瑞慶覧通信所
瑞慶覧通信所 Zukeran Communication Site | |
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北谷町、沖縄市 | |
種類 | FAC6045 |
面積 | 約117,400 ㎡ |
施設情報 | |
管理者 | 沖縄の米軍基地 アメリカ陸軍 |
歴史 | |
使用期間 | 1945-1976年 |
瑞慶覧通信所 (Zukeran Communication Site) は、沖縄県中頭郡北谷村(現在の北谷町)とコザ市(現在の沖縄市)にあったアメリカ陸軍の通信所。もともとの名称は Zukeran Propagation Annex。施設番号は FAC6045。1976年3月31日に返還された。現在は桃原公園や宅地として整備されている。
概要
[編集]1972年、沖縄返還協定時点でのデータ
旧称: Zukeran Propagation Annex (瑞慶覧電波伝播補助施設)[1] あるいは「瑞慶覧C地区」[2]
改称: Zukeran Communication Site (瑞慶覧通信所)
場所: 北谷村 (現在の北谷町) 字吉原、コザ市 (現在の沖縄市) 字山里
面積: 約117,400㎡[3]
施設番号: FAC6045
使用主目的: 通信所
北谷町立北谷中学校のグラウンドを東西北に取り囲むかたちで、現在の桃原公園までの地点。米陸軍戦略通信司令部 (USA STRATCOM[4]) の通信基地、ならびに太平洋野戦事務所として使用された[5]。
歴史
[編集]1945年、軍事占領の継続として使用開始
1972年5月15日、沖縄返還協定により日本政府が「瑞慶覧通信所」として提供開始(使用主目的:通信所)。
年月日不明、郵政省が通信アンテナ4基を電離層観測のために共同使用[3]。
1976年3月31日、全返還された。
1983年から1985年、桃原土地区画整理事業[6]で宅地整備がおこなわれる。
現在は、上勢-桃原線道路、北側は桃原公園、南側は宅地として利用されている。
桃原公園
[編集]瑞慶覧通信所の北部高台を公園へと開発、4.6haという北谷町内では最大規模で、小高い丘に展望台を備え、起伏を利用した83mのローラー式すべり台を有する。展望台からは北は読谷村方面、金武町、西は慶良間諸島が見渡せる[7]。
関連リンク
[編集]FAC6044 | キャンプ瑞慶覧 | キャンプ瑞慶覧 | |
キャンプ・フォスター | |||
FAC6045 | 瑞慶覧通信所 | 瑞慶覧通信所 (瑞慶覧C地区) | 1976年返還 |
脚注
[編集]- ^ “United States Forces Japan - Facilities - List of Former Facilities | List Facilities”. www.liquisearch.com. 2022年9月1日閲覧。
- ^ “5.了解覚書”. www.mofa.go.jp. 2022年9月1日閲覧。
- ^ a b 沖縄県「米軍基地環境カルテ」平成29年3月
- ^ US Army Strategic Communications Command (USA STRATCOM)
- ^ 沖縄県知事公室 基地対策課「沖縄の米軍基地」(平成15年12月)p. 194.
- ^ “施行済地区 北谷町公式ホームページ”. www.chatan.jp. 2022年8月31日閲覧。
- ^ “桃原公園 北谷町公式ホームページ”. www.chatan.jp. 2022年9月1日閲覧。