猪鼻一帆
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猪鼻 一帆(いのはな かずほ、1980年 - )は、日本の造園家、作庭家。京都府生まれ。いのはな夢創園を主宰。京都を拠点に日本各地および海外にて日本庭園の作庭を手がける。京都府造園協同組合に加盟。
来歴
[編集]1998年に京都府立桂高等学校を卒業。その後、熊本の造園会社で庭師修行を積む。造園家である父・猪鼻昌司の下で庭づくりを学び、後年にいのはな夢創園を継承。2014年にハウステンボスで行われた世界フラワーガーデンショー2014(ガーデニングワールドカップ)にて金賞・最優秀施工賞を受賞。2016年にシンガポールガーデンフェスティバルにて金賞を受賞。国内では邸宅や店舗、オフィス、工場、ミュージアム、寺社などの作庭を手がける。竹中工務店が運営する日本で唯一の大工道具の博物館「竹中大工道具館」の作庭[1]のほか、MARUWAの瀬戸工場に手がけた屋内庭園は「2024年度 全国みどりの工場大賞 日本緑化センター会長賞」を受賞[2] 。海外ではベトナムやモンゴルで日本庭園の作庭を手がける。
代表作
[編集]- 永興寺(曹洞宗 大本山永平寺の末寺)[3]
- 竹中大工道具館(2017)[4]
- kudan house/旧山口萬吉邸(2018)[5]
- ベトナム・ホーチミンの企業オフィス内にて日本庭園を作庭(2020)
- MARUWA瀬戸工場の屋内庭園(2024)
脚注
[編集]- ^ “竹中大工道具館広報誌『ドウグバコ』vol.52”. 竹中大工道具館. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “全国みどりの工場大賞「日本緑化センター会長賞」受賞”. 株式会社MARUWA. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “おにわさん「永興寺庭園」”. カレンフジ株式会社. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “おにわさん「竹中大工道具館」”. カレンフジ株式会社. 2024年12月24日閲覧。
- ^ “おにわさん「kudan house(旧山口萬吉邸)庭園」”. カレンフジ株式会社. 2024年12月24日閲覧。
参考文献
[編集]- 「京都で活躍する庭師の想い」 - 中川政七商店
- 山科永興寺 - とっておきの京都プロジェクト
- 豊藏均『桂離宮に学ぶ 敷石と飛石の極意』講談社、2018年
- 「特集 木の適材適所」『和風住宅』No.26、新建新聞社、202年7月[要文献特定詳細情報]
- 「みずみずしさと躍動感 水の庭」『庭』No.256(2024秋号)、建築資料研究社[要文献特定詳細情報]
- 「オフィス、商業空間 自然の気配」『庭』 No.257(2024冬号)、建築資料研究社[要文献特定詳細情報]
- 「庭と人 Garden-Human Interaction」『CONFORT』198号、建築資料研究社、2024年7月[要文献特定詳細情報]
- 『GA DOCUMENT』158(A.D.A.EDITA Tokyo)[要文献特定詳細情報]