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狙撃手章

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
狙撃手章
Scharfschützenabzeichen
1等狙撃手章
ドイツ国による賞
種別袖章
受章資格狙撃による一定の人数の殺傷
対象戦役第二次世界大戦
状態廃止
歴史・統計
創設1944年8月20日

狙撃手章(ドイツ語: Scharfschützenabzeichen)は、ナチス・ドイツの勲章。

概要

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1944年8月20日アドルフ・ヒトラーによって制定された。当初授与対象は陸軍及び武装親衛隊に所属する者のみであったが、1944年12月14日国防軍最高司令部によって海軍空軍にも授与されることとなった。

等級

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狙撃手章には3等級が設けられていた[1]

  • 3等 (装飾無し):20人以上の狙撃
  • 2等 (銀装飾):40人以上の狙撃
  • 1等 (金装飾):60人以上の狙撃

狙撃した人数は1944年9月1日から記録し始めた。ただし、狙撃した人数の認定には目撃者の申告が必要であった。

狙撃手章は服の右袖に佩用した。

捕虜

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国防軍最高司令部は1945年、敵の捕虜になりそうな状況に陥った際には必ず狙撃手章を取り外すよう各部隊に伝達した。特にソ連の捕虜になった者のうち、狙撃手章を佩用していた者はその場で射殺されていたためである。

受章者

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脚注

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  1. ^ World War Two Awards Scharfschützenabzeichen three grads

参考文献

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  • Jörg Nimmergut: Deutsche Orden und Ehrenzeichen bis 1945. Band 4. Württemberg II-Deutsches Reich. Zentralstelle für wissenschaftliche Ordenskunde, München 2001, ISBN 3-00-001396-2.
  • Brian L. Davis: Uniformen und Abzeichen des deutschen Heeres 1933–1945. Motorbuchverlag.
  • Christian Zentner: Soldaten im Einsatz. Jahr Verlag.