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2023年1月27日 (金) 04:53時点における版
東京ヤクルトスワローズ #54 | |
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2022年6月7日 京セラドーム大阪 | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ネバダ州エルコ郡エルコ |
生年月日 | 1992年10月1日(32歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 215 lb =約97.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り |
2014年 MLBドラフト35巡目 (全体1074位) |
初出場 |
MLB / 2019年6月27日 NPB / 2021年5月9日 |
年俸 | 1億9000万円(2023年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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サイ・ロバート・スニード(Cy Robert Sneed、1992年10月1日 - )は、アメリカ合衆国ネバダ州エルコ郡エルコ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。東京ヤクルトスワローズ所属。
経歴
プロ入り前
2011年のMLBドラフト35巡目(全体1074位)でテキサス・レンジャーズから指名されたが、この時は契約せずにダラス・バプティスト大学へ進学した。
プロ入りとブルワーズ傘下時代
2014年のMLBドラフト3巡目(全体85位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ヘレナ・ブルワーズでプロデビュー。11試合(先発6試合)に登板して0勝2敗1セーブ、防御率5.92、31奪三振を記録した。
2015年はA級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズとA+級ブレバード・カウンティ・マナティーズでプレーし、2球団合計で26試合(先発24試合)に登板して6勝11敗1セーブ、防御率2.58、122奪三振を記録した。
アストロズ時代
2015年11月19日にジョナサン・ビヤーとのトレードで、ヒューストン・アストロズへ移籍した[2]。
2016年は傘下のAA級コーパスクリスティ・フックスでプレーし、25試合(先発21試合)に登板して6勝5敗1セーブ、防御率4.04、112奪三振を記録した。
2017年はAA級コーパスクリスティとAAA級フレズノ・グリズリーズでプレーし、2球団合計で26試合(先発18試合)に登板して10勝6敗1セーブ、防御率5.97、95奪三振を記録した。
2018年はAAA級フレズノでプレーし、26試合(先発20試合)に登板して10勝6敗、防御率3.83、114奪三振を記録した。
2019年は開幕をAAA級ラウンドロック・エクスプレス[注 1]で迎え、6月27日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。同日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビュー[4]。
2020年は、18試合に登板したものの、オフにFAとなった。
ヤクルト時代
2020年12月4日、東京ヤクルトスワローズとの契約に合意した[5][6]。推定年俸は8320万円で、背番号は54[6]。登録名はファーストネームとファミリーネームを繋げたサイスニードとなる[7]。
2021年5月9日にNPB初登板。4回3失点で降板した[8]。2回目の登板でNPB初勝利を挙げた[9]。最終的に13試合に先発し6勝2敗、防御率3.41とまずまずの成績を残すも[10]、10月13日の試合で下半身の張りにより緊急降板[11]。以降は登板が無く、さらに家庭の事情により日本シリーズ前の11月17日に帰国することとなり[12]、ポストシーズンの登板は叶わなかった。オフに1100万円増の推定年俸9500万円プラス出来高で残留することが発表された[1]。
2022年はシーズン初登板こそ荒れるも[13]、4月19日に初勝利を挙げる[14]。そこからは安定して結果を残し続け[15][16][17][18][19]、チームが先発投手の駒不足に悩む中、ローテーションを守り続けた[20]。一方、打たれると止まらず大量失点を喫する場面もあった[21]。日本シリーズには2試合に先発登板。オフに、残留することが発表された[22]。
選手としての特徴
球種 | 配分 | 平均球速 | 運動量 (in) | ||
---|---|---|---|---|---|
% | mph | km/h | 水平 | 鉛直 | |
フォーシーム | 69 | 93 | 149 | 1 | 9 |
スライダー | 13 | 82 | 132 | 6 | 2 |
カーブ | 10 | 80 | 128 | 5 | -9 |
スプリット | 6 | 80 | 129 | -1 | 4 |
カッター | 1 | 91 | 146 | 3 | 6 |
最速96.3mph (155km/h)・平均93mph (149km/h)カット気味の速球が主で、変化球はカーブ、縦のスライダー、カットボールを織り交ぜる。奪三振率が高い[6]。
人物
趣味は狩猟。約680キログラムのヘラジカを仕留めたこともある[24][25]。シーズンオフにはアラスカ州で狩猟をし、髭で寒さを凌いでいる[26]。
ドーナツが大好物[27]。日本の穴場スポットとしてミスタードーナツを挙げている[28]。2021年8月に食べて以来、ミスタードーナツをこよなく愛している[29]。家族にドーナツを食べさせてあげるのが夢だという[30]。
敵味方問わず、常に紳士的な態度で接しファンからにも愛されている[31]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | HOU | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 93 | 21.1 | 26 | 5 | 5 | 0 | 0 | 23 | 0 | 0 | 13 | 13 | 5.48 | 1.45 |
2020 | 18 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | .000 | 83 | 17.1 | 22 | 3 | 10 | 2 | 0 | 21 | 1 | 0 | 15 | 11 | 5.71 | 1.85 | |
2021 | ヤクルト | 13 | 13 | 0 | 0 | 0 | 6 | 2 | 0 | 0 | .750 | 279 | 68.2 | 60 | 9 | 23 | 0 | 2 | 69 | 0 | 0 | 29 | 26 | 3.41 | 1.21 |
2022 | 23 | 23 | 0 | 0 | 0 | 9 | 6 | 0 | 0 | .600 | 553 | 132.1 | 140 | 17 | 26 | 0 | 5 | 96 | 3 | 0 | 66 | 52 | 3.54 | 1.25 | |
MLB:2年 | 26 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 3 | .000 | 176 | 38.2 | 48 | 8 | 15 | 2 | 0 | 44 | 1 | 0 | 28 | 24 | 5.59 | 1.63 | |
NPB:2年 | 36 | 36 | 0 | 0 | 0 | 15 | 8 | 0 | 0 | .652 | 832 | 201.0 | 200 | 26 | 49 | 0 | 7 | 165 | 3 | 0 | 95 | 78 | 3.49 | 1.24 |
- 2022年度シーズン終了時
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手(P) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2019 | HOU | 8 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2020 | 18 | 1 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | |
2021 | ヤクルト | 13 | 2 | 4 | 2 | 1 | .750 |
2022 | 23 | 6 | 15 | 0 | 1 | 1.000 | |
MLB | 26 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1.000 | |
NPB | 36 | 8 | 19 | 2 | 2 | .931 |
- 2022年度シーズン終了時
記録
NPB
初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2021年5月9日、対読売ジャイアンツ7回戦(東京ドーム)、4回3失点で勝敗つかず
- 初奪三振:同上、1回表に岡本和真から空振り三振
- 初勝利・初先発勝利:2021年5月18日、対阪神タイガース8回戦(阪神甲子園球場)、5回1/3を3失点
- 打撃記録
- 初打席:2021年5月9日、対読売ジャイアンツ7回戦(東京ドーム)、3回表に今村信貴から投ゴロ
- 初安打:2021年9月23日、対横浜DeNAベイスターズ20回戦(横浜スタジアム)、4回表に石田健大から左前安打
- 初打点:2022年6月17日、対広島東洋カープ7回戦(明治神宮野球場)、4回裏に大瀬良大地から左前適時打[34]
背番号
- 67(2019年 - 2020年)
- 54(2021年 - )
登場曲
- 「Don't Tread On Me」We The Kingdom(2021年 - )※登板時
- 「North To Alaska」Johnny Horton(2021年 - )※打席時
脚注
注釈
出典
- ^ a b “ヤクルト・サイスニード残留、新たに1年契約 家庭の事情で米国に帰国へ”. 日刊スポーツ (2021年11月16日). 2021年11月19日閲覧。
- ^ Brian McTaggart (2015年11月19日). “Astros send Villar to Brewers for Minor Leaguer Sneed / Club also releases outfielder Grossman, lefty Cruz” (英語). MLB.com. 2019年9月4日閲覧。
- ^ Connor Byrne (2019年6月27日). “Astros Select Cy Sneed, Transfer Joe Smith To 60-Day IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2019年9月4日閲覧。
- ^ “Pittsburgh Pirates at Houston Astros Box Score, June 27, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年9月4日閲覧。
- ^ "新外国人選手獲得のお知らせ". 東京ヤクルトスワローズ. 東京ヤクルトスワローズ. 4 December 2020. 2020年12月4日閲覧。
- ^ a b c "ヤクルト、新外国人獲得 先発候補の右腕スニード". サンケイスポーツ. 産経デジタル. 4 December 2020. 2020年12月4日閲覧。
- ^ “生粋“ハンター”ヤクルト・サイスニードが初夏に近づく甲子園でトラを狩る”. 日刊スポーツ (2021年5月18日). 2022年1月30日閲覧。
- ^ “【ヤクルト】新外国人サイスニード「完璧を求めすぎて…」来日初登板は制球に苦しみ5回途中3失点”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ (2021年5月9日). 2021年5月24日閲覧。
- ^ “ヤクルト・サイスニード、虎もハント!狩猟が趣味の新助っ人が来日初白星”. SANSPO.COM(サンスポ) (2021年5月19日). 2021年5月24日閲覧。
- ^ 『プロ野球カラー名鑑2022』ベースボール・マガジン社、17頁。
- ^ “【アクシデント】ヤクルト・サイスニード緊急降板、下半身の張り大事を取る”. 日刊スポーツ (2021年10月13日). 2021年11月21日閲覧。
- ^ “【ヤクルト】サイスニード投手の来季残留が決定「とても興奮している」”. スポーツ報知 (2021年11月16日). 2021年12月13日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年4月5日). “今季初登板のヤクルト・サイスニードは3回5失点”. サンスポ. 2022年12月27日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年4月19日). “【ヒーロートーク】今季初勝利のサイスニード、大量点&応援に感謝「すわほー」”. サンスポ. 2022年12月27日閲覧。
- ^ “ヤクルト・サイスニード6回1失点好投「いろんなボールを操ることができた」 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年12月27日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年5月31日). “【ヒーロートーク】3勝目のヤクルト・サイスニード「ヤマダ、ダイスキ!」 V弾の山田たたえる”. サンスポ. 2022年12月27日閲覧。
- ^ “【隠しマイク】ヤクルト・サイスニード 決勝弾放った山田に「ヤマダ、ダイ、ダイ、ダイスキ~!」 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年12月27日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年9月17日). “ヤクルト・サイスニードは7回1失点 9勝目ならずも中村に感謝「上手くリードしてくれた」”. サンスポ. 2022年12月27日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年9月2日). “【ヒーロートーク】8勝目のヤクルト・サイスニード 「ムラカミ、ダイ、ダイ、ダイ、ダイスキ!」”. サンスポ. 2022年12月27日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年12月16日). “ヤクルト・サイスニードがV旅行合流へ 酷寒のアラスカから常夏のハワイへ”. サンスポ. 2022年12月27日閲覧。
- ^ “ヤクルト前夜爆勝から一転…サイスニード3回までに毎回失点の6失点、2発被弾 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年12月27日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年11月2日). “ヤクルトがサイスニードとサンタナの残留を発表 ともに1年契約でサンタナは2年目以降のオプション”. サンスポ. 2022年12月27日閲覧。
- ^ “BrooksBaseball.net Player Card: Cy Sneed”. www.brooksbaseball.net. 2021年5月18日閲覧。
- ^ “ヤクルト・サイスニード 虎狩り最終兵器ハンター右腕「勝つチャンスは当然あるよ」”. デイリースポーツ online (2021年5月18日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ “ヤクルト・サイスニード 阪神戦で来日初勝利目指す「虎退治です」”. スポニチ Sponichi Annex (2021年5月18日). 2021年5月18日閲覧。
- ^ 横山尚杜 (2021年5月19日). “ヤクルト・サイスニード、虎もハント!狩猟が趣味の新助っ人が来日初白星”. サンケイスポーツ 2022年4月7日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年12月16日). “ヤクルト・サイスニードがV旅行合流へ 酷寒のアラスカから常夏のハワイへ”. サンスポ. 2022年12月27日閲覧。
- ^ “【ヤクルト】サイスニード「世界一おいしいドーナツ」発見…「知らないかもしれないが、ミスタードーナツという穴場のドーナツ屋」”. スポーツ報知 (2021年8月22日). 2021年8月22日閲覧。
- ^ “【ヤクルト】サイスニード、好物ドーナツに続き温泉効果で今季1勝目指す「オンセン、スゴイ!」”. スポーツ報知 (2022年4月19日). 2022年12月27日閲覧。
- ^ “【ヤクルト】ミスド大好き・サイスニードのささやかな夢「来日した家族に穴場のドーナツ屋さんを」”. スポーツ報知 (2021年9月12日). 2021年12月13日閲覧。
- ^ “ヤクルト・サイスニード投手 DeNA山本と接触後に“ハグ” ネット絶賛「微笑ましい」「素敵な紳士」 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年12月27日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年4月29日). “ヤクルト・サイスニードはまた雨 日本語で「雨男デス」 30日にスライド”. サンスポ. 2022年12月27日閲覧。
- ^ “ヤクルトの「雨男」サイスニード 4度目の雨天中止…コロナ中止含め7日間で4度も先発お流れ - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年12月27日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年6月17日). “【ヒーロートーク】サイスニード、左前適時打は「自分のサインミス。結果オーライでした」”. サンスポ. 2022年12月27日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 個人年度別成績 サイスニード - NPB.jp 日本野球機構
- Cy Sneed stats MiLB.com
- Cy Sneed (@CySneed) - X(旧Twitter)
- Cy Sneed (@cy.sneed) - Instagram