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「新那加駅」の版間の差分

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2023年3月1日 (水) 12:51時点における版

新那加駅
地下改札入口(南側)
しんなか
SHIN NAKA
KG11 新加納 (0.9 km)
(0.6 km) 市民公園前 KG09
地図
所在地 岐阜県各務原市那加新那加町27
北緯35度24分0.46秒 東経136度50分1.81秒 / 北緯35.4001278度 東経136.8338361度 / 35.4001278; 136.8338361 (新那加駅)座標: 北緯35度24分0.46秒 東経136度50分1.81秒 / 北緯35.4001278度 東経136.8338361度 / 35.4001278; 136.8338361 (新那加駅)
駅番号 KG  10 
所属事業者 名古屋鉄道(名鉄)
所属路線 各務原線
キロ程 7.5 km(名鉄岐阜起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
2,711人/日
-2021年令和3年)-
開業年月日 1926年大正15年)1月21日
乗換 JR東海高山本線 那加駅
備考 終日駅員配置駅
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新那加駅(しんなかえき)は、岐阜県各務原市那加新那加町にある名古屋鉄道各務原線である。駅番号はKG10

2021年10月30日のダイヤ改正以前は、当駅で種別変更する列車が多く、日中の半数の列車は当駅で種別変更していた(岐阜行きは普通に、犬山行きは急行になっていた)。渡り線や引き上げ線がないため通常当駅発着の列車は設定されていないが、航空自衛隊岐阜基地で航空祭が行われるときなどに当駅始発犬山方面行きの急行などが臨時に設定されることがある(この場合名鉄岐阜駅から回送)。

本項ではかつて駅に併設されていた那加車庫(なかしゃこ)についても記述する。

歴史

駅構造

8両編成対応の1面2線の島式ホームを持つ。ホームは地上にあり、改札口はホーム地下に1箇所ある。有人駅である。改札口とホームは2箇所の階段でつながっている。以前は名鉄パレ那加店を核とする駅ビルがあった[6]が、名鉄パレ閉店と老朽化に伴い取り壊された[10]2020年令和2年)にバリアフリー工事が完了し、エレベーターが設置された。同時期に、盲導鈴や電光掲示板と列車接近放送(無人駅で用いられる簡易的なもの)も導入された。

名鉄各務原線とJR高山本線をくぐる地下通路のうち名鉄各務原線地下部分については、2020年(令和2年)3月31日まで名鉄が管理しており、駅営業時間外は通行できなかった[11]。2020年(令和2年)4月1日から各務原市が管理する自由通路扱いとなり、24時間の通行が可能となった[11]。なお、バリアフリー化にあたって設置されたエレベータのうち、ホームと駅南側のものは駅施設として名鉄(日エレ設置、エルレ)が、駅北側のものは公共施設として各務原市(日立設置、第7アーバン)が、それぞれ設置したものである[12]

地下改札内横には、男女用のバリアフリートイレも併設されている。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 KG 各務原線 下り 犬山方面[13]
2 上り 名鉄岐阜ゆき[13]

配線図

名古屋鉄道 新那加駅 構内配線略図

名鉄岐阜方面
名古屋鉄道 新那加駅 構内配線略図
新鵜沼・
犬山方面
凡例
出典:[14]


利用状況

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は3,296人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中128位、各務原線(18駅)中5位であった[15]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は5,991人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中71位、各務原線(18駅)中3位であった[16]

『岐阜県統計書』『各務原市統計書』『統計書かかみがはら』によると、年間乗車人員、年間乗降人員、一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。

乗車人員・乗降人員の推移
年間統計一日平均
乗降人員
備考
乗車人員乗降人員
1955(昭和30)年度5768391144344[17]
1956(昭和31)年度6596911314723[18]
1957(昭和32)年度7154201420669[19]
1958(昭和33)年度7455711484647[20]
1959(昭和34)年度7801211549065[21]
1960(昭和35)年度9195261819741[22]
1961(昭和36)年度10283442035353[23]
1962(昭和37)年度11131322209377[24]
1963(昭和38)年度11747752342938[25]
1964(昭和39)年度13163962638140[26]
1965(昭和40)年度13627512741848[27]
1966(昭和41)年度12492092504004[28]
1967(昭和42)年度12414302479552[29]
1968(昭和43)年度13102202604996[30]
1969(昭和44)年度13010002572000[31]
1970(昭和45)年度12980002565000[31]
1971(昭和46)年度14340002839000[32]
1972(昭和47)年度14460002869000[32]
1973(昭和48)年度14560002879000[32]
1974(昭和49)年度14100002793000[33]
1975(昭和50)年度13490002675000[34]
1976(昭和51)年度12370002463000[34]
1977(昭和52)年度12030002392000[35]
1978(昭和53)年度12242062344000[35][36]
1979(昭和54)年度11919572369000[37][38]
1980(昭和55)年度11468542280000[39][40]
1981(昭和56)年度10812822149000[39][41]
1982(昭和57)年度9863981962000[39][42]
1983(昭和58)年度9764571942000[43][44]
1984(昭和59)年度10680862133000[45][46]
1985(昭和60)年度12357742467000[47][48]
1986(昭和61)年度12242672446000[47][49]
1987(昭和62)年度11872852369000[47][50]
1988(昭和63)年度12056002410000[47][51]
1989(平成元)年度11710782342000[52][53]
1990(平成02)年度11444322291000[52][54]
1991(平成03)年度113868222802736306[55]
1992(平成04)年度108027621644745991[55]
1993(平成05)年度105475921153885854[55]
1994(平成06)年度101443620334065628[55]
1995(平成07)年度99942920014965534[55]
1996(平成08)年度94953218992715257[55]
1997(平成09)年度87528617499344844[56]
1998(平成10)年度82100816411704544[57]
1999(平成11)年度77076715415544266[57]
2000(平成12)年度70180114034743885[57]
2001(平成13)年度66597713330983689[57]
2002(平成14)年度65246113046733612[57]
2003(平成15)年度63983412794893540[58]
2004(平成16)年度63959812797163543[58]
2005(平成17)年度61320612292303404[58]
2006(平成18)年度61904512376373427[58]
2007(平成19)年度64222212744643527[59]
2008(平成20)年度63185612541583471[59]
2009(平成21)年度59001911731773249[59]
2010(平成22)年度59937511937193306[60]
2011(平成23)年度60960012205633380[60]
2012(平成24)年度60745812152093367[60]
2013(平成25)年度59529811897573296[60]
2014(平成26)年度55527211102403075[60]
2015(平成27)年度57144011437983167[61]
2016(平成28)年度57707811552353199[62]
2017(平成29)年度58649611754203257[62]
2018(平成30)年度58284111709023244[62]
2019(令和元)年度57562611537203194[62]
2020(令和02)年度4659989332342587[62]

斜体の値は千人単位(千人未満四捨五入)

那加車庫

那加車庫は各務原鉄道が開業時に設けた車庫が前身で、名鉄となった後も各務原線の検車を担当した。1964年(昭和39年)に各務原線が600Vから1500Vに昇圧し、犬山線との直通運転が開始されると、役目を終え廃止された[3]

構内には高山本線那加駅との連絡線があり、陸軍各務原飛行場への貨物輸送が行なわれていた。戦後のアメリカ軍占領時代には、1000形(1017)蒸気機関車、DED8500形が使用されたという。

那加駅・新加駅(600V時代) 構内配線略図

岐阜方面





新岐阜方面
那加駅・新那加駅(600V時代) 構内配線略図
鵜沼高山方面





新鵜沼・
犬山方面
凡例
出典:[63]


駅周辺

バス路線

各務原市ふれあいバス 「新那加駅」バス停
岐阜バス 「新那加駅北口」バス停

※ すべて運賃100円

隣の駅

名古屋鉄道
KG 各務原線
快速急行急行
切通駅 (KG14) - 新那加駅 (KG10) - 各務原市役所前駅 (KG08)
普通
新加納駅 (KG11) - 新那加駅 (KG10) - 市民公園前駅 (KG09)

脚注

  1. ^ 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 7 東海、新潮社、2008年、51頁。ISBN 978-4-10-790025-8 
  2. ^ a b 日本鉄道旅行地図帳 追加・訂補 7号 東海 - 鉄道フォーラム
  3. ^ a b 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 下巻』アルファベータブックス、2019年、146頁。ISBN 978-4865988482 
  4. ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、878頁。 
  5. ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1030頁。 
  6. ^ a b 名古屋鉄道株式会社広報宣伝部編 『名古屋鉄道百年史』 名古屋鉄道、1994年。
  7. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1058頁。 
  8. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、1064頁。 
  9. ^ 徳田耕一『名古屋近郊電車のある風景今昔』JTB、2003年、159頁。ISBN 978-4533045981 
  10. ^ a b “岐阜市・忠節と各務原・新那加 2年半のテナント探し断念 名鉄駅ビル取り壊し”、岐阜新聞、2002年8月22日13版、31面
  11. ^ a b 各務原市議会建設水道常任委員会、2019年12月17日
  12. ^ 各務原市議会定例会、2019年9月12日
  13. ^ a b 新那加(KG10)(しんなか) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  14. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  15. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  16. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  17. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和30年』、岐阜県、1957年、10 運輸・通信
  18. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和31年』、岐阜県、1958年、11 運輸・通信
  19. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和32年』、岐阜県、1959年、12 運輸・通信
  20. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和33年』、岐阜県、1960年、12 運輸・通信
  21. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和34年』、岐阜県、1961年、12 運輸・通信
  22. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和35年』、岐阜県、1962年、12 運輸・通信
  23. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和36年』、岐阜県、1963年、12 運輸・通信
  24. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和37年』、岐阜県、1964年、12 運輸・通信
  25. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和38年』、岐阜県、1965年、12 運輸・通信
  26. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和39年』、岐阜県、1966年、270頁
  27. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和40年』、岐阜県、1967年、276頁
  28. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和41年』、岐阜県、1968年、256頁
  29. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和42年』、岐阜県、1969年、286頁
  30. ^ 岐阜県企画開発部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和43年』、岐阜県、1970年、278頁
  31. ^ a b 各務原市長公室企画開発課(編)『各務原市統計書 昭和47年版』、各務原市、1972年、47頁
  32. ^ a b c 各務原市市長公室企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和54年版』、各務原市、1979年、118頁
  33. ^ 各務原市市長公室企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和54年版』、各務原市、1979年、118-119頁
  34. ^ a b 各務原市市長公室企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和54年版』、各務原市、1979年、119頁
  35. ^ a b 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和59年度版』、各務原市、1985年、104頁
  36. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和54年』、岐阜県、1980年、11 運輸・通信
  37. ^ 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和59年度版』、各務原市、1985年、104-105頁
  38. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和55年』、岐阜県、1981年、11 運輸・通信
  39. ^ a b c 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和59年度版』、各務原市、1985年、105頁
  40. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和56年』、岐阜県、1982年、11 運輸・通信
  41. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和57年』、岐阜県、1983年、11 運輸・通信
  42. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和58年』、岐阜県、1984年、11 運輸・通信
  43. ^ 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 平成元年度版』、各務原市、1990年、110頁
  44. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和59年』、岐阜県、1985年、11 運輸・通信
  45. ^ 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 平成元年度版』、各務原市、1990年、110-111頁
  46. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和60年』、岐阜県、1986年、11 運輸・通信
  47. ^ a b c d 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 平成元年度版』、各務原市、1990年、111頁
  48. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和61年』、岐阜県、1987年、11 運輸・通信
  49. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和62年』、岐阜県、1988年、11 運輸・通信
  50. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和63年』、岐阜県、1989年、212頁
  51. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 平成元年』、岐阜県、1990年、212頁
  52. ^ a b 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 平成7年度版』、各務原市、1996年、82頁
  53. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 平成2年』、岐阜県、1991年、212頁
  54. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 平成3年』、岐阜県、1992年、218頁
  55. ^ a b c d e f 各務原市企画財政部企画調整課(編)『統計書かかみがはら 平成9年度版』、各務原市、1997年、70頁
  56. ^ 各務原市企画財政部企画調整課統計係(編)『統計書かかみがはら 平成11年度版』、各務原市、1999年、72頁
  57. ^ a b c d e 各務原市総務部総務課文書統計係(編)『統計書かかみがはら 平成15年度版』、各務原市、2004年、72頁
  58. ^ a b c d 各務原市総務部総務課文書統計係(編)『統計書かかみがはら 平成19年度版』、各務原市、2008年、64頁
  59. ^ a b c 各務原市総務部総務課統計係(編)『統計書かかみがはら 平成24年度』、各務原市、2013年
  60. ^ a b c d e 各務原市総務部総務課統計係(編)『統計書かかみがはら 平成27年度』、各務原市、2017年
  61. ^ 各務原市役所企画総務部総務課統計係(編)『統計書かかみがはら 令和元年度版』、各務原市、2019年
  62. ^ a b c d e 令和2年度版 統計書かかみがはら” (PDF). 各務原市. 2022年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月11日閲覧。
  63. ^ 渡利正彦 「各務原線レールウォッチング」(『鉄道ピクトリアル No.624 1996年7月増刊号』、p.127,電気車研究会、1996年)および同誌No.629 1996年11月号 p.119にある訂正版

関連項目

外部リンク