「ヒュンケル」の版間の差分
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2006年12月20日 (水) 17:45時点における版
ヒュンケル
(魔剣戦士→戦士(剣士→槍術士)) (声:堀秀行)
ダイ同様怪物たちに育てられた青年でアバンの最初の弟子。21歳。アバンを養父である地獄の騎士バルトスの仇と思い込み、その技を学んだのち襲い掛かるが失敗。ミストバーンに迎えられて魔王軍に加わり、不死騎団(ゾンビ系モンスターの軍団)長となった。ダイたちとの戦いで養父・バルトスの死の真相を知り、バルジ島決戦で復活、仲間となる。その雰囲気と態度からか高慢な人間だと思われがちだが、非常に繊細でナィーブな性格の持ち主。自分の気持ちに対して不器用なだけである。マァムに密かに心を寄せていたが、一度悪に染まった者にその資格なしと、その思いを告げようとはしなかった。エイミの気持ちにも気付いてはいるが、彼女の幸せを願ってわざと突き放している。アバンに対しても本当はその人柄を慕っていた。
武器は当初軍団長時代にバーンより賜った「鎧の魔剣」を振るっていたが、バランとの戦いで失われ、それ以後はバラン戦直前に戦い通じ合った戦友である陸戦騎ラーハルトより託された「鎧の魔槍」を振るうようになる。本来は槍は素人であるため、バラン戦後にアバン流槍殺法の修行に励み、戦いを経てこれをマスターするに至る。ちなみに、剣の実力はロン・ベルクも一目置くほどであった。なお、彼は虚空閃を会得したことでアバンストラッシュを完璧に使えるようになったはずだが、作中は完全版のアバンストラッシュを使うことはなかった(単行本のおまけページでヒュンケル自身がアバンストラッシュを使うことを戒めている旨の発言をしている。ただし初期のダイとの戦いで『未完成のアバンストラッシュ』を放っている)。
持ち前の「闘志」で何度も死の淵から復活しており「不死身」とすら呼ばれたが、最終決戦時の金属生命体との戦いで歩くことは出来ても二度と戦闘はできない程の傷を体に負い、以後武器を振るうことはなかった。しかしその後もアバンの使徒としての使命を忘れず、ミストバーンとの最終決戦では止めを刺すことが出来た。
魔王軍時代、他の軍団長たちを好意的に見ていなかったが、クロコダインとバランだけは騎士道精神を重んじる武人として尊敬していた。また人間を憎んでいたバランも彼を評価していた。彼を含めた三人は魔王軍を離れたあとも信頼関係を保っている。作者の話によると、軍団長六人のうち「カッコイイ系」であるこの三人をダイの仲間にし、「ズルイ&謎系」のミストバーン、フレイザード、ザボエラはそのまま敵方にしたとの事。
最終決戦後はライバルであり友でもあるラーハルトとともに旅に出ている。
名前の由来は「ヒュンと剣(けん)を振るう」から。作品中における名前の由来は、かつて魔界を牛耳ったという剣豪の名前からバルトスが名づけた。
〔技〕 アバン流刀殺法の地・海の技(バラン戦以後は武器を持ち替えたために未使用)、ブラッディースクライド、地雷閃、海鳴閃、虚空閃、グランドクルス、アバン流究極奥義無刀陣