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『[[漢書]]』律暦志によると子は「孳」(し:「ふえる」の意味)。新しい生命が種子の中に萌し始める状態を表しているとされる。 |
『[[漢書]]』律暦志によると子は「孳」(し:「ふえる」の意味)。新しい生命が種子の中に萌し始める状態を表しているとされる。 |
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2023年1月15日 (日) 04:00時点における版
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子(ね、し)は、十二支のひとつ。通常十二支の中で第1番目(一番初め)に数えられる。子年(ねずみどし)とも言う。
概要
- 子年は、西暦年を12で割って4が余る年が子の年となる(日本では新暦1月1日に始まるが、中国では旧暦1月1日に始まる)。
- 子の月は旧暦11月(概ね新暦12月)。
- 子の刻(ねのこく)は深夜0時を中心とする約2時間。午の時刻の中心となる昼12時(正午)に対して、子の刻の中心である深夜0時を正子(しょうし)や子夜(しや)と言う。動物の名前は鼠。
- 子の方角は北。「子午線」は「北-南の線」といった意味。
- 五行は水気。
- 陰陽は陽。
なお、現在の暦では子年は通常閏年となっている(他に辰年、申年も同様)。子年で閏年にならない年は、前回は1900年、次回は2200年であり、必ず干支は庚子となる。
伝承
暦法上で1年間の干支の切り替わり(年界)を冬至や冬至の存在する子月・大雪とする説がある[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15]。
『漢書』律暦志によると子は「孳」(し:「ふえる」の意味)。新しい生命が種子の中に萌し始める状態を表しているとされる。
後に覚え易くするために動物の鼠が割り当てられた。
以下のような話が伝わっている。神が十二支の動物を決める際、家の門の前に来た順番に決めることにした。牛は動きが遅いからと真っ先に出かけ、一番に門の前についた。しかし、門が開けられる時、牛の頭の上に乗っていた鼠が牛の前に飛び出たので、鼠が一番になったという。なお、猫も十二支に入れてもらおうと準備をしていたが、鼠が集合の日をわざと間違えて教えたので十二支に入ることができなかった。それで今でも猫は鼠を追いかけ回すのだという。
ほかの話として、候補の動物たちが順番を投票で決められることとなった。しかし鼠は「私は体が小さくて、誰の目にも入りません」と言った。神は承知して、ネズミを大きくした。人々は大きなネズミに驚いて、ネズミを1番に投票した。
株式相場の格言に「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ。戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる」があり、子年の相場は繁栄するといわれる[16]。
また、子年には政変が起きやすいジンクスがあり、実際に戦後(1945年以降)の子年で7回中(2020年時点)、6回政権交代が発生している[17][18][19][20]。
子を含む干支
脚注
- ^ “算命学鑑定における冬至説の再考察 | 自然法算命学とは | 自然法算命学”. web.archive.org (2022年12月5日). 2023年1月7日閲覧。
- ^ “『算命学鑑定における冬至説の再考察 -歳首選定及び満漢朝三体言語資料をめぐって-』大野 広之”. web.archive.org (2022年12月6日). 2023年1月7日閲覧。
- ^ 髙尾 義政『原典算命学大系』 2巻、菜根出版、39頁。
- ^ “2023年の立春はいつ?意味・由来・二十四節気の仕組みを解説!旬の食べ物も |じゃらんニュース”. web.archive.org (2022年11月28日). 2023年1月7日閲覧。
- ^ “こよみの学校 第22回『冬至-冬来たりなば春遠からじ』|暦生活”. web.archive.org (2016年8月22日). 2022年11月13日閲覧。
- ^ “【年末恒例】12月のイベント「冬至」を解説!概要~冬至に食べたいものまでご紹介 | イエモア”. web.archive.org (2022年11月13日). 2022年11月13日閲覧。
- ^ “冬至節_人民中国”. web.archive.org (2021年12月22日). 2022年11月13日閲覧。
- ^ “くらしの歳時記「冬」~冬至・正月・節分の由来や風習、行事食~|わたしの家”. web.archive.org (2022年2月28日). 2022年11月13日閲覧。
- ^ “冬至とは、新しく一年が生まれ変わる日。「冬至」の基礎知識 | Discover Japan | ディスカバー・ジャパン”. web.archive.org (2022年1月17日). 2022年11月13日閲覧。
- ^ “冬至(とうじ)| 日本の行事・暦”. web.archive.org (2022年5月19日). 2022年11月13日閲覧。
- ^ “なぜ1月は子月ではなく寅月なのでしょうか?”. web.archive.org (2021年11月30日). 2022年11月11日閲覧。
- ^ “旧正月は三番目の月? | 日刊☆こよみのページ”. web.archive.org (2014年9月18日). 2022年11月11日閲覧。
- ^ “夏正から周正への変換方程式 | 南方手帖・SFと日本古代史”. web.archive.org (2022年11月11日). 2022年11月11日閲覧。
- ^ カテゴリー: 2020, 2020 12 21 (2020年12月21日). “冬至と冬の養生の話・2020 - 代官山パークサイドクリニック”. 2022年11月13日閲覧。
- ^ “🌃冬至🌇 | サウスホーム株式会社”. web.archive.org (2022年11月13日). 2022年11月13日閲覧。
- ^ “金融市場NOW Financial Market Review vol.121”. ニッセイアセットマネジメント (2013年12月19日). 2020年1月13日閲覧。
- ^ 1948年(昭和23年)、片山哲内閣総辞職→芦田均内閣発足・総辞職→第2次吉田内閣発足。1960年(昭和35年)、岸信介首相退陣→池田勇人内閣発足。1972年(昭和47年)、佐藤栄作首相辞意表明→田中角栄内閣発足。1996年(平成8年)、村山富市首相退陣→橋本龍太郎内閣発足。2008年(平成20年)、福田康夫首相退陣→麻生太郎内閣発足。2020年(令和2年)、安倍晋三首相辞意表明→菅義偉内閣発足。なお、政権交代が発生しなかった1984年(昭和59年)にも政権与党である自民党内で権力闘争(二階堂擁立構想)が発生している。
- ^ “【安倍政権考】子年は政変を繰り返すか 首相一族は過去に受難”. 産経新聞 (2020年1月7日). 2020年9月26日閲覧。
- ^ “ジンクスまた「ねずみ年の首相辞任」戦後7回中6回”. 日刊スポーツ (2020年8月28日). 2020年9月26日閲覧。
- ^ 日本テレビ (2020年9月17日). “昨夜、菅内閣が正式に発足”. 日テレNEWS24. 2020年9月26日閲覧。