「西三荘駅」の版間の差分
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当駅が開設されるまで、当駅の京都寄り約200m(門真元町郵便局の南西あたり<!--1970年代までの住宅地図で確認できる-->)に'''門真駅'''があった。 |
当駅が開設されるまで、当駅の京都寄り約200m(門真元町郵便局の南西あたり<!--1970年代までの住宅地図で確認できる-->)に'''門真駅'''があった。 |
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当駅は新駅の扱いである。この新駅の名称案には、当初「西門真駅」と「東守口駅」(仮称は「松下前駅」としているものもある<ref>出典・『鉄道ピクトリアル』1973年7月臨時増刊号(鉄道図書刊行会)105頁</ref>)の2つがあったが、結局はどちらも採用されず、駅下を流れる西三荘川(現在は[[暗渠]])を駅名に採用した。 |
当駅は新駅の扱いである<ref>同時期に[[相模鉄道]][[相鉄本線]]で[[さがみ野駅]]開業で至近距離にある[[大塚本町駅]]を廃止したが、さがみ野駅についても大塚本町駅の移転扱いとはせずに前者を新設扱いにして後者を廃止したのと同じ形態を採用した。</ref>。この新駅の名称案には、当初「西門真駅」と「東守口駅」(仮称は「松下前駅」としているものもある<ref>出典・『鉄道ピクトリアル』1973年7月臨時増刊号(鉄道図書刊行会)105頁</ref>)の2つがあったが、結局はどちらも採用されず、駅下を流れる西三荘川(現在は[[暗渠]])を駅名に採用した。 |
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正式な開業は1975年3月23日であるが、1974年10月の下り線(大阪行き)高架化により門真駅として先行開業、上り線(京都行き)が複線高架化された際(現在の大阪行きA線を使用)に現在の駅名に改められた。その後も複々線化工事の進展に合わせ、1976年5月に現在の京都行きホームの使用を開始(この時は京都行・大阪行とも外側線のみを使用)、最後に京都行き仮ホームを撤去して、同年9月のダイヤ改正にあわせて複々線の使用を開始した<ref name="資料1">出典・『鉄道ピクトリアル』1980年8月号(鉄道図書刊行会)55頁「京阪電鉄複々線化工事完成とダイヤ改正」</ref>。 |
正式な開業は1975年3月23日であるが、1974年10月の下り線(大阪行き)高架化により門真駅として先行開業、上り線(京都行き)が複線高架化された際(現在の大阪行きA線を使用)に現在の駅名に改められた。その後も複々線化工事の進展に合わせ、1976年5月に現在の京都行きホームの使用を開始(この時は京都行・大阪行とも外側線のみを使用)、最後に京都行き仮ホームを撤去して、同年9月のダイヤ改正にあわせて複々線の使用を開始した<ref name="資料1">出典・『鉄道ピクトリアル』1980年8月号(鉄道図書刊行会)55頁「京阪電鉄複々線化工事完成とダイヤ改正」</ref>。 |
2023年4月13日 (木) 13:40時点における版
西三荘駅 | |
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駅舎(2006年9月) | |
にしさんそう Nishisanso | |
◄KH11 守口市 (1.1 km) (0.7 km) 門真市 KH13► | |
所在地 | 大阪府門真市元町 |
駅番号 | KH 12 |
所属事業者 | 京阪電気鉄道 |
所属路線 | ■京阪本線 |
キロ程 | 9.4 km(淀屋橋起点) |
電報略号 | 西(駅名略称方式) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線** |
乗降人員 -統計年度- |
22,713人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1975年(昭和50年)3月23日 |
西三荘駅(にしさんそうえき)は、大阪府門真市元町にある、京阪電気鉄道京阪本線の駅。駅番号はKH12。
歴史
守口駅(現・守口市駅) - 寝屋川信号所間の連続立体交差化と複々線化工事が1972年11月28日に着工され、同工事に伴い新設された駅である。
当駅が開設されるまで、当駅の京都寄り約200m(門真元町郵便局の南西あたり)に門真駅があった。
当駅は新駅の扱いである[1]。この新駅の名称案には、当初「西門真駅」と「東守口駅」(仮称は「松下前駅」としているものもある[2])の2つがあったが、結局はどちらも採用されず、駅下を流れる西三荘川(現在は暗渠)を駅名に採用した。
正式な開業は1975年3月23日であるが、1974年10月の下り線(大阪行き)高架化により門真駅として先行開業、上り線(京都行き)が複線高架化された際(現在の大阪行きA線を使用)に現在の駅名に改められた。その後も複々線化工事の進展に合わせ、1976年5月に現在の京都行きホームの使用を開始(この時は京都行・大阪行とも外側線のみを使用)、最後に京都行き仮ホームを撤去して、同年9月のダイヤ改正にあわせて複々線の使用を開始した[3]。
複々線高架化工事完成後、高架下に商業スペース「エル西三荘」がオープン[4]。そのほか駐輪場の設置、8連に対応するためのホーム延長工事、冷房待合室の設置がなされている。
年表
門真駅
- 1910年(明治43年)4月15日:京阪本線天満橋 - 五条間開通に伴い開業。
- 1943年(昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄(現・阪急電鉄)の駅となる。
- 1944年(昭和19年)7月16日:急行および準急の停車駅になる。
- 1946年(昭和21年)2月15日:急行の通過駅になる。
- 1949年(昭和24年)12月1日:会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
- 1974年(昭和49年)10月6日:複線のうち下り線のみ高架化。下りホームを門真駅のホームとして先行使用開始[3]。
- 1975年(昭和50年)3月23日:上り線高架化による西三荘駅開業に伴い廃止[3]。
西三荘駅
- 1975年(昭和50年)3月23日:上り線高架化と同時に開業[3]。
- 1976年(昭和51年)
- 1979年(昭和54年)10月6日:高架下に商業スペース「エル西三荘」がオープン[4]。
- 1988年(昭和63年)11月28日:有料駐輪場営業開始[7]。
- 1989年(平成元年)2月13日:上下線のホームを8両編成に対応させるために延伸[8]。
- 1993年(平成5年)8月2日:上下線のホーム待合室を冷房化[9]。
- 2001年(平成13年)5月:車椅子用階段昇降機をコンコースと地上の間に設置[10]。
- 2009年(平成21年)12月23日:身体障害者対応のエレベーター3基が設置、使用開始[11]。
- 2010年(平成22年)12月24日:上下線のホームに異常通報設置を設置[12]。
駅構造
通過線2本を挟んだ相対式2面2線のホームを持つ高架駅。改札・コンコースは2階、ホームは3階にある。改札口は1ヶ所のみ。改札外にはコンビニエンスストア(アンスリー)があるほか、高架下には「エル西三荘」と呼ばれる店舗群がある。なお、駅前広場・ロータリーなどは設けられていない。
-
プラットホーム
-
改札口
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■京阪本線 | 上り | 三条・出町柳方面[13] |
2 | 下り | 淀屋橋・中之島線方面[13] |
- 両ホームとも有効長は8両。1・2番線の間に通過線(A線)があるが、ホームは設置されていない。ホームがあるのは複々線の外側2線(B線)のみである。
- 2008年4月より番線表示が行われるようになった。
- バリアフリー化の一環としてエレベーター設置工事が行われ、2009年12月23日に竣工した[11]。
利用状況
2019年(令和元年)度の特定日における1日乗降人員は22,713人である。
各年度の特定日における1日乗降・乗車人員は下表の通りである。
年度 | 特定日 | 出典 | |
---|---|---|---|
乗降人員 | 乗車人員 | ||
1995年 | 27,268 | 13,163 | [14] |
1996年 | - | [15] | |
1997年 | - | [16] | |
1998年 | 25,357 | 12,155 | [17] |
1999年 | - | ||
2000年 | 25,613 | 12,206 | [18] |
2001年 | - | ||
2002年 | 25,291 | 12,052 | [19] |
2003年 | 24,781 | 11,927 | [20] |
2004年 | 24,555 | 11,801 | [21] |
2005年 | 24,232 | 11,700 | [22] |
2006年 | 24,990 | 12,093 | [23] |
2007年 | 26,032 | 12,563 | [24] |
2008年 | 26,263 | 12,682 | [25] |
2009年 | 25,198 | 12,373 | [26] |
2010年 | 25,252 | 12,288 | [27] |
2011年 | 25,196 | 12,090 | [28] |
2012年 | 24,309 | 11,619 | [29] |
2013年 | 22,971 | 11,034 | [30] |
2014年 | 21,462 | 10,366 | [31] |
2015年 | 21,743 | 10,490 | [32] |
2016年 | 22,496 | 11,030 | [33] |
2017年 | 22,455 | 10,895 | [34] |
2018年 | 22,834 | 11,096 | [35] |
2019年 | 22,713 | 11,044 | [36] |
駅周辺
パナソニック関連の事業場、工場が多い。そのため2000年頃までは、車内放送の際「西三荘・松下前」と呼称していたこともあった。
企業
施設
- パナソニックミュージアム 松下幸之助歴史館/ものづくりイズム館
- さくら広場(約190本のソメイヨシノが植えられている)
- エル西三荘[37](高架下のショッピングモール)
- TOMO-NI[38](コワーキングスペース、イタリアン他)
- 守口市現代南画美術館(南画家の直原玉青より作品の寄贈を受け開館)
- 天乃神社(境内に「直原玉青」の歌碑が有る)
- 西三荘ゆとり道[39](天乃神社付近から花博記念公園へと続く約2kmの散歩道)
- 門真本町商店会組合
学校
隣の駅
- 京阪電気鉄道
- ■京阪本線
- ■快速特急「洛楽」・□ライナー・■特急・■通勤快急・■快速急行・■深夜急行・■急行・■通勤準急・■準急
- 通過
- ■区間急行・■普通
- 括弧内は駅番号を示す。
- ■快速特急「洛楽」・□ライナー・■特急・■通勤快急・■快速急行・■深夜急行・■急行・■通勤準急・■準急
脚注
- ^ 同時期に相模鉄道相鉄本線でさがみ野駅開業で至近距離にある大塚本町駅を廃止したが、さがみ野駅についても大塚本町駅の移転扱いとはせずに前者を新設扱いにして後者を廃止したのと同じ形態を採用した。
- ^ 出典・『鉄道ピクトリアル』1973年7月臨時増刊号(鉄道図書刊行会)105頁
- ^ a b c d e 出典・『鉄道ピクトリアル』1980年8月号(鉄道図書刊行会)55頁「京阪電鉄複々線化工事完成とダイヤ改正」
- ^ a b 出典・『くらしの中の京阪』1979年10月号 / 京阪電気鉄道開業80周年記念誌『過去が咲いている今』146頁と巻末年表
- ^ 出典・京阪電気鉄道開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』資料編137頁
- ^ 出典・『鉄道ピクトリアル』1980年8月号(鉄道図書刊行会)33頁の写真と解説より
- ^ 出典・京阪電気鉄道開業80周年記念誌「過去が咲いている今」の巻末年表より
- ^ 出典・京阪電気鉄道開業100周年記念誌『京阪百年のあゆみ』444頁より
- ^ 出典・『くらしの中の京阪』1993年9月号より
- ^ 出典・「K PRESS」2001年6月号12面『くらしのなかの京阪』より
- ^ a b 出典・「K PRESS」2010年1月号16面『くらしのなかの京阪』より
- ^ 出典・「K PRESS」2011年1月号16面の『くらしの中の京阪』より
- ^ a b “西三荘駅|駅構内図”. 京阪電気鉄道. 2022年9月20日閲覧。
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ “エル西三荘”. エル西三荘 - あなたの街のお気に入りスポット。. エル西三荘. 2022年11月10日閲覧。
- ^ “TOMO~NI(トモ~ニ)|人があつまり、つながり、ひろがっていく。”. TOMO~NI(トモ~ニ). 2022年11月10日閲覧。
- ^ “西三荘ゆとり道の紹介”. 西三荘ゆとり道. 守口市. 2021年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月10日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 西三荘駅 - 京阪電気鉄道
- おけいはん.ねっと|駅情報局:西三荘駅