高 16年度、16億5千万円”. 大分合同新聞. (2017年6月3日) 2017年12月25日閲覧。
- ^ a b 旬情報 甘太くん JAおおいた
- ^ JAおおいた、冷やし焼き芋を開発 スイーツ並みの甘さ 日本経済新聞、2015年6月27日
- ^ JAおおいた 「甘太くん部会」設立 臼杵と豊後大野の生産部会統合 苗供給と貯蔵整備、産地の拡大目指す/大分 毎日新聞、2016年9月5日
外部リンク
[編集]- 県産品の紹介 » かんしょ The・おおいた(大分県農林水産部おおいたブランド推進課)