王洛児
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王 洛児(おう らくじ、生年不詳 - 413年)は、中国の北魏の軍人。本貫は京兆郡。
経歴
[編集]拓跋嗣が皇太子に立てられると、洛児はその給事・侍従を務めた。拓跋嗣が㶟南に狩猟に外出し氷結した川を渡ろうとしたところ、馬が氷にはまりこんだ事件が発生した際には、洛児は氷水に飛び込んで拓跋嗣を救出した。このとき洛児は凍死しかけたが、拓跋嗣が自ら衣服を脱いで洛児に与えている。この事件以降、洛児に対する拓跋嗣の恩寵は確実なものとなった。409年(天賜6年)、拓跋紹が道武帝を殺害する事件が発生した際、拓跋嗣の側近にいたのは洛児と車路頭のみであった。拓跋嗣が平城に帰還するにあたって、洛児は功績を挙げた。
拓跋嗣(明元帝)が即位すると、散騎常侍の位を受けた。後に新息公に封じられ、直意将軍の位を加増された。413年(永興5年)に死去すると、太尉・建平王の位を追贈された。
妻子
[編集]妻
[編集]- 周氏
子
[編集]- 王長成(後嗣)
- 王徳成(建城公、鎮遠将軍・散騎常侍)