「山田上口駅」の版間の差分
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[[伊勢市駅]]管理の[[無人駅]]である。2018年まで使用されていた駅舎は、背が高い木造[[モルタル]]のもの<ref name="iknv"/>で、2台の[[自動券売機]]が稼動していた。また、無人化後もしばらくの間は[[キヨスク]]が営業していたほか、[[伊勢神宮奉納全国花火大会]]開催日のみ臨時で駅員が配置されていた。2019年に改築された駅舎は簡素なもの([[読売新聞]]によれば「[[バス停留所|バス停]]のような駅」<ref name="yu2211"/>)となり、自動券売機は撤去されたほか、数名が座れるベンチが置かれただけの待合室があるのみとなっている。また、併せて跨線橋も撤去された。 |
[[伊勢市駅]]管理の[[無人駅]]である。2018年まで使用されていた駅舎は、背が高い木造[[モルタル]]のもの<ref name="iknv"/>で、2台の[[自動券売機]]が稼動していた。また、無人化後もしばらくの間は[[Kiosk (JRグループ)|キヨスク]]が営業していたほか、[[伊勢神宮奉納全国花火大会]]開催日のみ臨時で駅員が配置されていた。2019年に改築された駅舎は簡素なもの([[読売新聞]]によれば「[[バス停留所|バス停]]のような駅」<ref name="yu2211"/>)となり、自動券売機は撤去されたほか、数名が座れるベンチが置かれただけの待合室があるのみとなっている。また、併せて跨線橋も撤去された。 |
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2017年7月31日までは[[相対式ホーム]]2面2線を有する構造であった。2017年7月31日までは南側のホームが1番線、北側のホームが2番線とされ、それぞれ亀山方面、鳥羽方面の列車が発着し、互いのホームは跨線橋で連絡していた。 |
2017年7月31日までは[[相対式ホーム]]2面2線を有する構造であった。2017年7月31日までは南側のホームが1番線、北側のホームが2番線とされ、それぞれ亀山方面、鳥羽方面の列車が発着し、互いのホームは跨線橋で連絡していた。 |
2024年3月20日 (水) 22:52時点における版
山田上口駅* | |
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待合室を兼ねた駅入口(2022年) | |
やまだかみぐち Yamada-Kamiguchi | |
◄宮川 (2.2 km) (1.8 km) 伊勢市► | |
所在地 | 三重県伊勢市常磐一丁目17-15[1] |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
所属路線 | ■参宮線 |
キロ程 | 13.2 km(多気起点) |
電報略号 | ヤク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
120人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)11月11日[2] |
備考 |
駅員無配置駅 * 1917年に筋向橋駅から改称。 |
山田上口駅(やまだかみぐちえき)は、三重県伊勢市常磐一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)参宮線の駅である。
快速「みえ」は、伊勢市駅発着の列車(下り4本、上り1本)のみ停車する。
歴史
年表
- 1897年(明治30年)11月11日:参宮鉄道宮川 - 山田(現・伊勢市)間延伸時に筋向橋駅(すじかいばしえき)として開業[2]。
- 1907年(明治40年)10月1日:国有化[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称が制定され、参宮線の所属となる[2]。
- 1916年(大正5年)11月:宇治山田市長が鉄道院総裁に、駅名改称および通過列車廃止の請願を提出[3][4]。
- 1917年(大正6年)10月10日:山田上口駅に改称[2]。
- 1930年(昭和5年)12月:駅舎竣工(2代目?)。
- 1980年(昭和55年)9月1日:貨物の取り扱いを廃止[5]。
- 1983年(昭和58年)12月21日:無人駅化[6]。跨線橋が竣工する[7]。荷物扱い廃止[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道の駅となる[2]。
- 2017年(平成29年)7月31日:この日の最終列車をもって2番のりば(鳥羽方面)の使用を停止し、翌日始発列車から上り下りとも1番のりばのみの使用とする[要出典]。これにより跨線橋も廃止。
- 2018年(平成30年)11月28日:この日限りで駅舎を閉鎖。新駅舎は2019年竣工[8]。
駅名改称等の請願(1916年)
1916年(大正5年)11月、宇治山田市長より、鉄道院総裁宛てに、『参宮線筋向橋駅名改称并通過列車廃止ノ儀ニ付請願』(参宮線筋向橋駅の駅名改称と通過列車廃止の請願)が提出されている。要約は以下の通り[3][4]。
- 駅名となっている筋向橋は駅から数百間も離れた小橋であり(実際は駅から約400m南にある)、旅客等が混乱する。
- 駅名が読みにくい。
- 駅周辺は産業が発展し、観光地でもあるが、通過列車が多く、不便である。
- 駅名を「宮川」または「山田上口」と変更すると共に、全ての列車を停車させて欲しい。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。線路の南側にホームが設置されている。
伊勢市駅管理の無人駅である。2018年まで使用されていた駅舎は、背が高い木造モルタルのもの[1]で、2台の自動券売機が稼動していた。また、無人化後もしばらくの間はキヨスクが営業していたほか、伊勢神宮奉納全国花火大会開催日のみ臨時で駅員が配置されていた。2019年に改築された駅舎は簡素なもの(読売新聞によれば「バス停のような駅」[8])となり、自動券売機は撤去されたほか、数名が座れるベンチが置かれただけの待合室があるのみとなっている。また、併せて跨線橋も撤去された。
2017年7月31日までは相対式ホーム2面2線を有する構造であった。2017年7月31日までは南側のホームが1番線、北側のホームが2番線とされ、それぞれ亀山方面、鳥羽方面の列車が発着し、互いのホームは跨線橋で連絡していた。
利用状況
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[9]。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 106 |
1999年 | 94 |
2000年 | 93 |
2001年 | 84 |
2002年 | 83 |
2003年 | 82 |
2004年 | 78 |
2005年 | 89 |
2006年 | 103 |
2007年 | 93 |
2008年 | 90 |
2009年 | 86 |
2010年 | 97 |
2011年 | 96 |
2012年 | 93 |
2013年 | 114 |
2014年 | 103 |
2015年 | 103 |
2016年 | 97 |
2017年 | 96 |
2018年 | 109 |
2019年 | 120 |
駅周辺
駅の裏手(北)には横浜ゴムの三重工場がある。正面(南)は非常に開けた伊勢市街地である。クスノキの並木が続くロータリーがある[1]。
- 伊勢市消防署西分署
- 伊勢慶友病院
- 三重県立宇治山田高等学校
- 伊勢市立中島小学校
- 伊勢市立早修小学校
- 三十三銀行辻久留支店
- 百五銀行筋向橋支店
- 伊勢筋向橋郵便局
- 御薗郵便局
- ぎゅーとらコア店
- 近鉄山田線宮町駅
- 宮川堤 - 日本さくら名所100選に選定されている桜の名所。
- 宮川橋梁 - 参宮線の撮影ポイントとして鉄道ファンには有名である[2]。
- 宇須乃野神社・県神社
- 草奈伎神社・大間国生神社
- 清野井庭神社
- 上社・志等美神社・大河内神社・打懸神社
- 筋向橋 - 当初の駅名になった橋。伊勢街道(参宮街道)と伊勢本街道の合流点にある。宮川支流・清川に架けられていた。現在の清川は暗渠となっており、形だけの欄干が作られている。
バス路線
「山田上口」停留所にて、三重交通や三交伊勢志摩交通が運行する路線バスが発着する。
隣の駅
※当駅に一部が停車する快速「みえ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
脚注
- ^ a b c “山田上口駅”. 伊勢志摩観光ナビ. 伊勢志摩観光コンベンション機構. 2016年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月27日閲覧。
- ^ a b c d e f g 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、24-25頁。
- ^ a b 『宇治山田市史 上巻』(昭和4年1月20日発行、編纂兼発行所:宇治山田市役所)665-667頁
- ^ a b “伊勢の引札”. 三重県総合博物館. 2016年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月27日閲覧。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、385頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「「CTC化」完成 紀勢本線と参宮線」伊勢新聞 1983年12月20日付 1面
- ^ 橋の銘板に記載されている。なお、建設着手は同年9月13日と記載。
- ^ a b 松岡樹 (2022年11月18日). “田丸駅舎解体 惜しむ声 玉城・参宮線 歴史110年 小津映画にも”. 読売新聞. 2023年2月23日閲覧。
- ^ 三重県統計書 - 三重県