ギヨーム4世 (ルクセンブルク大公)

ヴィレム4世（仏：Guillaume IV, 1852年4月22日 - 1912年2月25日）はルクセンブルク大公（在位：1905年 - 1912年）。オランダとの同君連合解消後のルクセンブルク大公は通常フランス語名で呼ばれるが、ヴィレム4世のみはオランダ王を兼ねていたヴィレム1世、同2世、同3世にならってオランダ語名で呼ばれる（フランス語名ではギヨーム4世）。ナッサウ公、のちのルクセンブルク大公アドルフの長子で、父の死去によりルクセンブルク大公位を継承した。

1893年、ポルトガルの廃王ミゲル1世の娘マリア・アンナと結婚し、6人の娘が生まれたが、男子は得られなかった。そこで、それまで女子の継承を認めていなかった継承法が改正され、1907年に長女マリー＝アデライドが継承者とされた。1912年にヴィレム4世が死去するとマリー＝アデライドが即位したが、1919年に退位を余儀なくされ、代わって妹（ヴィレム4世の次女）シャルロットが即位した。

先代 アドルフ

ルクセンブルク大公 1905 - 1912

次代 マリー＝アデライド