「フレガート (レーダー)」の版間の差分
[https://en-two.iwiki.icu/w/index.php?title=Type_382_radar&oldid=1089493125]の翻訳を移入。なおNATOコードネームはカタカナに音写すると意味がないため原文に戻した(大日本帝国陸海軍の戦闘機・爆撃機の連合軍コードネームはいずれも英語表記のままである零式艦上戦闘機など)。加筆者はWP:JPEにしたがい、本文中の解説は「……である。」調のいわゆる「常体」を使ってください。 タグ: 差し戻し済み |
(おそらく山寨化)といのは単なる憶測なので差し戻します、また山寨化は一般的な日本語ではありません、正しい表現にして下さい。 タグ: 取り消し |
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'''MR-710「フレガート」'''({{Lang-ru-short|[[:ru:Фрегат_(радиолокационная_станция)|Фрегат]]}})は、もっとも初期に開発された機種であり、[[NATOコードネーム|NATO名]]は「トップ・スティア」。主任設計官は[[:ru:Родионов, Леонид Алексеевич|レオニード・A・ロジオノフ]]であった。 |
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前任の[[アンガラー (レーダー)|MR-310「アンガラーA」]](NATO名 |
前任の[[アンガラー (レーダー)|MR-310「アンガラーA」]](NATO名「ヘッド・ネット」)などと同様に、180度背中合わせに配置した2つのレーダー面をもつバック・トウ・バック方式を採用しており、これは以後のフレガート・ファミリーにおいても踏襲された。本機においては、アンテナとしては縦長と横長の[[パラボラアンテナ]]が1面ずつ用いられている。使用周波数は[[電波の周波数による分類|S(E)バンド (2~2.5GHz)]]、最大探知距離は、当初は{{Convert|145|-|150|km|nmi|abbr=on}}であったが、後の改修で{{Convert|300|km|nmi|abbr=on}}まで延伸された。 |
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またのちに、改良型の'''MR-710M「フレガート-M」'''({{Lang-ru-short|МР-710М «[[:ru:Фрегат-М|Фрегат-М]]»}})を経て、2面のアンテナのうちの縦長のパラボラアンテナを四角形のプレーンアンテナに変更した'''MR-710M-1「フレガート-M1」'''が登場した。これは「プレート・スティア」のNATO名を付与された。 |
またのちに、改良型の'''MR-710M「フレガート-M」'''({{Lang-ru-short|МР-710М «[[:ru:Фрегат-М|Фрегат-М]]»}})を経て、2面のアンテナのうちの縦長のパラボラアンテナを四角形のプレーンアンテナに変更した'''MR-710M-1「フレガート-M1」'''が登場した。これは「プレート・スティア」のNATO名を付与された。 |
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'''「フレガート-M2」'''({{Lang-ru-short|Фрегат-М2}})は、シリーズの軽量型として開発された。現在では発展型の[[:ru:Фрегат-М2ЭМ|「フレガート-M2EM」({{Lang|ru|Фрегат-М2ЭМ}})]]も配備されており、こちらは、有効探知距離 |
'''「フレガート-M2」'''({{Lang-ru-short|Фрегат-М2}})は、シリーズの軽量型として開発された。現在では発展型の[[:ru:Фрегат-М2ЭМ|「フレガート-M2EM」({{Lang|ru|Фрегат-М2ЭМ}})]]も配備されており、こちらは、有効探知距離230km(対戦闘機)、50km(対ミサイル)とされている。 |
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'''フレガートMAE'''({{Lang-ru-short|[[:ru:Фрегат-МАЭ|Фрегат-МАЭ]]}})はフレガート-MAシリーズの輸出型であり、最大探知距離150kmとされている。 |
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「フレガート-MAE」および「フレガート-MAE-1」はプレーンアンテナ1面のみを有しており、 |
「フレガート-MAE」および「フレガート-MAE-1」はプレーンアンテナ1面のみを有しており、「ハーフ・プレート」のNATO名を付与されている。これらの背面には、アメリカの[[AN/SPS-6]]で見られたような風圧バランス用のベーンが設置されている。 |
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一方、「フレガート-MAE-2」および「フレガート-MAE-5」は「フレガート-MA」と同様にプレーンアンテナ2面を有しており、 |
一方、「フレガート-MAE-2」および「フレガート-MAE-5」は「フレガート-MA」と同様にプレーンアンテナ2面を有しており、「トップ・プレートB」のNATO名を付与されている。 |
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{{Double image aside|left|РЛС Фрегат-МА на БПК проекта 1155, 2011-07-05.jpg|250|D61 INS Delhi Fregat-MAE 3D Radar Vladivostok.jpg|250|MR-750「フレガートMA」|「フレガート-MAE」}} |
{{Double image aside|left|РЛС Фрегат-МА на БПК проекта 1155, 2011-07-05.jpg|250|D61 INS Delhi Fregat-MAE 3D Radar Vladivostok.jpg|250|MR-750「フレガートMA」|「フレガート-MAE」}} |
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=== 382型レーダー === |
=== 382型レーダー === |
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[[:en:Type_382_radar|382型レーダー(英語版)]]は「フレガート-MAE-5」を[[中華人民共和国]]において[[山寨]]化されたと誤った情報が掲載されていたが、英語版のjane年鑑等出典つき表記は「 possibly a reverse engineered version」であり確定事項は無く西側の憶測のみで、中国側メーカーの正式情報ではありません。 |
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{{仮リンク|382型レーダー|en|Type_382_radar}}・H/LJQ-382 レーダーと、フレガート-MAE-3との関係は明らかではない。2015年にサラ・キルヒバーガーおよび[[ジェーン海軍年鑑]]2015–2016によってフレガートの一種もしくはその[[リバースエンジニアリング|リバースエンジニアリングバージョン]](おそらく[[山寨]]化)とされたが{{Sfn|Kirchberger|2015|page=197}}{{Sfn|Jane's|2015|page=144}}、ポール・シュワルツはロシアのレーダーに比べて「かなり進歩している」と述べている{{Sfn|Paul|2015|page=30}}。2020年、ヴェルトハイムは[[中華人民共和国|中国]]の呼称と併せて '''Top Plate''' という用語を使用した{{Sfn|Wertheim|2020}}。 |
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また形状に違いがあり、最も明確な違いはフレガートには上部に構造物があるがType 382 radarにはありません、その他細部にも違いがあり面積・素子等、諸々が同一という情報もありません。 |
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'''搭載艦''' |
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== 参考文献 == |
== 参考文献 == |
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*{{Cite book|author=[[:en:Norman Friedman|Norman Friedman]]|title= The Naval Institute guide to world naval weapon systems|year= 2006|publisher=Naval Institute Press|isbn=9781557502629|url= https://books.google.co.jp/books?id=4S3h8j_NEmkC}} |
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* {{cite journal |last=Wertheim |first=Eric |date=June 2020 |title=China's Multipurpose FFG |journal=Proceedings |volume=146 |issue=6 |publisher=U.S. Naval Institute |id=0041798X |url=https://www.usni.org/magazines/proceedings/2020/june/chinas-multipurpose-ffg |ref={{Snfref|Wertheim}} }} |
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* {{cite book |last=Kirchberger |first=Sarah |year=2015 |title=Assessing China's Naval Power: Technological Innovation, Economic Constraints, and Strategic Implications |series=Global Power Shift |publisher=Springer |ref={{Sfnref|Kirchberger|2015}} |isbn=978-3-662-47127-2 }} |
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* {{cite book |editor-last=Saunders |editor-first=Stephan |title=Jane's Fighting Ships 2015-2016 |publisher=Jane's Information Group |year=2015 |isbn=978-0710631435 |ref={{Sfnref|Jane's|2015}} }} |
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* {{cite book |last=Schwartz |first=Paul |date=August 2015 |title=Russia's Contribution to China's Surface Warfare Capabilities: Feeding the Dragon |series=Global Power Shift |url=https://csis-website-prod.s3.amazonaws.com/s3fs-public/legacy_files/files/publication/150824_Schwartz_RussiaContribChina_Web.pdf |format=PDF |publisher=Rowman & Littlefield |ref={{Sfnref|Paul|2015}} |isbn=978-1-4422-5879-2}} |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
2024年4月1日 (月) 06:00時点における版
フレガート(ロシア語: Фрегат、英: Fregat、フリゲートの意)は、ロシアのサリュート設計局により開発された艦載3次元レーダー。順次に改良・発展型が配備され、ソビエト連邦海軍およびロシア海軍において、対空捜索用として広く採用されている。
フレガート/フレガート-M
種別 | 3次元レーダー |
---|---|
開発・運用史 | |
送信機 | |
周波数 | S(E)バンド |
送信尖頭電力 | 30kW |
アンテナ | |
走査速度 | 15 |
探知性能 | |
探知距離 |
145–150 km (78–81 nmi) 後に300kmまで延伸 |
探知高度 | 30 km (98,000 ft) |
MR-710「フレガート」(露: Фрегат)は、もっとも初期に開発された機種であり、NATO名は「トップ・スティア」。主任設計官はレオニード・A・ロジオノフであった。
前任のMR-310「アンガラーA」(NATO名「ヘッド・ネット」)などと同様に、180度背中合わせに配置した2つのレーダー面をもつバック・トウ・バック方式を採用しており、これは以後のフレガート・ファミリーにおいても踏襲された。本機においては、アンテナとしては縦長と横長のパラボラアンテナが1面ずつ用いられている。使用周波数はS(E)バンド (2~2.5GHz)、最大探知距離は、当初は145–150 km (78–81 nmi)であったが、後の改修で300 km (160 nmi)まで延伸された。
またのちに、改良型のMR-710M「フレガート-M」(露: МР-710М «Фрегат-М»)を経て、2面のアンテナのうちの縦長のパラボラアンテナを四角形のプレーンアンテナに変更したMR-710M-1「フレガート-M1」が登場した。これは「プレート・スティア」のNATO名を付与された。
搭載艦
フレガート-MA
種別 | 3次元レーダー |
---|---|
開発・運用史 | |
送信機 | |
周波数 | S(E)バンド |
アンテナ | |
走査速度 | 12 |
探知性能 | |
探知距離 |
最大: 300 km (160 nmi) 有効: 230 km (120 nmi) (対戦闘機) |
探知高度 | 30 km (98,000 ft) |
その他諸元 | |
重量 | 9.6 t |
MR-750/760「フレガートMA」(露: Фрегат-МА)は、アンテナを両面ともにプレーンアンテナとするとともにデジタル信号処理を導入したシリーズの最新型であり、「トップ・プレート」のNATO名を付与されている。
搭載艦
- 956型駆逐艦(ソヴレメンヌイ級) ※6番艦以降
- 1135.1型国境警備艦(クリヴァク-III型)
- 1143.5型重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」
- 11430型航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」
- 11540.2型警備艦「ヤロスラフ・ムードルイ」
- 1155型大型対潜艦(ウダロイ級)
- 1914.1型測定艦「マーシャル・クルイロフ」
フレガート-M2
「フレガート-M2」(露: Фрегат-М2)は、シリーズの軽量型として開発された。現在では発展型の「フレガート-M2EM」(Фрегат-М2ЭМ)も配備されており、こちらは、有効探知距離230km(対戦闘機)、50km(対ミサイル)とされている。
搭載艦
- ミサイル給兵艦「アレクサンドル・ブリキン」
- 11540.1型警備艦「ネウストラシムイ」
- タルワー級フリゲート
フレガート-MAE
フレガートMAE(露: Фрегат-МАЭ)はフレガート-MAシリーズの輸出型であり、最大探知距離150kmとされている。
「フレガート-MAE」および「フレガート-MAE-1」はプレーンアンテナ1面のみを有しており、「ハーフ・プレート」のNATO名を付与されている。これらの背面には、アメリカのAN/SPS-6で見られたような風圧バランス用のベーンが設置されている。
一方、「フレガート-MAE-2」および「フレガート-MAE-5」は「フレガート-MA」と同様にプレーンアンテナ2面を有しており、「トップ・プレートB」のNATO名を付与されている。
382型レーダー
382型レーダー(英語版)は「フレガート-MAE-5」を中華人民共和国において山寨化されたと誤った情報が掲載されていたが、英語版のjane年鑑等出典つき表記は「 possibly a reverse engineered version」であり確定事項は無く西側の憶測のみで、中国側メーカーの正式情報ではありません。
また形状に違いがあり、最も明確な違いはフレガートには上部に構造物があるがType 382 radarにはありません、その他細部にも違いがあり面積・素子等、諸々が同一という情報もありません。
搭載艦
参考文献
- Norman Friedman (2006). The Naval Institute guide to world naval weapon systems. Naval Institute Press. ISBN 9781557502629