コードギアス 奪還のロゼ
コードギアス 奪還のロゼ | |
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ジャンル | SFロボットアニメ |
アニメ | |
原案 | 大河内一楼、谷口悟朗 |
監督 | 大橋誉志光 |
シリーズ構成 | 木村暢 |
キャラクターデザイン | 木村貴宏、島村秀一 |
メカニックデザイン | 重田智 阿久津潤一 (ナイトメアデザイン) |
音楽 | 川井憲次 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | バンダイナムコフィルムワークス コードギアス製作委員会 |
放送局 | |
放送期間 | 2024年6月21日(予定) - |
話数 | 全12話(予定) |
映画 | |
配給 | ショウゲート |
封切日 | 第1幕:2024年5月10日 第2幕:2024年6月7日 第3幕:2024年7月5日 最終幕:2024年8月2日 |
上映時間 | 第1幕:74分 第2幕:76分 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『コードギアス 奪還のロゼ』(コードギアス だっかんのロゼ、CODE GEASS Rozé of the Recapture)は、サンライズ制作の日本のSFロボットアニメ[1]。
概要
2020年12月5日の配信イベントにて「コードギアスNext 10years Project」の一つとして制作を発表。当初のタイトルは『コードギアス 奪還のゼット』だったが、2022年ロシアのウクライナ侵攻による世界情勢の変化でロシア軍を象徴するものとなった「ゼット」の単語使用を控え、2023年12月18日の制作発表会イベントにて現題に変更されることが発表された。
シナリオは最終話となる第12話の完成後、間を空けて見直しが行われ、改めて全12話分を作成するという形式が取られた[2]。例として当初はアインベルクは3人のみであったが、人数が増えて11人となった[2]。
時系列については『コードギアス 復活のルルーシュ』から5年後となる光和7年を舞台とする。KMFの戦闘シーンは3DCG表現が採用され、地上戦をメインとして描かれる[2]。
全12話のうち3話ずつ2024年5月10日より4回に分けて劇場公開した後に[3]、2024年6月21日よりDisney+「スター」にて独占配信される[4]。
2023年に亡くなった木村貴宏の遺作となった。
あらすじ
プロローグ
かつての超大国、神聖ブリタニア帝国が共和国となり、超合集国に加盟したことで世界に平和が訪れた。しかし、光和3年に合衆国日本のホッカイドウブロックを一部の勢力が占領し、「ネオ・ブリタニア帝国」を建国。さらには「シトゥンペの壁」と呼ばれるKMFの行動を阻害するエネルギー障壁を展開したことにより、黒の騎士団すらもホッカイドウブロックへの手出しが出来なくなってしまう。
光和7年。ホッカイドウブロックでは元領主の皇重護の娘である皇サクヤが虜囚の身となり、イレヴンとして虐げられる日本人達はレジスタンスを組織し、ネオ・ブリタニアに抵抗を続けていた。そのホッカイドウブロックをブリタニア人の兄弟、ロゼとアッシュが訪れる。彼らは「ナナシの傭兵」として活動しており、レジスタンス組織「七煌星団」からの依頼を受け、ネオ・ブリタニアと対峙することを決意する。
episode1
光和3年、雪原を逃亡する二人の少女の姿があった。光和7年、「ナナシの傭兵」のロゼとアッシュは七煌星団の琉高ハルカと面会し、ネオ・ブリタニア帝国の騎士団「アインベルク」のメンバーであるカークウェイン兄弟の排除を了承する。カークウェイン兄弟は、イレヴンへの虐殺を平然と行う非道な者達であった。
KMFのZi-アポロに搭乗するアッシュとそれを支援するロゼはカークウェイン兄弟と対決し、アッシュは弟のグランを撃破、そしてロゼは兄のグリードを自決に追い込む。その際には、ロゼは現在囚われの身となっているはずの皇サクヤが男装した姿であり、彼女が「絶対遵守のギアス」を持っていることが明かされる。
episode2
ロゼとアッシュは正式に、七煌星団と協力関係を築く。ロゼ(サクヤ)は自身の影武者として捕われている親友の春柳宮サクラを、七煌星団は団長の黒戸剣成を救出するため、次はアバシリ強制収容所への攻撃・突入任務を遂行する。だが、そこにはアインベルクの一人、アーノルド・レンクが訪れていた。
収容所への突入の末、アーノルドはアッシュのZi-アポロに敗れて戦死する。また、サクラと黒戸の救出にも無事成功するが、そこへアインベルクのキャサリン・サバスラが姿を現し、サクラの身を奪い去って行った。サクヤは全てが解決すれば、父親の仇とされるアッシュをその手で殺すことを決めていた。
episode3
黒戸が復帰したことで七煌星団は活気付き、攻めてきたアインベルクのヒース・ロットを撃退する。そしてロゼ(サクヤ)とアッシュは休暇を取り、サクヤは喫茶店「シュマリ」を訪れその手伝いをするが、アッシュは店員の江間メイを助けたことで喫茶店で本来の姿のサクヤに会い、彼女に惚れてしまう。
一方、ネオ・ブリタニア側では捕らえられたサクラの警護にキャサリンが付く。そんな中、第100代皇帝のカリス・アル・ブリタニアが突如崩御し、その後任にブリタニアの正統な皇族関係者のサクヤ(サクラ)が即位したというニュースが駆け巡る。サクヤは過去に、L.L.と出会ったことを思い出していた。
episode4
第101代皇帝となったサクヤ(サクラ)は自分にも出来ることを模索していた。そんな折、アインベルクのディボックはノーランドへの手柄を立てるため、天空要塞ダモクレスとフレイヤを持ち出してのサッポロゲットー殲滅を宣言し、それを聞いたロゼやアッシュ、七煌星団の面々に動揺が走る。
その頃、黒の騎士団は総司令にコーネリア・リ・ブリタニアが就任し、七煌星団側に新型KMFなどの支援物資を輸送する。また、追加人員として八戸基地の坂井ミナトに護衛されたニーナ・アインシュタインが七煌星団の元を訪れる。彼女はネオ・ブリタニアが所有するフレイヤ対策を担っていた。
episode5
ディボックは地上戦闘を担当するアインベルクのナラと共に進軍し、東の暁旅団や北狼軍と同盟関係を構築した七煌星団はダモクレス攻略作戦を実行。フロート爆破のため要塞内部へ突入しての爆弾設置作業に着手し、ニーナから提供された新型フレイヤ・エリミネーターの用意も完了していた。
ダモクレスはフロート損傷で高度が下がり、ナラの部隊はアッシュと戦闘後に撤退。フレイヤも1発目はアッシュが阻止、2発目を抱えて出撃したディボックもロゼ達に防がれて死亡する。しかし、突如現れたアインベルクのクリストフが最後のフレイヤをダモクレスに使い、墜落が不可避となる。
episode6
ダモクレスはロゼ達の尽力で市街地を外れた場所へと落着した。ナラは戦ったZi-アポロのパイロットがアッシュだと気付き、彼を誘って過去と現在の状況を話し合う。サクヤは目撃した二人を追跡し、盗聴器でアッシュが重護を殺していないこと、彼がノーランドの養子であったことを聞く。
ネオ・ブリタニア側ではクリストフがサクヤのギアスが使われた者達を拷問し、独自調査を行っていた。また、サクヤ(サクラ)は日本人のために出来ることをしようと願うが、彼女の言動に憤ったキャサリンと一時的に警護を代わったアインベルクのヴァルターに自身が影武者だと見抜かれてしまう。
登場人物
主要人物
- ロゼ
- 声 - 天﨑滉平
- 本作の主人公。ブリタニア人の傭兵兄弟「ナナシの傭兵」の弟。優秀な頭脳の持ち主で、依頼人との交渉や情報収集、作戦指揮を行う。また、生身・KMF双方での戦闘能力も有しており、KMF戦での愛機はZi-アルテミス。
- 性格は明るく、普段はキャンピングカーで移動・生活をしており、アッシュが拾ってきたりした犬や猫などの動物を共に乗せている(なお、世話は主にアッシュが行っている)。
- その正体はブリタニア人ではなく、日本人であるがネックレス型の装置で「ナナシの傭兵のロゼ」へと姿や声を変化させた皇サクヤその人であり、「絶対遵守の力」を有するギアス能力者。
- アッシュ / アッシュ・フェニックス
- 声 - 古川慎
- ブリタニア人の傭兵兄弟「ナナシの傭兵」の兄。生身では優れた運動能力を有し、KMFの操縦技術も優秀なレベルにある。そのため、弟のロゼの立てた作戦に従い、幾度も勝利を重ねてきた。KMF戦での愛機はZi-アポロ。
- 休暇時は主に筋トレに励んだり、拾った動物達の世話をしている。街に買い出しに出かけた際に喫茶店「シュマリ」を訪れたことで出会ったラズベリーという名の女性(正体はサクヤ)に一目惚れする。
- その正体は、ロゼことサクヤのギアスの力によって記憶や感情を書き換えられたブリタニア人の男性で、サクヤの父である重護の仇とされる「ネオ・ブリタニアのアッシュ・フェニックス」その人。当然ながらロゼとの血縁関係は無いが、「弟のロゼを大切に思い、彼のことを最優先とする」という感情に染まっており、結果として本来ならば同胞であるネオ・ブリタニア側の人間を殺傷する「裏切り者の人間兵器」と化している。
- 皇 サクヤ(すめらぎ サクヤ)
- 声 - 上田麗奈
- 本作のヒロイン。ネオ・ブリタニアによる占領前のホッカイドウブロック領主、皇重護とシェリー・メ・ブリタニアの娘。重護の死後にネオ・ブリタニアに身柄を拘束され、アバシリ強制収容所に囚われているとされているが、実はそのサクヤというのは影武者であり、本物のサクヤは拘束を逃れ、身代わりに囚われた影武者にして親友のサクラを助けるべく「ナナシの傭兵」のロゼとして活動している。また、喫茶店「シュマリ」を「ラズベリー」という名前で、髪型を変えて手伝うこともある。
- なお、かつてキョウト六家の当主であった皇神楽耶と同姓で、下の名前も似ているが神楽耶が最終的に合衆国日本の首相になったのに対し、サクヤの父の重護は日本の一地域であるホッカイドウブロックの領主であったことから、神楽耶は「皇家の本家」の生まれであり、重護とサクヤは「皇家の分家」の生まれである模様。
- 春柳宮 サクラ(はるやなぎのみや サクラ)
- 声 - 上田麗奈
- ネオ・ブリタニアの手でアバシリ強制収容所に囚われている皇サクヤの正体で、皇家の親類(おそらくホッカイドウ皇家の分家と思われる)に辺り、サクヤの影武者にして親友の少女。ロゼ(サクヤ)にとっては彼女を「奪還」することこそが生きる目的であり、同時にそれはサクヤが「ナナシの傭兵のアッシュ」として生かしている「ネオ・ブリタニアのアッシュ・フェニックス」の生死を分ける境界線となっている。後にサクヤの手で収容所から脱出を果たすものの、そこに現れたキャサリンに連れ去られる。カリスの死去後にはサクヤがシェリーの娘であったことが明らかにされ、新たなネオ・ブリタニアの第101代皇帝に即位する。
ネオ・ブリタニア帝国
アインベルク
- ノーランド・フォン・リューネベルク
- 声 - 安元洋貴
- ネオ・ブリタニア皇帝直属騎士「アインベルク」を統率する仮面の男性。白のキング。性格は冷酷で、味方であろうと失態を犯した者に容赦はしない。カリスや後任のサクヤに対してはお飾りの皇帝扱いをしており、実際はネオ・ブリタニアの実権を握っているに等しい。アインベルクの敗退やダモクレスの喪失を受けても動揺する様子すら見せず、何らかの思惑をもって行動している。過去にはアッシュを養子にしていたとされる。
- ナラ・ヴォーン
- 声 - 内山夕実
- 黒のクィーン。赤毛の女性。ディボックの作戦時は地上部隊を率いて進軍するが、引き際を悟り部隊を撤退させる。その際、Zi-アポロと戦闘したことで相手のパイロットがアッシュだと気付く。かつてアッシュとは同じ孤児院で暮らしていたことがあり、後に彼をドライブに誘い、昔の思い出と近況を語らう。
- キャサリン・サバスラ
- 声 - 東山奈央
- 白のクィーン。ピンク色のツインテールの女性。強気な性格。アバシリ強制収容所にてサクヤ(正体はサクラ)を連れて帰還する。後には何故自分が、という不満を抱きつつも皇帝に即位した彼女の警護担当となる。サクラの言動に憤りを抱いた際はヴァルターに一時的な警護の交代を願い出た。
- ヴァルター・リントシュテット
- 声 - 加瀬康之
- 黒のビショップ。キャサリンに代わってサクヤ(サクラ)の警護を担った際、彼女が本物のサクヤではないことを見抜く。
- スタンリー・フォンブラウン
- 声 - 平川大輔
- 白のビショップ。KMFには搭乗せず、技術者として貢献している。
- クリストフ・シザーマン
- 声 - 吉野裕行
- 黒のルーク。研究者肌であり、ノーランドとは古くからの付き合い。ディボックの作戦時は高度の下がっていたダモクレスに最後のフレイヤを使い、墜落を決定的とした。アバシリ強制収容所等でギアスを使われた者達の行動に疑念を抱き、独自にその調査を行う。
- ディボック・メルテ
- 声 - 水中雅章
- 白のルーク。手柄を立てるためダモクレスとフレイヤを持ち出し、サッポロゲットー殲滅を目論む。しかし、要塞内部への敵部隊侵入、フレイヤ・エリミネーターの使用といった予想外の出来事に遭い、これ以上の失態を防ぐべく単機でフレイヤを抱えて目的を遂行しようとするも、先回りしていたロゼ達にエリミネーターを使われ、自身のみが爆死する。
- アーノルド・レンク
- 声 - 斉藤壮馬
- 黒のナイト。アインベルクとして、アバシリ強制収容所に派遣される。ロゼ達や七煌星団が収容所に突入してきた際は部隊を率いて迎撃に出撃、相対したアッシュが「アッシュ・フェニックス」であることに気付く。戦闘では乗機の盾を生かした戦法を取るが、アッシュに機体性能に頼りすぎな点を指摘されて敗れ、戦死する。
- ヒース・ロット
- 声 - 逢坂良太
- 白のナイト。アインベルクの中では若輩者にあたる。ナラやクリストフの部隊らと各レジスタンス組織を襲うが、自身が担当した七煌星団はロゼとアッシュが彼らに協力していたため手玉に取られて難なく逃亡され、任務に失敗する。帰還後は怯える姿を見せ、ノーランドから見限られたことで精神の均衡を失い、自決する。
- グラン・カークウェイン
- 声 - 小野友樹
- 黒のポーン。グリードの弟。幼少時からイレヴンへの強い差別意識を抱いており、愉悦しながら民間人の処刑を行うなど、残虐非道な性格。カークウェイン兄弟を排除しに来た「ナナシの傭兵」と対決し、自らはアッシュを相手取るものの、アッシュの腕とZi-アポロの前に部下を全滅させられ、自らも乗機を破壊されて戦死する。
- グリード・カークウェイン
- 声 - 野島裕史
- 白のポーン。グランの兄。弟と同様、イレヴンに強い差別意識を抱いている。自身は屋敷で部隊の指揮をしていたが、内部に入ってきたロゼとチェスの勝負を行う。その後、ロゼの変装を解いて正体を露わにしたサクヤからギアスをかけられ、殺してきた100倍の日本人を救えば命は助かると言われるも、拒否したことで自決する。
行政府
- カリス・アル・ブリタニア
- 声 - 市ノ瀬加那
- ネオ・ブリタニア帝国第100代皇帝。まだ幼いながらも皇帝としての仕事をこなしており、過去には日本人に命を狙われた経験を持つ。episode3にて血を吐いて突如崩御し、暗殺疑惑もある中で葬儀が行われる。
- ナタリア・ルクセンブルグ
- 声 - 寺崎裕香
- カリス付きの文官。ロゼの正体がサクヤだと知る人物の一人。幼いカリスを相談役として支えてきたため、彼の死にショックを受ける。
七煌星団
- 黒戸 剣成(くろど けんせい)
- 声 - 黒田崇矢
- 七煌星団の団長。過去には「日本解放戦線」に所属しており、団員達からの信頼も厚い。物語序盤ではアバシリ強制収容所に囚われていたが、「ナナシの傭兵」と七煌星団の手によって救出される。ロゼの正体がサクヤだと知る人物の一人。
- 物部 勲(もののべ いさお)
- 声 - 小西克幸
- 黒戸不在時のまとめ役。KMFに搭乗することもある。
- 琉高 ハルカ(るたか ハルカ)
- 声 - 富田美憂
- KMFのパイロット。最初に「ナナシの傭兵」と接触した。七煌星団の中ではエースクラスの腕を持つ。黒の騎士団による物資搬入後は、新型KMFの蛍雪を乗機とする。初陣となるダモクレス攻略戦時ではアインベルクのディボックを圧倒した。
- 小田 友臣(おだ ともおみ)
- 声 - 千葉翔也
- KMFのパイロット。当初はロゼとアッシュを敵視するが、すぐに打ち解けている。
- 宗森 葵太(むねもり しょうた)
- 声 - 坂泰斗
- KMFのパイロット。気の知れた仲の小田や新城とは、一緒にいることが多い。
- 新城 陽子(あらき ようこ)
- 声 - 杉山里穂
- オペレーターの女性。露出の多い服装が特徴。
- 佐野 悠里(さの ゆうり)
- 声 - 春野杏
- メカニックの少女。KMFの整備・調整などを担当する。
レジスタンス勢力
- 東見 燦士郎(とうみ さんしろう)
- 声 - 藤井隼
- 「東の暁旅団」団長。当初は組織単独でネオ・ブリタニアに対抗していたが、後に北狼軍と共に七煌星団の元を訪れ、同盟関係を築く。ダモクレス攻略戦時は要塞内部に侵入し爆破作業を行うも、ディボックとの戦闘で乗機を失う。その後は一旦離脱するが、まだ自分にもやれることがあると戻り、爆弾に特攻してフロート爆破と引き換えに落命する。
- 岩本 時男(いわもと ときお)
- 声 - 青山穣
- 「北狼軍」リーダー。東の暁旅団と同じく、七煌星団と同盟関係を築く。ダモクレス攻略戦時は地上でナラの部隊を相手にする。
黒の騎士団
- 漣 士郎(さざなみ しろう)
- 声 - 山本兼平
- ネオ・ブリタニアに最も近い黒の騎士団の拠点である、八戸基地所属。部下の志塚と共に、ロゼの正体がサクヤだと知っている。
- 志塚 香(しづか かおる)
- 声 - 小林親弘
- 漣の部下。
- 坂井 ミナト(さかい ミナト)
- 声 - Lynn
- 八戸基地所属の団員。ニーナの護衛としてホッカイドウに赴き、彼女が仕事を終え帰還した後も騎士団とレジスタンスの連絡役として残る。
- コーネリア・リ・ブリタニア
- 声 - 皆川純子
- 黒の騎士団の総司令。リンク先を参照。
喫茶店「シュマリ」
- 江間 メイ(えま メイ)
- 声 - 白石晴香
- 喫茶店「シュマリ」の従業員。ブリタニア人に絡まれていた所をアッシュに助けられる。
- ヴァレン・スターク
- 声 - 野川雅史
- 喫茶店「シュマリ」のマスター。ラズベリー姿のサクヤに店を手伝ってもらうこともある。
サクヤの家族
- 皇 重護(すめらぎ じゅうご)
- 声 - 小山力也
- サクヤの父親。ホッカイドウブロックの元領主。虜囚となった後、何者かに殺害される。アッシュは「自分が重護を殺した」と語っているが、詳細は不明。
- シェリー・メ・ブリタニア
- サクヤの母親。神聖ブリタニア帝国第98代皇帝シャルル・ジ・ブリタニアの第一子だが、彼が皇帝に即位する前に重護に嫁いでおり、その際に皇位継承権を返上している。ブリタニアが日本を占領しエリア11とした際には、自身の立場を利用し北海道とそこに住む民達を守ったが、その後に若くして病没した。
その他
- ニーナ・アインシュタイン
- 声 - 千葉紗子
- 科学者の女性。リンク先を参照。
- L.L.
- 声 - 福山潤
- サクヤに対しギアスを授ける。リンク先を参照。
- C.C.
- 声 - ゆかな
- L.L.と二人で旅をしている。リンク先を参照。
登場兵器
ナナシの傭兵のKMF
Zi-アポロ Zi-Apollo | |
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形式番号 | UZZ-001s |
所属 | ナナシの傭兵 |
全高 | 4.50m[5] |
重量 | 6.69t[5] |
武装 | スラッシュハーケン×6 腕部ブレード×2 |
特殊装備 | メギストスゼータ |
搭乗者 | アッシュ |
- Zi-アポロ
- アッシュが搭乗するKMF。格闘戦が主体の近接戦闘型[2]。武装は肩部や胸部、大腿部に備えたスラッシュハーケン計6基と、両腕部の展開式のブレード程度で、銃火器や大型武器は装備していない。戦場で敵機が持つ銃や剣を奪って使用する戦闘スタイルを取る[2]。また、「メギストスゼータ」という戦闘能力を向上させる機能が搭載されている[5]。
Zi-アルテミス Zi-Artemis | |
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形式番号 | UZZ-001m |
所属 | ナナシの傭兵 |
特殊装備 | 変形機構 合体機構 |
搭乗者 | ロゼ |
- Zi-アルテミス
- ロゼが搭乗するKMF。索敵・状況の把握等が主体の支援型[2]。飛行が可能であり、フォートレスモードへの変形機構も持つ。
Zi-オルテギア Zi-Ortygia | |
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形式番号 | UZZ-001 |
所属 | ナナシの傭兵 |
搭乗者 | アッシュ ロゼ |
- Zi-オルテギア
- Zi-アポロとZi-アルテミスの合体形態。Zi-アルテミスが機体各部を展開させて合体し、前部中央にZi-アポロが位置する。
ネオ・ブリタニア製KMF
ファウルバウト Foulbout | |
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形式番号 | RPCX-01K |
所属 | ネオ・ブリタニア帝国 |
搭乗者 | ノーランド・フォン・リューネベルク |
- ファウルバウト
- ノーランド専用KMF。
クインアスラ Queen Asura | |
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形式番号 | RPCX-02Q/S |
所属 | ネオ・ブリタニア帝国 |
搭乗者 | ナラ・ヴォーン |
- クインアスラ
- ナラ専用KMF。
クインクラカ Queen Curaca | |
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形式番号 | RPCX-02Q/W |
所属 | ネオ・ブリタニア帝国 |
搭乗者 | キャサリン・サバスラ |
- クインクラカ
- キャサリン専用KMF。
エルグリプス Elgrips | |
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形式番号 | RPCX-03L/S |
所属 | ネオ・ブリタニア帝国 |
搭乗者 | クリストフ・シザーマン |
- エルグリプス
- クリストフ専用KMF。
エルカルマル Elcarmal | |
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形式番号 | RPCX-03L/W |
所属 | ネオ・ブリタニア帝国 |
搭乗者 | ディボック・メルテ |
- エルカルマル
- ディボック専用KMF。
ヴァルプニル Valpnir | |
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形式番号 | RPCX-05K/S |
所属 | ネオ・ブリタニア帝国 |
搭乗者 | アーノルド・レンク |
- ヴァルプニル
- アーノルド専用KMF。
フレイプニル Fleipnir | |
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形式番号 | RPCX-05K/W |
所属 | ネオ・ブリタニア帝国 |
搭乗者 | ヒース・ロット |
- フレイプニル
- ヒース専用KMF。
レヴィルテイン Levyletaine | |
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形式番号 | RPCX-06P/S |
所属 | ネオ・ブリタニア帝国 |
搭乗者 | グラン・カークウェイン |
- レヴィルテイン
- グラン専用KMF。
カムデン Camden | |
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形式番号 | RPI-221 |
所属 | ネオ・ブリタニア帝国 |
搭乗者 | ネオ・ブリタニア騎士 |
- カムデン
- ネオ・ブリタニア軍の主力量産型KMF。アインベルク所属部隊機はカラーリングが異なる。
黒の騎士団製KMF
蛍雪 Keisetsu | |
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形式番号 | Type-07T |
所属 | 七煌星団 |
搭乗者 | 琉高ハルカ |
- 蛍雪(けいせつ)
- 黒の騎士団製の新型KMF。従来の機体では本領発揮を出来ていないとして、琉高ハルカに与えられる。
雪花 Sekka | |
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形式番号 | Type-07 |
所属 | 七煌星団 東の暁旅団 北狼軍 |
搭乗者 | 物部勲 小田友臣 宗森葵太 東見燦士郎 岩本時男 |
- 雪花(せっか)
- 黒の騎士団製の最新鋭量産型KMF。七煌星団の物部や小田、宗森、東の暁旅団の東見、北狼軍の岩本らが乗り込む。
暁改 Akatsuki-Upgrade | |
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形式番号 | Type-05c |
所属 | 七煌星団 東の暁旅団 北狼軍 |
搭乗者 | 七煌星団団員 東の暁旅団団員 北狼軍団員 |
- 暁改(あかつきかい)
- 暁の改修機で、レジスタンス勢力が運用する主力量産型KMF。
その他の兵器
ダモクレス Damocles | |
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分類 | 天空要塞 |
所属 | ネオ・ブリタニア帝国 |
全長 | 3000m |
推進機関 | フロートシステム |
武装 | フレイヤ |
特殊装備 | ブレイズルミナス |
搭乗者 | ディボック・メルテ |
- ダモクレス
- ネオ・ブリタニア帝国が所有する天空要塞。フレイヤを搭載し、強固なブレイズルミナス展開機構を備える。新たに建造されたのかどうかは不明。アインベルクのディボックの手でサッポロゲットー殲滅のために運用されるが、ロゼや七煌星団に侵入され、フロート爆破作業を行われる。ディボックや警備兵が迎撃するも、東見の特攻などでフロートを損傷し、徐々に高度が低下していく。
- フレイヤの搭載数は2発で、1発目はアッシュの撃った新型フレイヤ・エリミネーターに防がれ、残った2発目はディボック自身がKMFで抱えて飛び出すも、先回りしていたロゼ達にエリミネーターを使われて失敗。ネオ・ブリタニアが持つ最後の1発はクリストフが高度低下中のダモクレスへ使い、墜落が決定的となった。最後はロゼ達の尽力で市街地を逸れた人的被害の少ない場所へと誘導され、地上に落着した。
用語
- ネオ・ブリタニア帝国
- 合衆国日本のホッカイドウブロックを占領し、建国を宣言した国家。内部の日本人達は、またもイレヴンとして扱われている。元首は第100代皇帝カリス・アル・ブリタニア。カリスの死去後は皇サクヤ(正体は春柳宮サクラ)が第101代皇帝に即位する。皇帝直属の「アインベルク」という騎士団(後述)が存在する。また、天空要塞ダモクレスやフレイヤを有する。
- アインベルク
- 戦略面を得意とするヴァイスリッター6名と、実戦面を得意とするシュヴァルツリッター5名で構成されている。彼らはそれぞれ、チェスの駒になぞらえた地位を持ち、領地と騎士団を持っている。リーダー格はノーランド・フォン・リューネベルク。なお、「アインベルク(Einberg)」、「ヴァイスリッター(Weißritter)」、「シュヴァルツリッター(Schwarzritter)」はそれぞれ、ドイツ語で「山」、「白騎士」、「黒騎士」を意味する。
- シトゥンペの壁
- ホッカイドウブロックの全周に張り巡らされたエネルギー障壁で、「シトゥンペバリア」とも呼ばれる。接触したKMFを出力低下・行動停止させる機能を持ち、壁の内部でもKMFはエナジーを大量に消費するため、フロートシステムが有用ではなくなっている[2]。故に、黒の騎士団も容易には奪還のための行動が起こせないでいる[注 1]。
- 七煌星団
- ホッカイドウブロック最大のレジスタンス組織であり、反ネオ・ブリタニア活動を展開している。団長の黒戸剣成はアバシリ強制収容所に捕われていたが、後に救出される。黒の騎士団からの支援物資を受けたことで、戦力を増強する。
- 東の暁旅団、北狼軍
- 共にホッカイドウブロックで活動するレジスタンス組織。東の暁旅団は東見燦士郎が、北狼軍は岩本時男が率いている。七煌星団と比べて規模は小さく、戦力も劣っている。後には二組織共に、七煌星団と同盟関係を結ぶ。
主題歌
- オープニング主題歌「Running In My Head」
- 作詞・作曲 - MIYAVI ・ Lenard Skolnik ・ Seann Bowe ・ Notelle ・ Erich Lennig ・ Jonny Litten / 歌 - MIYAVI[6]
- エンディング主題歌「ロゼ (Prod.TeddyLoid)」
- 作詞 - 満島ひかり、Konnie Aoki、作曲・編曲 - TeddyLoid、Add108、 歌 - 満島ひかり
スタッフ
- 原作・企画・制作 - サンライズ
- ストーリー原案 - 大河内一楼、谷口悟朗
- 監督 - 大橋誉志光
- チーフ演出 - 石井章詠
- シリーズ構成 - 木村暢
- キャラクターデザイン原案 - CLAMP
- キャラクターデザイン - 木村貴宏、島村秀一
- ナイトメアフレームデザイン - 阿久津潤一
- メカニックデザイン - 重田智、石本剛啓、植田大貴、今野航
- メインアニメーター - 木村貴宏、島村秀一、中谷誠一、重田智、橋本敬史
- 美術デザイン - ロマン・トマ
- 美術監督 - 小幡和寛
- 色彩設計 - 忽那亜実、久保木裕一
- 3DCG - 武右ェ門
- CGI監督 - 篠田周二
- 音響監督 - 明田川仁
- 撮影監督 - 千葉洋之
- 編集 - 坂本久美子
- 音楽 - 川井憲次
- 音楽プロデューサー - 関根陽一
- 音楽制作 - バンダイナムコミュージックライブ
- プロデューサー - 土屋康昌、谷口廣次朗、大林祐里、土屋芳朗、小岐須泰世
- 製作 - バンダイナムコフィルムワークス
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
episode 1 | 雪解-Melting snow- | ||||||
episode 2 | 氷壁-Ice Wall- | ||||||
episode 3 | 紅霞-Raspberry- | ||||||
episode 4 | 蛍火-Alliance- | ||||||
episode 5 | 光芒-Damocles- | ||||||
episode 6 | 薫衣-Lavender- |
入場者特典
- 第1幕入場者特典[7]
- 1週目:メインスタッフ描き下ろしビジュアルシート(ランダム全5種)
- 配布期間:2024年5月10日 - 5月16日
- 2週目:「コードギアス」シリーズコラボ描き下ろしミニ色紙(ランダム全5種)
- 配布期間:5月17日 - 5月23日
- 3週目:描き下ろしステッカー(ランダム全2種)
- 配布期間:5月24日(金)~5月30日
- 4週目:『コードギアス 奪還のロゼ』木村貴宏 ARTBOOK(全1種)
- 配布期間:5月31日 - 6月6日
- 第2幕入場者特典[8]
- 1週目:メインスタッフ描き下ろしビジュアルシート(ランダム全5種)
- 配布期間:6月7日 - 6月13日
- 2週目:「コードギアス」シリーズコラボ描き下ろしミニ色紙(ランダム全4種)
- 配布期間:6月14日 - 6月20日
- 3週目:描き下ろしステッカー(ランダム全2種)
- 配布期間:6月21日 - 6月27日
- 4週目:キャラクターデザイン島村秀一描き下ろしコースター(ランダム全2種)
- 配布期間:6月28日 - 7月4日
脚注
注釈
- ^ なお、これはかつてラクシャータが開発したゲフィオンディスターバーとは原理的には別物であり、ゲフィオンディスターバーへの対策を施したKMFにも通用するが、あくまでもKMFを行動停止させるだけでブレイズルミナスのようなエネルギーによる「壁」ではないため、この障壁内を人や物が「通過する」こと自体は可能であり、劇中では潜水艦を使っての輸送作戦が行われた。
出典
- ^ “コードギアス 奪還のロゼ 公式サイト theater”. 2024年5月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『グレートメカニックG 2024 SUMMER』、双葉社、2024年6月、68-73頁、ISBN 978-4-575-46553-2。
- ^ “「コードギアス 奪還のロゼ」5月10日から全4幕で劇場公開、6月からディズニープラスで独占配信 上田麗奈、安元洋貴ら新キャスト一挙発表”. 映画.com (2024年3月25日). 2024年6月20日閲覧。
- ^ “『コードギアス 奪還のロゼ』ディズニープラスで6月21日(金)より世界独占配信決定!”. ディズニープラス (2024年5月24日). 2024年6月20日閲覧。
- ^ a b c METAL ROBOT魂<SIDE KMF>「Zi-アポロ」説明書, コードギアスシリーズ, バンダイスピリッツ
- ^ “Apple Music インフォメーション”. Apple. 2024年5月11日閲覧。
- ^ 第1幕入場者特典公式サイト 2024年4月22日。
- ^ 第2幕入場者特典公式サイト 2024年5月24日。