狭山ラトルズSC
狭山ラトルズSC | |
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原語表記 | 狭山ラトルズサッカークラブ[1] |
呼称 | 狭山ラトルズSC |
愛称 | ラトルズ |
クラブカラー |
グリーン[1] レッド[1] |
創設年 | 1968年 |
所属リーグ |
埼玉県社会人サッカーリーグ(トップチーム) 狭山市社会人サッカーリーグ(セカンドチーム)[1] |
所属ディビジョン |
3部西部ブロック(トップチーム) 1部(セカンドチーム) |
ホームタウン | 埼玉県狭山市[1] |
代表者 |
佐藤義男(トップチーム) 三田茂行(セカンドチーム) |
監督 | 熊田智章(トップチーム) |
公式サイト | 公式サイト |
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
狭山ラトルズSC(さやまラトルズサッカークラブ、SAYAMA Rattles Soccer Club、狭山ラトルズサッカークラブ)は、埼玉県狭山市をホームタウンとして活動する社会人サッカークラブである[1]。
クラブ概要
[編集]1968年10月、東京オリンピック、メキシコシティーオリンピックをきっかけに到来したサッカーブームに乗じて、現クラブ代表の佐藤義男を含む十数名によって、「とにかくサッカーを楽しんで、うまい酒を呑む!」をコンセプトにラトルズサッカークラブとして創設。直後に発足した「狭山市サッカー連盟(現・狭山市サッカー協会)」に加盟、狭山市社会人サッカーリーグ1部に参加する[2]。
1998年、より地域性をアピールする為にクラブ名を狭山ラトルズサッカークラブへ改称する[1][2]。以降、リーグ戦やカップ戦でも好成績を収めるなど徐々にクラブ力が強化されていくも、なかなか埼玉県社会人サッカーリーグ昇格は果たせなかったが、2000年、狭山市リーグ1部を制し、2001年よりスタートした埼玉県リーグ3部に漸く昇格した[2]。
埼玉県リーグ2部昇格を目指して臨んだ2001年だが、FC西武台などの上位陣に悉く敗れ5位に終わり、2002年も前年同様上位陣に敗戦を重ね7位に終わる[2]。2003年はリーグ終盤まで2位以上をキープし、最終節を迎える時点で首位に立つ。しかし、2位坂戸シティFCとの直接対決に敗れ2位となり、与野リバティーとの2部昇格決定戦に臨むことになったが、これを3-1で勝利し、2部昇格を果たした[2]。
初参戦の埼玉県リーグ2部では、シーズン前半の7試合で稼いだ勝点はわずか「2」。それでも、シーズン後半は立て直して勝ち点「15」を稼いだが、前半の不振が響き、僅か1年で3部に降格した[2]。
1年での埼玉県リーグ2部復帰を目指した2005年、この年もリーグ2位となり、K.Fラホージャとの2部昇格決定戦に臨むも2-3で敗戦。翌2006年は開幕戦から一度も首位を譲らず、2年ぶりに埼玉県リーグ2部へ復帰した[2]。
埼玉県リーグ1部昇格を目標に臨んだ2008年、開幕4連勝を含む6勝を挙げ、上々の滑り出しを決めたが、シーズン後半は不安定な試合運びが目立ち、4位に終わる[2]。2009年は絶好調だった前年とは打って変わって開幕5試合で僅か1勝しか挙げられなかった。その後なんとか立て直すも最後まで序盤の不振が響き4位に終わる[2]。しかし2010年は1年を通して好調で、前半9試合を全勝で突破し、後半戦も6勝3敗の成績で優勝。初の埼玉県リーグ1部昇格を決めた[2]。また、全国クラブチームサッカー選手権大会にも初出場を果たした。結果は2回戦敗退[2]。
埼玉県リーグ1部初参戦の2011年、リーグ序盤戦5試合でわずか勝ち点「1」と大苦戦を強いられるも、第6節以降は4勝2敗の成績で巻き返し7位でフィニッシュし1部残留を決め、以降4年間1部リーグに在籍していた[2]。しかし2014年、同年に設立した、ラトルズOBらを中心にしたセカンドチーム「狭山ラトルズナイトクラブ」において、トップチームの選手をセカンドチームに二重登録したため、8月17日以降の試合をすべて無効試合とされ、更に埼玉県リーグ3部へ強制降格処分が下った[2][3]。
3部での戦いとなった2015年はシーズン序盤こそ好スタートを切ったが、中盤の取りこぼしが響き3部残留。翌2016年も序盤の躓きが響き残留となった。2019年、埼玉県リーグ3部西部ブロックで優勝し、埼玉県リーグ2部に昇格。
クラブ名の「rattles(ラトルズ)」とは、英語の「ガタガタ鳴る」や「べらべらしゃべる」といった意味の「rattle(ラトル)」の複数形で、創立時のメンバーが騒々しい人ばかりだったことに由来している[1]。
歴史
[編集]- 1968年 佐藤義男を含む十数名によって、ラトルズサッカークラブとして創設。狭山市サッカー連盟(現・狭山市サッカー協会)に加盟[2]。
- 1998年 より地域性をアピールする為にクラブ名を狭山ラトルズサッカークラブへ改称[2]。
- 2000年 狭山市社会人サッカーリーグ1部優勝。埼玉県社会人サッカーリーグ3部西部ブロック初昇格[2]。
- 2003年
- 2004年 埼玉県社会人サッカーリーグ2部12位。埼玉県社会人サッカーリーグ3部西部ブロック降格[2]。
- 2006年 埼玉県社会人サッカーリーグ3部西部ブロック優勝。埼玉県社会人サッカーリーグ2部昇格[2]。
- 2010年
- 埼玉県社会人サッカーリーグ2部Bブロック優勝。埼玉県社会人サッカーリーグ1部初昇格[2]。
- 全国クラブチームサッカー選手権大会初出場。2回戦敗退[2]。
- 2014年
- 2019年
- 埼玉県社会人サッカーリーグ3部西部ブロック優勝。埼玉県社会人サッカーリーグ2部昇格。
クラブ戦績 (トップチーム)
[編集]リーグ戦
[編集]年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 得失差 |
1968 | 狭山市1部 | |||||||||
1969 | ||||||||||
1970 | ||||||||||
1971 | ||||||||||
1972 | 優勝 | |||||||||
1973 | 3位 | |||||||||
1974 | ||||||||||
1975 | ||||||||||
1976 | ||||||||||
1977 | 2位 | |||||||||
1978 | 2位 | |||||||||
1979 | 2位 | |||||||||
1980 | 2位 | |||||||||
1981 | ||||||||||
1982 | 優勝 | |||||||||
1983 | ||||||||||
1984 | ||||||||||
1985 | 優勝 | |||||||||
1986 | 優勝 | |||||||||
1987 | ||||||||||
1988 | ||||||||||
1989 | 優勝 | |||||||||
1990 | ||||||||||
1991 | 3位 | |||||||||
1992 | ||||||||||
1993 | 3位 | |||||||||
1994 | 3位 | |||||||||
1995 | 優勝 | |||||||||
1996 | 狭山市1部Aブロック | 2位 | ||||||||
1997 | 狭山市1部Bブロック | 優勝 | ||||||||
1998 | 狭山市1部 | 優勝 | ||||||||
1999 | 狭山市1部Bブロック | 優勝 | ||||||||
2000 | 優勝 | |||||||||
2001 | 埼玉県3部西部ブロック | 5位 | 21 | 11 | 7 | 0 | 4 | |||
2002 | 7位 | 22 | 15 | 7 | 1 | 7 | 35 | 27 | 8 | |
2003 | 2位 | 33 | 15 | 11 | 0 | 4 | 37 | 19 | 18 | |
2004 | 埼玉県2部 | 12位 | 15 | 15 | 4 | 3 | 8 | 25 | 35 | -10 |
2005 | 埼玉県3部西部ブロック | 2位 | 36 | 15 | 12 | 0 | 3 | 48 | 15 | 33 |
2006 | 優勝 | 38 | 15 | 12 | 2 | 1 | 55 | 11 | 44 | |
2007 | 埼玉県2部 | 12位 | 17 | 15 | 4 | 5 | 6 | 27 | 30 | -3 |
2008 | 埼玉県2部Bブロック | 4位 | 30[注釈 1] | 18 | 10 | 2 | 6 | 48 | 31 | 17 |
2009 | 埼玉県2部Aブロック | 4位 | 29 | 18 | 8 | 5 | 5 | 36 | 24 | 12 |
2010 | 埼玉県2部Bブロック | 優勝 | 48 | 18 | 15 | 0 | 3 | 56 | 20 | 36 |
2011 | 埼玉県1部 | 7位 | 13 | 11 | 4 | 1 | 6 | 24 | 29 | -5 |
2012 | 6位 | 18 | 16 | 6 | 0 | 10 | 32 | 38 | -6 | |
2013 | 8位 | 18 | 18 | 5 | 3 | 10 | 36 | 51 | -15 | |
2014 | 失格[注釈 2] | 5 | 18 | 1 | 2 | 15 | 15 | 56 | -41 | |
2015 | 埼玉県3部西部ブロック | 3位 | 25 | 11 | 8 | 1 | 2 | 36 | 11 | 25 |
2016 | 5位 | 20 | 11 | 6 | 2 | 3 | 36 | 15 | 21 | |
2017 | 4位 | 22 | 11 | 7 | 1 | 3 | 40 | 9 | 31 | |
2018 | 3位 | 21 | 11 | 6 | 2 | 3 | 26 | 16 | 10 | |
2019 | 優勝 | 31 | 11 | 10 | 1 | 0 | 45 | 4 | 41 | |
2020 | 埼玉県2部Bブロック | 新型コロナウイルスの影響により、交流戦として開催 | ||||||||
2021 | 8位 | 16 | 18 | 4 | 4 | 10 | 14 | 30 | -16 | |
2022 | 9位 | 22 | 18 | 6 | 4 | 8 | 20 | 36 | -16 | |
2023 | 埼玉県3部西部ブロック | 7位 | 14 | 11 | 4 | 2 | 5 | 22 | 17 | 5 |
- 出場1回(2017年現在)
回 | 年月日 | ラウンド | 会場 | 得点 | 対戦相手 | 観客 |
17 | 2010年10月30日 | 1回戦 | SSしばた | 4 - 2 aet | FCシバタ | |
2010年10月31日 | 2回戦 | JSC人工芝 | 1 - 2 | FCバレイン下関 |
クラブ戦績 (セカンドチーム)
[編集]年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 得失差 |
2015 | 狭山市2部 | 優勝 | 22 | 8 | 7 | 1 | 0 | 24 | 1 | 23 |
2016 | 狭山市1部 | 5位 | 12 | 8 | 4 | 0 | 4 | 19 | 20 | -1 |
2017 | 3位 | 18 | 8 | 6 | 0 | 2 | 28 | 7 | 21 | |
2018 | 4位 | 14 | 8 | 4 | 2 | 2 | 20 | 10 | 10 | |
2019 | 5位 | 9 | 7 | 3 | 0 | 4 | 11 | 27 | -16 | |
2020 | 新型コロナウイルスの影響により、交流戦として開催 | |||||||||
2021 | 優勝 | 16 | 6 | 5 | 1 | 0 | 19 | 8 | 11 | |
2022 | 優勝 | 18 | 6 | 6 | 0 | 0 | 20 | 0 | 20 | |
2023 | 3位 | 12 | 6 | 4 | 0 | 2 | 22 | 7 | 15 |
所属選手・スタッフ
[編集]- 2018年
役職 | 氏名 | 前職 | 備考 |
トップチーム代表 | 佐藤義男 | 狭山ラトルズSC 選手 | セカンドチーム選手兼トップチーム代表 |
セカンドチーム代表 | 三田茂行 | W.A.S.T.入間 選手 | セカンドチーム選手兼セカンドチーム代表 |
トップチーム監督 | 熊田智章 | 狭山ラトルズSC 選手 | セカンドチーム選手兼トップチーム監督 |
ヘッドコーチ | 井上育夫 | 狭山ラトルズSC 選手 | セカンドチーム選手兼ヘッドコーチ |
アシスタントコーチ | 石川泰之 | 狭山ラトルズSC 選手 | セカンドチーム選手兼アシスタントコーチ |
主務 | 牧田淳一 | 平成国際大学 | トップチーム選手兼主務 |
選手 (トップチーム)
[編集]Pos | No. | 選手名 | 前所属 | 備考 |
GK | 1 | 篠崎寛之 | FC小手指 | |
21 | 小林徹也 | 埼玉栄高校 | ||
DF | 3 | 小林拓海 | 彩野蹴球会 | |
4 | 中嶋義治 | TEENS小江戸川越 | ||
5 | 中村元希 | 伊奈学園総合高校 | ||
6 | 佐藤雄太 | 武蔵野FC青年団 | ||
11 | 日野悠人 | 伊奈学園総合高校 | ||
23 | 奥石海斗 | 亜細亜大学 | ||
MF | 2 | 鈴木雄一 | 国士舘大学 | |
7 | 山田宗幸 | 埼玉栄高校 | ||
8 | 森慶太 | 坂戸シティFC | ||
9 | 谷内雷 | 武蔵大学 | ||
13 | 松田陸 | 日大生物資源科学部 | ||
14 | 岸太輝 | 尚美学園大学 | ||
15 | 柴原翼 | 成蹊大学 | ||
16 | 奈良崎大志郎 | アルドール狭山FC | ||
18 | 細田耕平 | 埼玉栄高校 | キャプテン | |
29 | 抜井光貴 | 亜細亜大学 | ||
25 | 田中清喜 | フィグラーレ狭山FC | ||
FW | 10 | 牧田淳一 | 平成国際大学 | トップチーム選手兼主務 |
20 | 小寺立晃 | 練馬区役所サッカー部 | ||
30 | 矢部晃太 | 埼玉栄高校 | ||
44 | 八木沢凌斗 | 伊奈学園総合高校 |
選手 (セカンドチーム)
[編集]Pos | No. | 選手名 | 前所属 | 備考 |
GK | 28 | 渡辺周平 | 狭山ラトルズSC | |
30 | 三田茂行 | W.A.S.T.入間 | セカンドチーム選手兼セカンドチーム代表 | |
DF | 3 | 川上直輝 | 川越TEENS | |
4 | 大畑隆之 | 日高クラブ | ||
10 | 井上育夫 | 狭山ラトルズSC | セカンドチーム選手兼ヘッドコーチ | |
12 | 佐渡屋悠 | 狭山ラトルズSC | ||
22 | 藤井那生 | 狭山ラトルズSC | ||
27 | 阿部友広 | 狭山ラトルズSC | ||
MF | 7 | 石川泰之 | 狭山ラトルズSC | セカンドチーム選手兼アシスタントコーチ |
8 | 細田賢吾 | 狭山ラトルズSC | ||
14 | 和田貴文 | 武蔵越生高校 | ||
16 | 岩満義雄 | 狭山ラトルズSC | ||
19 | 大野智輝 | 所沢西高校 | ||
20 | 平川史拳 | 埼玉豊岡高校 | ||
23 | 沼澤裕樹 | 日高クラブ | ||
24 | 高橋祐介 | 狭山ラトルズSC | ||
25 | 宮腰夏月 | 武蔵越生高校 | ||
26 | 中村芳朗 | 狭山ラトルズSC | ||
29 | 吉成裕樹 | 西武クラブ | ||
32 | 鈴木優 | 練馬区役所サッカー部 | ||
FW | 6 | 熊田智章 | 狭山ラトルズSC | セカンドチーム選手兼トップチーム監督 |
11 | 斉藤延和 | 狭山ラトルズSC | ||
15 | 田嶋裕 | 狭山ラトルズSC | ||
17 | 佐藤義男 | 狭山ラトルズSC | セカンドチーム選手兼トップチーム代表 | |
21 | 虫本晋太郎 | 狭山ラトルズSC |
ユニフォーム
[編集]
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クラブカラーのグリーンは、ラトルズのホームタウンである狭山市の特産物「狭山茶」を、レッドは、狭山市の花である躑躅を表している[1]。尚、カラーバランスの観点から本来の躑躅の色よりも若干濃い赤となっている[1]。
クラブカラー
[編集]- グリーン、 レッド
ユニフォームスポンサー
[編集]掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 掲出年 | 備考 |
胸 | なし | - | - | |
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袖 | なし | - | - | |
背中上部 | なし | - | - | |
背中下部 | なし | - | - | |
パンツ | なし | - | - |
ユニフォームサプライヤー
[編集]関連項目
[編集]- ホームタウン:埼玉県狭山市
- 埼玉県社会人サッカーリーグ
注釈
[編集]脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 狭山ラトルズSC (@sayama_rattles) - X(旧Twitter)
- 公式ブログ