玅笑寺
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玅笑寺 | |
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所在地 | 長野県長野市津野850 |
位置 | 北緯36度41分17.3秒 東経138度16分34.4秒 / 北緯36.688139度 東経138.276222度座標: 北緯36度41分17.3秒 東経138度16分34.4秒 / 北緯36.688139度 東経138.276222度 |
山号 | 洞雲山 |
宗旨 | 曹洞宗 |
法人番号 | 1100005000397 |
玅笑寺(みょうしょうじ)は長野県長野市にある曹洞宗の寺院[1]。山号は洞雲山。「玅」は「妙」の異体字で、表示できない環境では妙笑寺とも表記される。
歴史
[編集]寺記『信濃国輪住四道場史』によれば、建久8年(1197年)、一庵和尚が信濃国水内郡毛野(現在の飯綱町)に一宇を建立したとされる。明応2年(1493年)上野国長源寺の4世天英祥貞が中興開山となり再建された。当寺は2世如麟和尚から4世徳昌和尚までは四ケ道場(妙笑寺、正眼院、興禅寺、興国寺)の一つであり、5世から6世までは輪住(妙笑寺、興禅寺)の道場であった。天正8年(1580年)7世楊天宗幡が長沼城主・島津忠直の招きにより現在地に遷移し、永百貫文が寄進された。
境内
[編集]境内は千曲川堤防の近くに位置する。本堂の本尊は釈迦如来坐像、脇侍は普賢・文殊両菩薩に加え、釈迦の高弟である大迦葉、阿難を安置している。観音堂には波頭に竜王の支えている准胝観音が安置されている。鐘楼は宝永7年(1710年)建立で、嘉永2年(1849年)に建て替え、昭和35年(1960年)に再建された。寺には長沼城の表門が保存され、軸物などの宝物も多い。
長沼に移って以来、再三にわたって洪水に遭遇し、本堂の柱には寛保、弘化、嘉永、明治年代の洪水の水位を墨引した記録が残る。令和元年東日本台風(台風19号)でも罹災した。
注釈
[編集]参考文献
[編集]- 『探訪 信州の古寺 禅宗』1996年 郷土出版社