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2023年11月11日 (土) 01:12時点における版
SAGAサンライズパーク | |
---|---|
分類 | 運動公園 |
所在地 | |
座標 | 北緯33度16分34.9秒 東経130度17分25.1秒 / 北緯33.276361度 東経130.290306度座標: 北緯33度16分34.9秒 東経130度17分25.1秒 / 北緯33.276361度 東経130.290306度 |
開園 | 1976年 |
運営者 | SAGAサンシャインフォレストグループ(指定管理者) |
年来園者数 | 441,398人(平成27年度)[1] |
現況 | 年中開放(年末年始閉場) |
アクセス | 詳細別記 |
告示 | 2019年3月8日[2] |
事務所所在地 | 佐賀市日の出2丁目1番10号 |
備考 | 前身の「佐賀県総合運動場」は1969年指定 |
公式サイト | http://www.seika-spc.co.jp/saga-undo/?page_id=22 |
SAGAサンライズパーク(さがサンライズパーク)は、佐賀県佐賀市日の出にある運動公園。
1969年に佐賀県総合運動場(さがけんそうごううんどうじょう)として指定され[3]、2019年に隣接する佐賀県総合体育館を含めて現在の呼称に改められた。
概要
1976年に佐賀県で開催された第31回国民体育大会夏季・秋季大会(若楠国体)のメイン会場地区として整備された総合運動公園。2007年の2007青春・佐賀総体でもメイン会場として使用されている。
2019年2月定例県議会で佐賀県総合運動場と佐賀県総合体育館一帯を含めたエリアの名称を「SAGAサンライズパーク」に変更する県条例を可決[4]、同年6月1日より現在の名称となった。現在は再整備中である(後述)。
指定管理者制度導入当初は財団法人佐賀県体育協会が指定管理者として運営管理を行っていたが、2012年4月からは鹿児島県でフィットネスクラブを運営するセイカスポーツセンターを中心とした「セイカスポーツグループ」が隣接する佐賀県総合体育館及び市村記念体育館(佐賀市城内)を含めて新たに指定管理者に就いた[5]。指定管理者の更新に当たっては佐賀県体育協会とセイカスポーツグループの2社が応募し、「施設の設置目的の確実な実施」「施設の効用の発揮」などの評価はいずれも佐賀県体育協会が上回ったものの、「効率化・経費縮減」の点でセイカスポーツグループが大きく上回り、総合評価が逆転した[6]。SAGAサンライズパーク整備事業(後述)実施に当たって2020年10月以降の指定管理者を公募したところ、電通グループを中心とした「SAGAサンシャインフォレストグループ」[注釈 1]と、美津濃を中心とした「SAGA NEXT 創造パートナーズ」の2グループから応募があり、選定委員会での選考の結果「SAGAサンシャインフォレストグループ」が選ばれ[8][9]、2020年10月1日から10年6ヶ月の間指定管理を担っている(運営企業は特定目的会社である株式会社SAGAサンシャインフォレスト[注釈 1])。
施設
- 陸上競技場(SAGAサンライズパーク陸上競技場)
- 水泳場(SAGAサンライズパーク水泳場)
- 体育館(SAGAサンライズパーク体育館、旧称・佐賀県総合体育館)
- 庭球場
- 砂入り人工芝14面と壁打ちコート、クラブハウスを備える。収容人員は3000人。
- 第1補助競技場
- 第2補助競技場
- 球技場
- エアーライフル射撃場(ビーム用3を含む10射座)
- ボクシング場(リング1基)
- フェンシング場(ピスト3面)
- 1500mランニングコース
- 馬術場(佐賀市鍋島町森田)
再整備事業
旧・佐賀県総合競技場は施設の老朽化に加え、陸上競技場は日本陸上競技連盟第1種公認競技場の基準を満たしておらず、水泳場も国体等が開催可能な公認基準を満たしていないなどの問題点を抱えていた[1]。また、佐賀県総合体育館は観客席の不足、市村記念体育館は築50年以上が経過し、かつフロア面積が小さいなどの問題点を抱えていた[1]。
こうした問題点の解消、ならびに佐賀県で開催される次期国体(2024年に「第78回国民スポーツ大会」として開催が決定[10])・全国障害者スポーツ大会に向けて、2016年(平成28年)よりこれらの施設の抜本的整備の検討に着手。2017年3月には「佐賀県総合運動場等整備基本計画」を策定、佐賀県総合競技場・佐賀県総合体育館を一体的に整備し、両エリアをペデストリアンデッキ(歩行者デッキ)で結ぶ計画が策定された[11]。
2018年3月30日、整備エリア全体の愛称を、町名の「日の出町」に由来する「SAGAサンライズパーク」(仮称)とし、アリーナの観客席数を8,000席規模に拡大することを決定[12]。基本設計業務は佐賀県の発注した公募型プロポーザルの結果、梓設計・石橋建築事務所・三原建築設計事務所JVを選定した[13]。
11月1日、県は「SAGAサンライズパーク(仮称)施設計画」を決定[14]、各施設の整備概要を公表した。それぞれの施設に以下のような愛称を付与している(全て仮称)[15]。
- アリーナ(SAGAアリーナ)
- 新たに建設された8,000席規模の大規模アリーナ。2023年5月オープン。
- 陸上競技場(SAGAスタ)
- 日本陸上競技連盟第1種公認陸上競技場の取得に必要な改修を実施。
- 雨天練習場の整備や走路の改修、諸室等の整備。
- 第二競技場(セカスタ)
- 日本陸上競技連盟第3種公認に向けた全面リニューアルを実施。
- 全天候型ウレタン舗装8レーン(1周400m)を施し、写真判定室、天然芝フィールドを新設。
- 水泳場(SAGAアクア)
- 国体の施設基準を満たすために、屋外50mプールをコース幅を変更して日本水泳連盟公認屋内プールへ改修。
- 庭球場(テニスフィールド)
- 砂入り人工芝16面を整備し全面改修。
- 総合体育館(SAGAプラザ)
- 全館空調を整備。
- 球技場(ボールフィールド)
- 人工芝(サッカー・ラグビー場)2面、夜間照明設備、観客席200席程度に全面改修。
- エアーライフル射撃場(シューティングレンジ)
- 第2補助競技場跡地に移転整備。
- 鉄骨造、平屋建て、26射座(AR:13射座、BR:13射座)。
- 日本ライフル射撃協会第2種射撃場公認相当、空気銃射撃場の指定(佐賀県公安委員会)。
- ボクシング・フェンシング練習場
- 総合体育館敷地内に移転整備。
- 鉄骨造、平屋建て。ボクシング練習場リング1面(2面設置可能)、フェンシング練習場ピスト2面(4面設置可能)。
- 国際フェンシング連盟競技規則に合うピストを設置。
県議や地元住民、県に寄せられたメールで好意的な意見が多かったこともあり、2019年1月18日の会議で整備エリア一帯の正式名称を「SAGAサンライズパーク」とすることを決定。2月県議会に佐賀県総合運動場条例(昭和44年3月31日 佐賀県条例第9号)と佐賀県総合体育館条例(昭和61年3月29日 佐賀県条例第8号)を統合した「SAGAサンライズパーク条例」を提案することになった。また、整備後の運用に関しては民間に運営権を売却する運営権制度ではなく、収支の差額を行政が補填する指定管理者制度を採用することも決まった[16]。
メイン施設のアリーナ新設に197億円、設計費などを含めたパーク全体の総事業費が470億円であることがわかった[17]。その後、アリーナ新築工事入札の不落を受け、県はアリーナの建設費を含めて65億円を増額する予算案を11月定例県議会に提案することになった。それに伴って、パーク全体の総事業費は535億円に増額される[18]。
交通
- JR佐賀駅から駅北口大通り・国体通り経由、徒歩約20分
- 佐賀駅バスセンターから佐賀市営バス「自動車試験場・運転免許センター行き」(尼寺・金立線)または昭和バス「佐賀営業所行き」「中極経由小城行き」(中極・東山田線)で「SAGAサンライズパーク(市文化会館前)」下車[19][20][21]
- 長崎自動車道佐賀大和ICより国道263号を南下、自動車で約6km(約12分)
- 福岡市方面から西鉄高速バスわかくす号「佐賀第二合同庁舎行き」で「SAGAサンライズパーク北」または「SAGAサンライズパーク(市文化会館前)」下車
脚注
注記
- ^ a b 構成企業は電通グループ、ミズ、マベック、サガテレビ、葉隠緑化建設、田島興産、さが健康支援研究所、クラブサクセスジャパン、シンコースポーツ九州、コングレ、西鉄ビルマネージメント、ダンロップスポーツウェルネス[7]。
出典
- ^ a b c 佐賀県総合運動場等の現状と課題について (PDF) - 第1回佐賀県総合運動場等整備基本計画検討委員会 資料3、2018年11月2日閲覧。
- ^ “SAGAサンライズパーク条例(平成31年3月8日 佐賀県条例第9号)”. 佐賀県例規集. 2020年11月29日閲覧。
- ^ “佐賀県総合運動場条例(昭和44年3月31日佐賀県条例第9号)”. 佐賀県例規全集. 2019年7月4日閲覧。
- ^ “「SAGAサンライズパーク」に改称 6月1日から、県総合運動場エリア”. 佐賀新聞. (2019年6月1日) 2019年7月4日閲覧。
- ^ “平成24年4月1日からの指定管理者の決定(佐賀県総合運動場、佐賀県総合体育館及び市村記念体育館)”. 佐賀県公式サイト (2012年4月1日). 2019年7月4日閲覧。
- ^ 採点結果一覧 【施設名:佐賀県総合運動場、佐賀県総合体育館及び市村記念体育館】 (PDF) - 佐賀県公式サイト
- ^ “株式会社SAGAサンシャインフォレストが知事を訪問されます”. 佐賀県地域交流部 SAGAサンライズパーク整備推進課 (2020年7月1日). 2020年12月2日閲覧。
- ^ “サンライズパーク指定管理者を決定 電通など12社で構成”. 佐賀新聞LIVE. (2020年2月4日)
- ^ “SAGAサンライズパーク指定管理者候補を決定しました”. 佐賀県地域交流部 SAGAサンライズパーク整備推進課 (2020年2月3日). 2020年12月2日閲覧。
- ^ “国体は「国民スポーツ大会」に=23年佐賀大会から改称”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2018年6月13日) 2018年11月2日閲覧。
- ^ 佐賀県総合運動場等整備基本計画 (PDF) - 佐賀県、2018年11月2日閲覧。
- ^ “佐賀国体 新設アリーナ8000席に エリア仮称「SAGAサンライズパーク」”. 佐賀新聞. (2018年3月31日) 2018年11月2日閲覧。
- ^ “【国体開催へアリーナや陸上競技場など整備】総合運動場基本設計(佐賀市)、梓設計JVに”. 日刊建設工業新聞. (2018年3月27日) 2018年11月2日閲覧。
- ^ “SAGAサンライズパーク 県が基本設計を決定”. 佐賀新聞. (2018年11月2日) 2018年11月2日閲覧。
- ^ SAGAサンライズパーク(仮称)施設計画 (PDF) - 佐賀県、2019年1月20日閲覧。
- ^ “「SAGAサンライズパーク」正式名称決定 県総合運動場周辺 指定管理制度採用へ”. 佐賀新聞LIVE. (2019年1月19日)
- ^ “中核アリーナ新設に197億円 総事業費は470億円 SAGAサンライズパーク”. 佐賀新聞LIVE. (2019年2月20日)
- ^ “サンライズパーク建設費 県、65億円増提案へアリーナ新築入札不落で”. 佐賀新聞LIVE. (2019年11月22日)
- ^ “佐賀市営バス 運行経路マップ”. 佐賀市交通局. 2018年4月23日閲覧。
- ^ “昭和バス 時刻表検索”. 2018年4月23日閲覧。
- ^ “路線名検索 停留所名”. 昭和自動車. 2018年4月23日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- SAGAサンライズパーク(仮称)(佐賀県総合運動場等)整備事業 - 佐賀県地域交流部文化・スポーツ交流局スポーツ課総合運動場等整備推進室