「神奈川県立相模原高等学校」の版間の差分
スタイル修正、個々の人物記事が未作成の人物を除去など |
m Bot作業依頼: 学校インフォボックステンプレート統合に伴う変更 (Template:Infobox 日本の学校) - log |
||
1行目: | 1行目: | ||
{{日本の |
{{Infobox 日本の学校 |
||
|校名 = 神奈川県立相模原高等学校 |
|校名 = 神奈川県立相模原高等学校 |
||
|画像 = Sagamihara highschool.jpg |
|画像 = Sagamihara highschool.jpg |
2022年10月6日 (木) 21:40時点における版
神奈川県立相模原高等学校 | |
---|---|
北緯35度34分6.3秒 東経139度21分55.5秒 / 北緯35.568417度 東経139.365417度座標: 北緯35度34分6.3秒 東経139度21分55.5秒 / 北緯35.568417度 東経139.365417度 | |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 神奈川 |
校訓 | 礼節 信義 根性 |
設立年月日 | 1963年10月16日 |
創立記念日 | 5月22日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 2学期制 |
学校コード | D114215010070 |
高校コード | 14169A |
所在地 | 〒252-0242 |
神奈川県相模原市中央区横山1-7-20 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
神奈川県立相模原高等学校(かながわけんりつ さがみはらこうとうがっこう)は、神奈川県相模原市中央区横山一丁目にある公立高等学校。
概要
大学進学に対応した全日制の普通科高校新設を求める地域住民からの要望から、神奈川県立相原高等学校の普通科を独立させ1964年に開校。近隣には学校法人光明学園が運営する同名校(相模原高等学校)があるため、県相(けんそう)が略称である。
2000年度から2学期制に移行した。県教委から学力向上進学重点エントリー校[1]、理数教育推進校[2]として指定を受け、平成31年度からは文部科学省より「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受けた[3]。多くの部活動では北相地区(県北地区+県央地区+秦野・伊勢原地区)に所属している。
沿革
- 1963年
- 10月16日 ‐ 神奈川県立相模原高等学校設立認可告示
- 11月1日 - 小泉隆初代校長着任
- 1964年
- 3月30日 - 第1期工事校舎1棟(B棟)完成
- 4月6日 - 第1回入学式挙行、PTA発足
- 5月22日 - 開校式挙行
- 1965年3月27日 - 第2期工事(C棟)完成
- 1966年
- 2月20日 - 第3期工事(A棟)完成
- 6月 - 校旗制定
- 10月 - 校歌制定
- 1967年
- 3月1日 - 第1回卒業式挙行、計317名
- 12月1日 - 体育館兼講堂完成
- 1968年
- 7月2日 - プール完成
- 10月5日 - 球技コート校地拡張
- 11月13日 - 校舎落成
- 12月13日 - 柔剣道場完成
- 1971年3月31日 - C棟増築工事完成
- 1972年3月31日 - 生徒会部室完成
- 1992年10月20日 - 校舎リフレッシュ工事完成
- 1993年3月26日 - グラウンド整備工事完成
- 2019年4月1日 - 文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受ける
基礎データ
アクセス
象徴
- 校章
- 三つのペンを図案化したものであり、ペンの縁は「『サ』が三つ」で相模原を表す。三つのペンは知・徳・体を象徴し、心身共にたくましく、ゆたかに調和のとれた、実践力のある人間の育成が打ち出されている。
- スクールカラー
- 緑色。応援団旗は緑に染め上げられた布地に校章が白抜きで描かれている。硬式野球部応援の際には、ユニフォームカラーであるオレンジ色のメガホンやマフラータオルも使用する。
- 応援歌
施設
校舎
3つの棟が存在しており、南側から順にA棟、B棟、C棟という名前がついている。一部の増築部分(C棟4階)を除いていずれも開校時に建てられたものであり、築50年以上の非常に古いつくりとなっている。近年は老朽部分の修繕工事が行われ、雨漏りも大幅に改善された。以前はC棟にも普通教室があったが、2008年10月よりC棟の耐震化の決定を受けて、現在は普通教室があるのはA棟とB棟のみである。2009年夏から全ての普通教室および一部の特別教室にエアコンが導入された。2011年3月の東日本大震災を受けてBC棟間東側の渡り廊下が通行厳禁となっていたが、同年5月中旬には工事が済み通行可となっている。また2017年度から、C棟、B棟、A棟の順に耐震工事(ブレース設置)並びに改修工事(床材張替え、配管更新など)、アスベスト除去工事が行われている。またそれに伴い、プレハブ校舎が1棟築造されている。
その他の施設
- グラウンド
- サッカー場
- 体育館兼講堂
- 屋外プール
- 球技コート(テニスコート)
- 柔剣道場
- 部室棟(運動部)
教育
入試
開校から1980年度までは県央学区に所属。1981年度から1989年度までは県北学区に、1990年度から2004年度までは相模原北部津久井学区に所属。[4] 県北学区、相模原北部津久井学区では学区トップ校だった。
2005年度以降は学区制が廃止され、県内全域からの受験が可能となった。
2020年度入試から、学力向上進学重点校エントリー校として共通問題と共通選択問題による特色検査を導入。「内申書の評定(中二・中三)」+「学力検査の結果」+「面接の結果」+「特色検査の結果」で選考される。
教育方針
「文武両道・切磋琢磨」をモットーに掲げる。学習だけでなく学校行事、部活動にも生徒が自主的に全力で取り組む校風。
クラス編成
2018年度は、1学年7クラス(1クラス38人前後)である。また、1年次は「音楽I」「美術I」から、2年次は「物理」「化学」「地理B」から1つ選択のように履修科目の選択があるため、それによりクラス編成が行われる場合もある。ただし、クラスを2つに分けて授業を行う場合もある(例えば、2年のあるクラスにおいて半分の生徒が「物理」、もう半分の生徒が「地理B」を選択する場合。このとき、とある時間は“物理/地理B”といった具合になる)。3年次は文系(I類)と理系(II類)に分かれる。基本的には文系が4クラス、理系が3クラスとなっている。
2021年度から、アクティブ・ラーニングや高大連携講座(総合的な探究の時間)の強化を目的として、授業時間を1コマ70分間に変更。
高大連携講座
2003年度より開始。本校教員が企画、本校と関わりの深い近隣の大学に連携を依頼する形で始まった。提携大学は年度によって変わる。過去の提携大学は東京都立大学、東京工業大学、東京農業大学、青山学院大学、麻布大学、北里大学、中央大学、法政大学、早稲田大学、等。
国際交流
- 県相国際交流クラブ (KIC) - 希望者にて実施。1年を通して、留学生との交流パーティーや即興型英語ディベート、その他各種外部研修に参加。
- オーストラリア短期留学 - 希望者にて実施(3月)。
- SSHロサンゼルス海外研修 - UCLA,CALTECH,USCの各大学、JPL(NASAジェット推進研究所)、マグノリア高校、サイエンスセンターなど訪問。各大学・高校で英語プレゼンテーション実施。
攻め机
職員室前の廊下に「攻め机」という、質問やマンツーマン指導専用の机がある。放課後や空き時間を活用し、多くの生徒が教員に対し熱心にコミュニケーションを取り学力の向上を図っている。
学校行事
学園祭
学園祭は相翼祭(そうよくさい)と呼ばれ、体育部門と文化部門に分かれている。
学園祭を企画運用するための団体として、生徒会とは別に相翼祭実行委員会(通称「SSC」)と呼ばれる生徒主体の組織がある。
相翼祭 体育部門
毎年6月頃に開催。体育部門は学年やクラスでの分割ではなく、誕生月をベースに「春組・夏組・秋組・冬組」に分かれて競技を行う。また、組ごとに希望者が参加する男女ペアダンス「応援の華」があり、衣装も手作りで揃える。校庭には生徒自身の手で描かれた各組をテーマにした巨大な絵を掲げる。春組はダンス、運動競技が共に強く、夏組と秋組は運動競技が強いという傾向がある。
相翼祭 文化部門
毎年9月頃に開催。文化部門では各クラスや団体がそれぞれ催し物を出店し、最も素晴らしかった団体に贈られる「柴胡ヶ原(さいこがはら)大賞」[5]の受賞に向けて各団体が競い合う。催し物の内容としては、劇、イベント・アトラクション、模擬店などがある。体育館ではステージ発表として軽音楽部、マンドリン部、吹奏楽部、応援団部などの公演が行われる。最終日の夕方からは体育館にて在校生だけのイベントである後夜祭が開催され、バンド演奏やミスコン(ミス県と呼ばれる)の発表もある。
その他のイベント
- 新入生歓迎球技大会(4月) - 種目はバレーボール。全学年及び教職員が参加、クラス毎にその年の話題のものなどの仮装をして応援をする。
- 県相スタートキャンプ(4月) - 入学間もない新入生を対象としたオリエンテーション合宿。通称「KSC」。座学やディベート、登山などのイベントを通して、生徒間の親睦を深める。
- 修学旅行(主に秋) - 2学年に実施。
- 合唱コンクール(12月) - クラス対抗の合唱コンクール。1学年のみ。
- クラス対抗百人一首大会(1月) - 1・2年生が別々の日に行う。全部で3戦あり、最初は出席番号が一緒の者同士で競う。次に委員会が決めたグループ内で競い、最後は「デカルタ」と呼ばれるもので、大きいサイズの百人一首をクラスの代表3名が出場し競う。
- 持久走大会(2月) - 1・2年男女が参加。校舎の外周を使って行われる。男子は6.6km・女子は5km走る。
- 相模原高校・麻溝台高校定期戦 - 平成4年から平成14年まで、毎年10月頃に開催されていた対抗戦。通称「麻高戦」。両校の生徒会が中心となり各運動部の対抗戦を実施、勝った部活が多い方が優勝というルールだった。学校週5日制移行に伴い現在は廃止。
部活動
サッカー部は1991年に全国高等学校総合体育大会(インターハイ)で神奈川県代表、卓球部(女子)は1974年から1982年の間にインターハイに3回[6]、水泳部もインターハイに出場している。
神奈川県下の公立高校で唯一のマンドリン部がある。2013年、2015年には全国大会(全国高等学校総合文化祭)にも出場している。
科学研究部は2019年の第11回日本地学オリンピック(国際地学オリンピックの日本予選)で銅賞入賞者[7]を出している。
- 運動部 - 陸上競技、硬式野球、ハンドボール、バレーボール、バドミントン、バスケットボール、卓球、ソフトテニス、水泳、サッカー、テニス、剣道、弓道、空手道
- 文化部 - 軽音楽、応援団、茶道、書道、吹奏楽、マンドリン、科学研究、美術創作、クイズ研究
- 同好会 - 囲碁将棋、KITS、合唱、ディベート
個人活動・有志団体活動
- 「未来ドラフト2019 わたしと難民がつながるアイディア・コンペティション」決勝大会(ワールド・ビジョン・ジャパン主催)[8]で、有志団体の県相紙飛行機研究会が特別賞を受賞。
- 2019年のPDA神奈川県公立高等学校即興型英語ディベート交流大会(パーラメンタリーディベート人財育成協会主催)で、県相国際交流クラブ (KIC) の英語ディベート部が学校対抗のチーム賞で優勝[9]し、全国大会へ出場[10]。
著名な出身者
政治
経済
- 三枝富博 - イトーヨーカ堂代表取締役社長、日本チェーンストア協会副会長[11]。第2期生。
- 八郷隆弘 - 本田技研工業元代表取締役社長、全国公正取引協議会連合会元副会長[12]。第12期生。
- 古市幸雄 - 実業家、英語教育者。第21期生。
- 秋元里奈 - ビビッドガーデン起業家・創業者&代表取締役社長[13]。「アジアを代表する30歳未満の30人」に選出[14]。第43期生。
学者
芸術・芸能
- 寺嶋陸也 - 作曲家、ピアニスト。第17期生。
- 森健 - 作家。2012年大宅賞受賞、2015年小学館ノンフィクション大賞受賞、2017年大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞受賞。第20期生。
- 大友幸太郎 - クラリネット奏者、レコーディングエンジニア。第26期生。
- 加治佐修 - 漫画家、イラストレーター。第26期生。
- 磯貝サイモン - ミュージシャン。2006年メジャーデビュー。二宮和也(嵐)、KARA、ナオト・インティライミ等に楽曲提供。第36期生。
マスメディア
- 米山敦子 - フリーアナウンサー、声優。元城山町議会議員。第9期生。
- 水越かおる - IBC岩手放送アナウンサー。第14期生。
- 田原浩史 - テレビ朝日元アナウンサー。元アナウンス部統括担当部長。第18期生。
- 沼尻和樹 - 琉球朝日放送アナウンサー。第41期生。
- 澁谷祐太朗 - 宮崎放送アナウンサー。第50期生。
その他
脚注
- ^ 新たな学力向上進学重点校エントリー校の指定について - 神奈川県
- ^ 理数教育推進校 - 神奈川県立相模原高等学校
- ^ スーパーサイエンスハイスクール (SSH) (平成31年度基礎枠内定校 及び 科学技術人材育成重点枠内定校)研究開発課題 - 文部科学省
- ^ 神奈川県高等学校の通学区域
- ^ 「柴胡ヶ原(さいこがはら)」とは、相模原台地を指す古い地名のこと。
- ^ 県総体 兼 全国総体県予選 女子学校対抗 上位入賞校一覧 - 神奈川県高体連卓球専門部
- ^ 第11回日本地学オリンピック
- ^ 未来ドラフト2019 結果発表
- ^ 令和元年度PDA神奈川県高等学校即興型英語ディベート交流大会 - パーラメンタリーディベート人財育成協会
- ^ 第5回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2019 - パーラメンタリーディベート人財育成協会
- ^ 『心は常に青春』 第2期生 三枝富博 - 神奈川県立相模原高等学校同窓会
- ^ 『組織とチーム』 第12期生 八郷隆弘 - 神奈川県立相模原高等学校同窓会
- ^ “秋元 里奈”. m.facebook.com. 2019年11月30日閲覧。
- ^ Forbes 30 Under 30 Asia 2020 - Forbes