犯されたお嬢さま/女子寮を襲う聖夜の殺人鬼
犯されたお嬢さま/女子寮を襲う聖夜の殺人鬼 | |
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To All a Goodnight | |
監督 | デヴィッド・ヘス |
脚本 | Alex Rebar |
製作 |
Sandy Cobe Jay Rasumny |
出演者 |
ジェニファー・ラニヨン Forrest Swanson Linda Gentile William Lauer |
音楽 | Richard Tufo |
撮影 | Bil Godsey |
編集 | William J. Waters |
製作会社 |
Four Features Partners Intercontinental Releasing Corporation (IRC) |
配給 | Intercontinental Releasing Corporation (IRC) |
公開 | 1980年1月30日 |
上映時間 | 87分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『犯されたお嬢さま/女子寮を襲う聖夜の殺人鬼』(おかされたおじょうさま/じょしりょうをおそうせいやのさつじんき、原題:To All a Goodnight)は、1980年公開のアメリカのスラッシャー映画。
デヴィッド・ヘスが監督を務め、ジェニファー・ラニヨンやForrest Swansonが出演した。クリスマスパーティーの最中に、サンタクロースに扮したサイコパスによって、お嬢様学校の女子学生たちとそのボーイフレンドが次々と殺されていく。
あらすじ
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キャスト
[編集]- ナンシー - ジェニファー・ラニヨン
- アレックス - Forrest Swanson
- メロディ - Linda Gentile
- T・J - William Lauer
- レイア - Judith Bridges
- ルース・ジェンセン - Kiva Lawrence(Katherine Herrington名義)
- Ralph Cramer - Buck West
- ポランスキー - Sam Shamshak
- Trisha - Angela Bath
- サム - Denise Stearns
- トム - Solomon Trager
- ブレイク - Jeff Butts
- Pilot - ハリー・リームス(Dan Stryker名義)
公開
[編集]1980年1月30日に、Intercontinental Releasing Corporation (IRC)によりアメリカで限定上映された。その後、アメリカでは、1983年にメディア・ホーム・エンターテイメント社からVHS化された。ただし、映画の照明が悪いため、VHSの画質では見にくいシーンが多かった。
後に、現在の権利者であるMGMのライセンス許諾を受けたScorpion Releasing社が、2014年10月21日に初めてDVD版とBlu-ray版を発売した[1]。それらには、特典として、女優のジェニファー・ラニオンとKatherine Herrington、共同プロデューサー兼脚本家のAlex Rebarのインタビューとオリジナルの劇場予告編を収録されている。
批判的評価
[編集]この映画は、批評家からは不評であった。
AllMovieのEleanor Mannikkaは「見劣りする、陳腐なスラッシャー映画」と評した[2]。
映画学者のAdam Rockoffは、著書『Going to Pieces: The Rise and Fall of the Slasher Film, 1978-1986』の中で、この映画について「落ち着いた照明」やクリスマスの飾りをつけたセットなど、ボブ・クラークの『暗闇にベルが鳴る』(1974年)の要素を「拝借」していると指摘しただけでなく、結末におけるどんでん返しは非効果的だと思うと言及していた[3]。
HorrorTalk.comでは、この映画について否定的にレビューして、「『To All a Good Night』は、怖い映画でもなければ、本当に満足できる映画でもない。一方で、サブジャンルのルールを確立したという評判もあるほどの、つかみどころのないタイトルである。また、ヘスとその仲間たちが、その後数十年にわたって続く数多くのスラッシャー映画製作者たちを幸運にもリードしたことは事実である。ただし、残念ながら、これらの後継者の多くは、より上手く素材を扱い、多く者にとっては明白な理由でもって本作を追い抜いてしまった」と評価した[4]。
『Hysteria Lives!』は本作に2つ星/5つ星をつけ、「この映画は、全くもって、もし80年代前半にシュルレアリスム派がいたら、きっとこんな映画を作ったに違いないと思わせる類の、混乱を招き、意味不明で、退屈でびっくりするほど奇妙なスラッシャー映画である」と言及した[5]。
DVD TalkのIan Janeは、この映画を「楽しい演技(といくつかの悪い演技!)とまともなひねりのある低予算ホラー映画でなかなか面白い」と評価した[6]。
脚注
[編集]- ^ “To All a Goodnight Blu-ray”. Blu-ray.com. December 17, 2017閲覧。
- ^ Mannikka, Eleanor. “To All a Goodnight (1980) - Trailers, Reviews, Synopsis, Showtimes and Cast - AllMovie”. AllMovie. August 18, 2012閲覧。
- ^ Rockoff, Adam (2016). Going to Pieces: The Rise and Fall of the Slasher Film, 1978–1986. McFarland. pp. 98–99. ISBN 978-0-786-49192-6
- ^ “To All a Good Night”. HorrorTalk.com. ZigZag. 7 July 2018閲覧。
- ^ “TO ALL A GOOD NIGHT”. Hysteria Lives.co.uk. Hysteria Lives!. 7 July 2018閲覧。
- ^ “To All a Goodnight (Blu-ray): DVD Talk Review of the Blu-ray”. DVD Talk.com. Ian Jane. 7 July 2018閲覧。