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瑞浪市化石博物館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
瑞浪市化石博物館
Mizunami Fossil Museum
瑞浪市化石博物館の位置(岐阜県内)
瑞浪市化石博物館
岐阜県内の位置
施設情報
専門分野 化石
事業主体 瑞浪市
延床面積 956m2
開館 1974年昭和49年)5月
所在地 509-6132
岐阜県瑞浪市明世町山野内1-13
位置 北緯35度22分22.7秒 東経137度14分6.6秒 / 北緯35.372972度 東経137.235167度 / 35.372972; 137.235167座標: 北緯35度22分22.7秒 東経137度14分6.6秒 / 北緯35.372972度 東経137.235167度 / 35.372972; 137.235167
外部リンク 瑞浪市化石博物館
プロジェクト:GLAM
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瑞浪市化石博物館(みずなみしかせきはくぶつかん)とは、岐阜県瑞浪市にある化石の収蔵・展示・研究を行う博物館である。瑞浪市が運営する。

瑞浪市周辺は瑞浪層群と呼ばれる地層の上にあり、新生代新第三紀中新世(2,000万年 - 1,500万年前)の化石が多く発掘される。

博物館法上の博物館(登録博物館)である[1]

概要

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1974年昭和49年)5月に開館。初年度の入館者数は102,800余人で、以来2007年平成19年)7月21日時点までの累計入館者数は200万人。

建物は鉄筋コンクリート(RC)造平屋で、建物面積956m2

中新世を中心とした化石、約20万点(そのうち約15万点は、瑞浪市、土岐市で発掘されたもの)を所蔵する。化石は貝類魚類植物類の他、クジラデスモスチルスゾウジュゴンの仲間とされる絶滅した大型哺乳類)など、1,000点に及ぶ。

2018年には、瑞浪北中学校の工事現場から発見されたクジラやエゾイガイのコーナーが新設された[2]。狭い地域から2頭分のまとまったクジラの化石が発見されたのは、珍しい出来事だった[3]

隣接してある、化石の洞窟は、太平洋戦争中、飛行機工場の疎開用に掘られた地下壕であり、壁面、天井には無数の貝類の化石が観察できる。なお、この地下壕は、「強制連行」された多くの中国人朝鮮人により掘られたという。

近くの土岐川の河原には野外学習地が設けられており、当館で許可を得て化石採掘体験ができる。瑞浪市一帯は「瑞浪化石」として岐阜県の天然記念物に指定されており、化石の採掘は原則禁止されている。

周辺は瑞浪市民公園として整備されている。公園内は「瑞浪市地球回廊」(2021年3月閉館)、「瑞浪市市之瀬廣太記念美術館」、「瑞浪市陶磁資料館」などがある。

博物館のキャラクターとして2010年(平成22年)に瑞浪Mioがデビューした。なお、昔からいるマスコットのデスモくんも瑞浪Mioに合わせて描きなおされ、現在では瑞浪市公認の萌キャラとして話題になっている。

利用案内

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  • 開館時間:9時から17時まで 
  • 休館日:毎週月曜日など
  • 入館料:個人200円、高校生以下無料 
    • 「瑞浪市化石博物館」、「瑞浪市市之瀬廣太記念美術館」、「瑞浪市陶磁資料館」の3館共通券は大人500円。

アクセス

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脚注

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  1. ^ 岐阜県内の登録博物館、指定施設一覧” (PDF). 岐阜県. 2024年6月30日閲覧。
  2. ^ 瑞浪市化石博物館ニュース 2018年6月~12月”. 瑞浪市役所 (2022年10月28日). 2024年5月19日閲覧。
  3. ^ 瑞浪市化石博物館企画展 海のない岐阜県でクジラの化石の発見!”. 瑞浪市役所. 2024年5月19日閲覧。

関連項目

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  • 月の宮 (瑞浪市) ビカリアの内型『月のおさがり』をご神体としている。本館から徒歩約20分。

外部リンク

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