「シンカンセンスゴイカタイアイス」の版間の差分
過去の商品の全列記や社長の一挙手一投足など過剰に詳細な記述をWP:NOTに基づきカット。独自研究的な記述も除去 タグ: 差し戻し済み サイズの大幅な増減 モバイル編集 モバイルウェブ編集 改良版モバイル編集 |
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[[ファイル:Meiraku's Sujahta High quality super premium ice cream in Shinkansen.jpg|thumb|240px|「シンカンセンスゴイカタイアイス」こと、正式名「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」/バニラ(2010年パッケージ)]] |
[[ファイル:Meiraku's Sujahta High quality super premium ice cream in Shinkansen.jpg|thumb|240px|「シンカンセンスゴイカタイアイス」こと、正式名「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」/バニラ(2010年パッケージ)]] |
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'''シンカンセンスゴイカタイアイス'''は、主に[[新幹線]]の[[車内販売]]で売られている非常に硬い{{Refnest|group="注"|「固い」は「緩いか緩くないか」「頑なかそうでないか」などの「かたい」であり、「硬い」は「軟らかいかどうか」の「かたい」であるから、ここでの用字は「固」ではなく「硬」が正しい<ref>{{Cite web |title=同訓異義:かたい |url=https://www.kanjipedia.jp/sakuin/doukunigi/items/0000957500 |publisher=公益財団法人 [[日本漢字能力検定協会]] |website=漢字ペディア b|accessdate=2022-09-16 }}</ref>。}}[[アイスクリーム]]「[[スジャータめいらくグループ|スジャータ]] スーパープレミアムアイスクリーム」の[[通称]]である。 |
'''シンカンセンスゴイカタイアイス'''は、主に[[新幹線]]の[[車内販売]]で売られている非常に硬い{{Refnest|group="注"|「固い」は「緩いか緩くないか」「頑なかそうでないか」などの「かたい」であり、「硬い」は「軟らかいかどうか」の「かたい」であるから、ここでの用字は「固」ではなく「硬」が正しい<ref>{{Cite web |title=同訓異義:かたい |url=https://www.kanjipedia.jp/sakuin/doukunigi/items/0000957500 |publisher=公益財団法人 [[日本漢字能力検定協会]] |website=漢字ペディア b|accessdate=2022-09-16 }}</ref>。}}[[アイスクリーム]]「[[スジャータめいらくグループ|スジャータ]] スーパープレミアムアイスクリーム」の[[通称]]である。[[#インターネット発の愛称|インターネット発の愛称]]として広まったが{{R|J-town_20211114}}、その後公式に販売名称として用いられるようになっている{{Sfn|JRCP-shop|loc=2022年9月16日閲覧}}。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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当該商品は[[スジャータめいらくグループ|スジャータ]]の製品である。保管方法と品質の関係から車内販売のアイスクリームは一般的なものよりも低温かつ硬く、買ってすぐの状態では食べることが極めて困難であるため話題となった{{R|J-town_20211114}}。商品名は「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」が正式である{{R|"ねとらぼ_20190101"}}が、販売者である[[ジェイアール東海パッセンジャーズ]]も、遅くとも[[2021年]](令和3年)の時点で商品パッケージ(セット販売用パッケージ)に「シンカンセンスゴイカタイアイス」の名称を使用している<ref>{{Cite tweet |author=名古屋グルメ探偵 アスカイ |user=gourmet_nagoya |number=1439220178835836936 |title=#シンカンセンスゴイカタイアイス 新幹線に乗らなくても名古屋駅のお土産売り場で買える |date=2021-09-18 |accessdate=2022-09-17 }}</ref><!--<ref name="JRCP">{{Cite web|url=https://www.jrcp-shop.jp/shopbrand/icecream/|language=日本語|title=シンカンセンスゴイカタイアイス|publisher=ジェイアール東海パッセンジャーズ|date=|accessdate=2022-06-02}}</ref>-->。 |
当該商品は[[スジャータめいらくグループ|スジャータ]]の製品である。保管方法と品質の関係から車内販売のアイスクリームは一般的なものよりも低温かつ硬く、買ってすぐの状態では食べることが極めて困難であるため話題となった{{R|J-town_20211114}}。商品名は「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」が正式である{{R|"ねとらぼ_20190101"}}が、販売者である[[ジェイアール東海パッセンジャーズ]]も、遅くとも[[2021年]](令和3年)の時点で商品パッケージ(セット販売用パッケージ)に「シンカンセンスゴイカタイアイス」の名称を使用している<ref>{{Cite tweet |author=名古屋グルメ探偵 アスカイ |user=gourmet_nagoya |number=1439220178835836936 |title=#シンカンセンスゴイカタイアイス 新幹線に乗らなくても名古屋駅のお土産売り場で買える |date=2021-09-18 |accessdate=2022-09-17 }}</ref><!--<ref name="JRCP">{{Cite web|url=https://www.jrcp-shop.jp/shopbrand/icecream/|language=日本語|title=シンカンセンスゴイカタイアイス|publisher=ジェイアール東海パッセンジャーズ|date=|accessdate=2022-06-02}}</ref>-->。 |
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主に[[Twitter]]で[[2013年]](平成25年)ごろから断続的にブームとなっている{{R |
主に[[Twitter]]で[[2013年]](平成25年)ごろから断続的にブームとなっている{{R|J-CAST_20210705}}。 |
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== スジャータ == |
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新幹線の車内販売で[[スジャータめいらくグループ|スジャータ社]]の商品を採用するきっかけは、[[東海道新幹線]]で同社製の[[コーヒーフレッシュ]]{{R|ITmedia_20220607}}「褐色の恋人 スジャータ」([[1976年]]〈昭和51年〉発売)を初めて採用した[[1978年]](昭和53年)まで遡ることができる{{R|ITmedia_20220607}}(当時の社名は名古屋製酪株式会社)。車内販売の全商品の中でホット[[コーヒー]]が最も売れる人気商品であり、スジャータのコーヒーフレッシュは新幹線のコーヒーに欠かせない商品として長年親しまれてきた{{R|ITmedia_20220607}}。その延長戦上に同社製のアイスクリームがあり、車内販売が始まったのは[[1991年]](平成3年)ごろであった{{R|ITmedia_20220607|"乗りもの_20160821"}}(当時の社名は株式会社めいらくコーポレーション)。JRとスジャータ社は新たに販売するアイスクリームを開発することになったが、日本の技術を結集した新幹線には「車内販売にふさわしいクオリティーの高いものを提供したい」という思いがあり、スジャータ社の創業者で当時社長であった日比孝吉の指揮の下、より高品質なバニラフレーバーのアイスクリームが開発された{{R|ITmedia_20220607}}。 |
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== 品質 == |
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日本では[[乳及び乳製品の成分規格等に関する省令|乳等省令]]により、[[アイスクリーム]]は「乳固形分15[[パーセント|%]]以上、うち乳脂肪分8%以上」と定義されており、乳脂肪分が濃厚さを決めるポイントであるが、スジャータが作るアイスクリーム(バニラ味)は乳脂肪分が15.5%であり、高級アイスクリームとして[[日本人]]に人気の[[ハーゲンダッツ]](バニラ味)の15.0%を上回る濃厚さも大きな特徴の一つになっている{{R|ITmedia_20220607}}。スペースの都合上、冷凍設備が無い新幹線の車内販売用ワゴンでの販売でこの品質を保とうとすれば、あらかじめ温度を緩めておくわけには行かない事情がある{{R|ITmedia_20220607}}。 |
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== 硬さと対策 == |
== 硬さと対策 == |
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車内販売ではアイスクリームの品質保持のために保冷剤として[[ドライアイス]]を使用しており、加えて空気含有量が低く乳脂肪分が高いことから、強固に冷え固まる{{R|"乗りもの_20160821"}}。車内ではプラスチック製のスプーンが付属するが購入時の状態では刺さらないほど硬く<ref name=JRCP_20220917view1>{{Cite web |title=#シンカンセンスゴイカタイアイス「硬さ」「美味しさ」の3つのヒミツ |url=https://www.jr-cp.co.jp/special/shinkansenicecream/ |publisher=[[ジェイアール東海パッセンジャーズ]] (JRCP) |accessdate=2022-09-17 |
車内販売ではアイスクリームの品質保持のために保冷剤として[[ドライアイス]]を使用しており、加えて空気含有量が低く乳脂肪分が高いことから、強固に冷え固まる{{R|"乗りもの_20160821"}}。車内ではプラスチック製のスプーンが付属するが購入時の状態では刺さらないほど硬く<ref name=JRCP_20220917view1>{{Cite web |title=#シンカンセンスゴイカタイアイス「硬さ」「美味しさ」の3つのヒミツ |url=https://www.jr-cp.co.jp/special/shinkansenicecream/ |publisher=[[ジェイアール東海パッセンジャーズ]] (JRCP) |accessdate=2022-09-17 }}</ref>、蓋さえ開かなくなることもある<ref>{{Cite news |和書 |author=花澤瑠衣 |date=2022-05-14 |title=カッチカチ!「開けるだけで一苦労、新幹線のアイスは難易度高め!?」のツイートに対処法集まる |url=https://otona-life.com/2022/05/14/118974/ |publisher=[[メディアソフト (企業)|メディアソフト]] |newspaper=オトナライフ |accessdate=2022-06-02 }}</ref>。 |
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スジャータ側は食べられるようになるまで'''10分'''を目安に待つ必要があるとしている{{R|"ねとらぼ_20190101"}}。なお、ドライアイスでなく業務用[[冷凍庫]]が使用できる駅売店などで購入した場合は食べやすい状態で購入できる{{R|"ねとらぼ_20190101"}}。 |
スジャータ側は食べられるようになるまで'''10分'''を目安に待つ必要があるとしている{{R|"ねとらぼ_20190101"}}。なお、ドライアイスでなく業務用[[冷凍庫]]が使用できる駅売店などで購入した場合は食べやすい状態で購入できる{{R|"ねとらぼ_20190101"}}。 |
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消費者は様々な |
消費者は様々な対策を試してSNSに投稿しており、一例として「アイスクリームに棒を突き刺してそのままカップから抜き取り、棒アイスのように食べる」という方法も考案されている{{R|"ねとらぼ_20190101"}}。ホット[[コーヒー]]を注ぐことで[[アフォガート]]風に喫食しようと試した者もいる{{R|"乗りもの_20160821"|J-CAST_20210705}}が、その報告によれば[[ムペンバ効果]]によりコーヒーのほうが凍ってしまい、上手くいかなかったったという{{R|"乗りもの_20160821"|J-CAST_20210705}}。 |
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=== アイスクリーム用スプーン === |
=== アイスクリーム用スプーン === |
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[[熱伝導率]]が高い[[アルミニウム]]製の「新幹線[[新幹線N700S系電車|N700S]]アイスクリーム[[スプーン]]が[[2014年]](平成26年)に発売されている<ref name=macaroni_20170710ed>{{Cite news |和書 |author=あれすーぱ |date=2017年7月10日更新 |title=体温でアイスを溶かす魔法のスプーン? 15.0%アイスクリームスプーンの人気が止まらない! |url=https://macaro-ni.jp/3951 |publisher=株式会社トラストリッジ |newspaper=macaroni |accessdate=2022-09-17 }}</ref>。 |
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この種のスプーンを販売することは当時から[[ジェイアール東海パッセンジャーズ]](当時はジェイダイナー東海フーズ)で検討されていたが、[[金属加工]]品の常として「下ろし立ては洗ってから使うように」との旨の[[注意書き]]が欠かせず、車内販売に適さないのが課題となって[[お蔵入り]]した{{R|"乗りもの_20210503"}}。しかし[[2020年]](令和2年)になってその条件に適う製品{{efn|出荷前に[[純水]]を使って洗浄するなどしているため洗う必要がない{{R|"乗りもの_20210503"}}。}}が発見され、{{仮リンク|商品化|en|Commodification}}となった{{R|"乗りもの_20210503"}}。 |
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最初の発売時には大きな話題を呼び、わずか3日で売り切れた{{R|"乗りもの_20210503"|ITmedia_20220607}}。その後は当初予定に無かったシリーズ化が決定し{{R|"乗りもの_20210503"}}、以降カラーを変更した新商品が複数展開されている{{R|"乗りもの_20220916"}}。 |
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斯くして同社は、同2020年12月26日より{{R|"乗りもの_20210503"}}、車内販売限定で「[[新幹線N700S系電車|N700S]]アルミアイスクリーム[[スプーン]]」を[[消費税]]込み600円(単品の場合)で取り扱うようになった{{R|J-town_20211114|ITmedia_20220607}}。持つ手の熱が適度に伝わることでアイスクリームをより早く食べられるスプーンは好評を博し、[[コロナ禍]]で乗客が少ない条件下でありながら発売からわずか3日で売り切れている{{R|"乗りもの_20210503"|ITmedia_20220607}}。これを機に、SNSの投稿動画も、それまで数多くあった「アイスクリームにスプーンが刺さらない動画」から「アルミ製スプーンが刺さっている動画」に切り替わった{{R|"乗りもの_20210503"}}。このスプーンを持参して車内でアイスクリームを食べる乗客も散見されるようになった{{R|"乗りもの_20210503"}}。好評につき、当初の予定に無かったシリーズ化が決定し{{R|"乗りもの_20210503"}}、[[2021年]](令和3年)4月1日、既存の[[青|ブルー]]に加えて新色の[[オレンジ色]]が登場、同月24日には[[赤|レッド]]が登場した{{R|Impress_20210422|"乗りもの_20210503"}}。同年7月には、オンラインショップのセット販売に付属の[[黒|ブラック]]が登場{{R|"乗りもの_20210715"}}。続いて8月には、駅売店とオンラインショップ限定の「[[新幹線923形電車|923形]][[ドクターイエロー]]アルミアイスクリームスプーン」も発売され{{R|"乗りもの_20210813"}}、この時点でラインナップは5種類5色(絵柄違いの5色)になった(ブラックは売り切れ)。ドクターイエロー・バージョンは明くる[[2022年]](令和4年)の9月にも再販されている{{R|"乗りもの_20220916"}}。 |
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⚫ | なお、本商品の発売以降「アイスがとけるスプーン」は日本で売れ筋商品になっていった<ref name=grape_20220114ed>{{Cite web |date=2016年8月8日作成、2022年1月14日更新 |title=こんなの初めて! 氷も切れると噂のアイス専用スプーンを使ってみたら驚いた! |url=https://grapee.jp/210415 |publisher=株式会社グレイプ |website=grape |accessdate=2022-09-17 }}</ref><ref name=U+RooLee_20201223ed>{{Cite web |author=皆川 |date=2019年11月11日作成、2020年12月23日更新 |title=熱伝導のアイスクリームスプーンで食べるアイスはなぜ美味しくなるのか? |url=https://uroolee.com/blog/876/ |publisher=株式会社 SHINDO |website=U+RooLee |accessdate=2022-09-17 }}</ref>。 |
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{{Anchors|ラインナップと販売箇所}} |
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== 商品展開 == |
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<!--※販売年と価格の記述方法に関して、上手く整理できておらず、やや混乱があります。過去の価格を確認できないのが原因。--> |
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販売されている[[フレーバー]]([[食品香料]])は以下のとおり。販売年は分かる範囲のみを表記。価格は分かる年のみ記載。[[消費税]]がある時代の価格は税込み価格を記載。値上げに関する過去情報は確認できない。 |
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バニラと抹茶は基幹商品で、それ以外は期間限定商品として入れ替わる{{R|ITmedia_20220607}}。また、かつては路線限定商品も多数あった{{R|Togetter_20160103|"ねとらぼ_20190101"}}。なお、終売についての情報は無いのが通例であるため、その点での情報の正確性は担保できない。 |
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==== 販売中==== |
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[[ファイル:Meiraku's Sujahta High quality super premium ice cream in Shinkansen 2014.jpg|thumb|140px|バニラ(2014年パッケージ)]] |
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* [[バニラ]] - 基幹商品{{R|ITmedia_20220607}}。1991年頃{{R|ITmedia_20220607}}発売。2015年{{R|Togetter_20151227}}。300円(2018年{{R|"鉄新_20190218"}}{{Ndash}}2022年{{R|Impress_20210715|"乗りもの_20220713"|HuffPost_20220715}})。人気ナンバー1のフレーバーで、[[コロナ禍]]前の2019年1~5月には合計30万個、1か月あたり6万個が売れていた{{R|ITmedia_20220607}}。コロナ禍の影響下での販売個数は1か月あたり3.6万個と減っているが、アイスクリームは車内販売では菓子・スイーツの分野で「断トツの人気」を誇っていることに変わりはない{{R|ITmedia_20220607}}。 |
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* [[抹茶]] - 基幹商品{{R|ITmedia_20220607}}。2015年{{R|Togetter_20151227}}、2016年{{R|"乗りもの_20160821"}}。300円(2021年{{R|Impress_20210715}}、2022年{{R|"乗りもの_20220713"|HuffPost_20220715}})。 |
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* [[イチゴ|ストロベリー]]・クッキー入り - 期間限定商品。360円(2022年発売{{R|"乗りもの_20220713"|HuffPost_20220715}})。 |
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* いちごアイス - 期間限定商品。2016年{{R|Togetter_20160103}}、2019年<ref>{{Cite news |和書 |author=K.Masami |date=2019-05-25 |title=新幹線内で『スジャータアイス』の静岡県産「いちご味」が期間限定発売中ぅぅぅ~! 東海道線ユーザーは必見だぞ!! |url=https://rocketnews24.com/2019/05/25/1212893/ |publisher=[[ソシオコーポレーション]]メディア事業部 |newspaper=[[ロケットニュース24]] |accessdate=2022-09-20 }}</ref>、330円(2020年<ref>{{Cite web |author=フロンティア |date=2021-01-01 |title=2020年11月20日現在、静岡産紅ほっぺ使用のアイスクリームが発売中でした |url=https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/14248449 |publisher=カカクコム |website=4travel.jp |accessdate=2022-09-20 }}</ref>、2021年{{R|"乗りもの_20210715"|Impress_20210715}}、2022年{{Sfn|JRCP-shop|loc=2022年9月17日閲覧}})。[[静岡県]]産紅ほっぺ果汁使用{{R|Togetter_20160103}}。「紅ほっぺ」は静岡県生まれの[[イチゴ]]の[[品種]]。 |
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* [[ベルギー]][[チョコレート|チョコ]] - 期間限定商品。2021年{{R|Impress_20210715}}{{Ndash}}2022年{{Sfn|JRCP-shop|loc=2022年9月17日閲覧}}。 |
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* [[モカ#モカコーヒー|モカ]] - 期間限定商品。350円(2022年{{R|"乗りもの_20220713"|HuffPost_20220715}})。 |
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* [[ピスタチオ]] - 期間限定商品{{R|ITmedia_20220607}}。390円(2020年発売<ref name=JRCP_20220917view2>{{Cite web |title=約2年ぶり待望の復刻「ピスタチオ」、その美味しさのヒミツとは? |url=https://www.jr-cp.co.jp/special/shinkansenice_pistachio/ |publisher=[[ジェイアール東海パッセンジャーズ]] (JRCP) |accessdate=2022-09-17 }}</ref>{{R|ITmedia_20220607}}、2022年{{R|ITmedia_20220607|"乗りもの_20220713"|HuffPost_20220715}})。2020年1月から11月までに販売した際、一時はバニラを超える販売数を記録、1か月で4万個以上売れた{{R|JRCP_20220917view2}}。 |
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==== 終売==== |
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* [[エダマメ|枝豆]]アイス - 路線限定([[こまち (列車)|こまち]]限定)。2015年{{R|Togetter_20160103}}。 |
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* [[イチゴ|いちご]][[ジェラート]] - 路線限定(こまち限定)。2015年{{R|Togetter_20160103}}。 |
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* [[だだちゃ豆]]アイスクリーム - 路線限定([[つばさ (列車)|つばさ]]限定)。2015年{{R|Togetter_20160103}}。 |
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* [[つや姫]]ジェラート - 路線限定(つばさ限定)。2015年{{R|Togetter_20160103}}。 |
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* [[桔梗信玄餅]]アイス - 路線限定([[あずさ (列車)|あずさ]]および[[かいじ (列車)|かいじ]]限定)。2015年{{R|Togetter_20160103}}。 |
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* 高千穂牧場[[クリ|栗]]アイス - 路線限定([[さくら (列車)|さくら]]限定)。310円<ref>{{Cite web |author=フロンティア |date=2015-11-21 |title=期間限定 栗のアイスクリーム |url=https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/12006362 |publisher=[[カカクコム]] |website=4travel.jp |accessdate=2022-09-20 }}</ref>(2015年{{R|Togetter_20160103}})。 |
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* [[リンゴ|りんご]]アイス -路線限定([[特別急行列車|特急]][[草津 (列車)|草津]]限定)。2015年{{R|Togetter_20160103}}。 |
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* [[ほうじ茶]]アイス - 場所限定([[京都駅]]限定)。2015年{{R|Togetter_20160103}}。 |
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* [[白桃]]アイス - 詳細不明。2015年{{R|Togetter_20160103}}。 |
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* [[あまおう]]ジェラート - 詳細不明。2015年{{R|Togetter_20160103}}。 |
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* [[ウンシュウミカン|みかん]]アイス - 詳細不明。2016年{{R|"乗りもの_20160821"}}。 |
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* [[トウモロコシ|コーン]][[ポタージュ]] - 詳細不明。2016年以前{{R|"乗りもの_20160821"}} |
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* 加賀さつまいもアイスクリーム - 路線限定([[北陸新幹線]]限定){{R|"ねとらぼ_20190101"}}。300円(2017年{{Ndash}}2018年発売<ref name=Traicy_20190309>{{Cite web |author=柴田勇吾 |date=2019-03-09 |title=NRE、北陸新幹線で車内販売アイス「加賀さつまいも」を復活販売中 |url=https://www.traicy.com/posts/20190309106226/ |publisher=[[Traicy]] |accessdate=2022-09-20 }}</ref>、2019年再販{{R|Traicy_20190309}})。[[加賀野菜]]の一つである[[サツマイモ]]「五郎島金時芋」とアイスクリームの組み合わせ{{R|Traicy_20190309}}。 |
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* [[コメダ|コメダ珈琲店]][[監修]] ブレンド[[コーヒー]]味 スジャータアイスクリーム - 路線限定([[東海道新幹線]]限定)。{{R|"ねとらぼ_20190101"}} |
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* [[マンゴー]] - 詳細不明。2020年以前{{R|"乗りもの_20200308"}}。 |
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* [[メロン]] - 詳細不明。2020年以前{{R|"乗りもの_20200308"}}。 |
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=== 車外販売 === |
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|image1 = Sujahta Super Premium Ice Cream vending machine.jpg |
|image1 = Sujahta Super Premium Ice Cream vending machine.jpg |
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|image2 = シンカンセンスゴイカタイアイス ショーケース.jpg |
|image2 = シンカンセンスゴイカタイアイス ショーケース.jpg |
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|footer = (左)東京駅の新幹線ホームに設置されている自動販売機。上段に正式名称を表示するとともに、下段には「 |
|footer = (左)東京駅の新幹線ホームに設置されている自動販売機。上段に正式名称を表示するとともに、下段には「新幹線アイスクリーム」と書いてある。<br />(右)[[デリカステーション]]京都駅店の冷凍ショーケース。[[ハッシュタグ]]「#シンカンセンスゴイカタイアイス」が[[ポスター]]で謳われている。 |
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本商品は原則として新幹線車内販売商品であるが、新幹線に乗らずに買える場所も幾つか設けられてきた{{R|"ねとらぼ_20190101"}}。一つは、特定の[[在来線]]の車内販売であり、例えば、新幹線の車内販売と同じ株式会社[[日本レストランエンタプライズ]]が車内販売を担当している[[東海道本線]]の「[[踊り子 (列車)#スーパービュー踊り子|スーパービュー踊り子]]」などで販売していた{{R|"ねとらぼ_20190101"}}。一つ上のセクション「ラインナップ」で列記した商品(基本的に終売品)には、そういった限定商品も含まれている。 |
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もう一つは、[[東京駅]]{{R|"ねとらぼ_20190101"}}や[[京都駅]]<ref group="注">右列の画像を典拠とする。</ref>など一部の新幹線停車駅の[[売店]]([[キヨスク]]、ほか)である{{R|"ねとらぼ_20190101"}}。[[プラットホーム]]や駅構内の売店で販売されているものは、[[スーパーマーケット]]や[[コンビニエンスストア]]にあるような業務用[[冷凍庫|冷凍]][[陳列#展示型陳列|ショーケース]]に入れられているため、車内販売されているもののようには硬くないことが多い{{R|"ねとらぼ_20190101"}}。[[2022年]](令和4年)7月15日には、[[東京駅]]の[[東海道新幹線]]プラットホームの2か所(14・15番線ホームの2号車付近と16・17番線ホームの6号車付近)に[[自動販売機]]が設置された{{R|"乗りもの_20220713"|HuffPost_20220715}}。 |
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[[ソーシャル・ネットワーキング・サービス|SNS]]での人気の高まりなどを受けて、[[ジェイアール東海パッセンジャーズ]]は[[2021年]](令和3年)7月からアイスクリームの[[ECサイト|オンラインショップ]]販売{{Sfn|JRCP-shop}}にも乗り出した{{R|ITmedia_20220607}}。 |
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基幹商品として通年[[バニラ]]と[[抹茶]]が販売されているほか、期間限定のフレーバーもある{{R|ITmedia_20220607}}。また、かつては路線限定商品もあった{{R|"ねとらぼ_20190101"}}。 |
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「シンカンセンスゴイカタイアイス」という名称の使用は、[[2013年]](平成25年)ごろから[[Twitter]]で見られた{{R|J-CAST_20210705}}。[[ハッシュタグ]]「#シンカンセンスゴイカタイアイス」が登場し、付属のスプーンをアイスクリームに突き刺した画像を共に投稿することが流行していった{{R|J-CAST_20210705}}。インパクト抜群なこのネーミングにより、後述する作品のファンや不特定多数のSNS利用者といった、新幹線車内で食べられるアイスクリームに特段関心を持たない人々にも[[知名度]]を上げることになった。 |
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その名は、[[アメリカ人]][[作家]]コンビによる[[小説]]『[[ニンジャスレイヤー]]』([[2010年]][[Wikt:初出|初出]]、2012年[[刊行]]、2014年[[漫画化]]、2015年[[アニメーション|アニメ]]化)の作中で重要な位置付けにある建物として登場する「'''マルノウチ・スゴイタカイビル'''({{Small|原語名〈[[英語]]名〉}}:'''The Marunouchi Sugoitakai building''')」に由来する<ref group="注" name="きりたん_20210514">{{Cite video |people=ニンジャヘッズきりたん |date=2021-05-14 |title=マルノウチスゴイタカイビルとは?【忍殺語解説】|url=https://www.nicovideo.jp/watch/sm38731562 |medium=[[動画共有サービス]] |publisher=株式会社[[ドワンゴ]]、[[ニコニコ動画]] |accessdate=2022-09-16 }}視聴時間 03分32秒。</ref>。この建物は、物語[[設定 (物語)|設定]]上、日本の首都ネオサイタマのマルノウチ地区に聳え立つ'''スゴイタカイビル'''([[超高層建築物|超高層ビル]]、凄く高い[[建築物#建築物とビルディング|ビルディング]])<ref>{{Cite tweet |author=ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer |user=NJSLYR |number=1532338421267456003 |title=【マルノウチ・スゴイタカイビルとは?】|date=2022-06-02 |accessdate=2022-09-16 }}</ref>ということになっている<ref group="注" name="きりたん_20210514" />。 |
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2013年ごろから[[Twitter]]で使用が見られる呼称であり、付属のスプーンをアイスに突き刺した画像を共に投稿することが流行していた{{R|J-CAST_20210705}}。由来は小説『[[ニンジャスレイヤー]]』に登場する建造物「マルノウチ・スゴイタカイビル」である{{R|J-CAST_20210705}}。 |
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なお[[日本語]]の[[文法]]上は「スゴイカタイ(凄い硬い)」ではなく「スゴクカタイ(凄く硬い)」とすべきであるが、Twitterではどちらの表記も見られる{{R|J-CAST_20210705}}。 |
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[[日本語]]の[[文法]]上は「スゴイカタイ(凄い硬い)」ではなく「スゴクカタイ(凄く硬い)」とすべきであるが、『ニンジャスレイヤー』の[[世界観]]そのままに「スゴイカタイ(凄い硬い)」となっている。その世界観というのは、[[親日|日本好き]]ながら知識がアンバランスすぎるアメリカ人が勘違いに勘違いを重ねて[[創作|創り上げた]]体の、違和感しかない日本観に塗り潰された異様な世界のことであり{{R|"ダヴィンチ_20121014"}}、そこで話される「忍殺語」は、あり得ない日本観をベースに発せられる可笑しなカタコトジャパニーズであって{{R|"ダヴィンチ_20121014"}}{{Refnest|group="注"|実際は多くの[[日本人]]も使っているので外国人を笑うことはできない。}}{{Refnest|group="注"|「ドーモ、○○=サン (Domo. ○○-san.)」「アイエエエ!! (AIEEEEE!!)」「○○ニナンデ!? (○○ Nande!?)」「アッハイゴメンナサイ (Ahhai Gomen nasai)」「[[古事記]]にもそう書かれている<ref>{{Cite tweet |author={{Lang|el|κeen}} |user=blackenedgold |number=998905438874648576 |title=アホな話をすると、「古事記にもそう書いてある」って言うためだけに日本書紀と古事記読んでます |date=2018-05-22 |accessdate=2022-09-16 }}</ref>」など、数多くが[[インターネット・ミーム]]になっている。}}、それ自体が[[ギャグ]]の宝庫になっている{{R|"ダヴィンチ_20121014"}}。作者もファンもわざと間違って使っているのであり、それを文法的に正すのは[[野暮]]というものである。なお、由来を知らない人が疑問に思うのは無理も無いことで、そのためか、Twitterではどちらの表記も見られる{{R|J-CAST_20210705}}。 |
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== 脚注 == |
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2022年10月6日 (木) 14:52時点における版
シンカンセンスゴイカタイアイスは、主に新幹線の車内販売で売られている非常に硬い[注 1]アイスクリーム「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」の通称である。インターネット発の愛称として広まったが[2]、その後公式に販売名称として用いられるようになっている[3]。
概要
当該商品はスジャータの製品である。保管方法と品質の関係から車内販売のアイスクリームは一般的なものよりも低温かつ硬く、買ってすぐの状態では食べることが極めて困難であるため話題となった[2]。商品名は「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」が正式である[4]が、販売者であるジェイアール東海パッセンジャーズも、遅くとも2021年(令和3年)の時点で商品パッケージ(セット販売用パッケージ)に「シンカンセンスゴイカタイアイス」の名称を使用している[5]。
主にTwitterで2013年(平成25年)ごろから断続的にブームとなっている[6]。
硬さと対策
車内販売ではアイスクリームの品質保持のために保冷剤としてドライアイスを使用しており、加えて空気含有量が低く乳脂肪分が高いことから、強固に冷え固まる[7]。車内ではプラスチック製のスプーンが付属するが購入時の状態では刺さらないほど硬く[8]、蓋さえ開かなくなることもある[9]。
スジャータ側は食べられるようになるまで10分を目安に待つ必要があるとしている[4]。なお、ドライアイスでなく業務用冷凍庫が使用できる駅売店などで購入した場合は食べやすい状態で購入できる[4]。
消費者は様々な対策を試してSNSに投稿しており、一例として「アイスクリームに棒を突き刺してそのままカップから抜き取り、棒アイスのように食べる」という方法も考案されている[4]。ホットコーヒーを注ぐことでアフォガート風に喫食しようと試した者もいる[7][6]が、その報告によればムペンバ効果によりコーヒーのほうが凍ってしまい、上手くいかなかったったという[7][6]。
アイスクリーム用スプーン
熱伝導率が高いアルミニウム製の「新幹線N700Sアイスクリームスプーンが2014年(平成26年)に発売されている[10]。
この種のスプーンを販売することは当時からジェイアール東海パッセンジャーズ(当時はジェイダイナー東海フーズ)で検討されていたが、金属加工品の常として「下ろし立ては洗ってから使うように」との旨の注意書きが欠かせず、車内販売に適さないのが課題となってお蔵入りした[11]。しかし2020年(令和2年)になってその条件に適う製品[注釈 1]が発見され、商品化となった[11]。
最初の発売時には大きな話題を呼び、わずか3日で売り切れた[11][12]。その後は当初予定に無かったシリーズ化が決定し[11]、以降カラーを変更した新商品が複数展開されている[13]。
なお、本商品の発売以降「アイスがとけるスプーン」は日本で売れ筋商品になっていった[14][15]。
販売箇所とラインナップ
2022年現在、東海道新幹線および山陽新幹線の列車内のほか、一部駅の売店でも販売されている。また、ジェイアール東海パッセンジャーズによゆオンラインショップ販売[16]も行われている[12]。
2019年まではJR東日本管内の新幹線や特急列車でも購入できたが、多くは同年3月中に終売し、同年6月30日まで続けた北陸新幹線の「かがやき」および「はくたか」を最後に全線で終売した[17]。
基幹商品として通年バニラと抹茶が販売されているほか、期間限定のフレーバーもある[12]。また、かつては路線限定商品もあった[4]。
インターネットスラングとして
2013年ごろからTwitterで使用が見られる呼称であり、付属のスプーンをアイスに突き刺した画像を共に投稿することが流行していた[6]。由来は小説『ニンジャスレイヤー』に登場する建造物「マルノウチ・スゴイタカイビル」である[6]。
なお日本語の文法上は「スゴイカタイ(凄い硬い)」ではなく「スゴクカタイ(凄く硬い)」とすべきであるが、Twitterではどちらの表記も見られる[6]。
コラボレーション
スマートEXの1周年を記念して2018年に行われたくじキャンペーン(座席番号がくじ番号となる)にて、D席の景品として車内販売のアイスと井村屋のあずきバー1年分(計365個)が設定された[18][4]。担当者は硬さ比べを提案している[18][4]。
脚注
注釈
出典
- ^ “同訓異義:かたい”. 漢字ペディア b. 公益財団法人 日本漢字能力検定協会. 2022年9月16日閲覧。
- ^ a b 大久保歩「シンカンセンスゴイカタイアイス VS 溶かすスプーン 新幹線の車内でくり広げられた攻防に反響→勝者は...?」『Jタウンネット』ジェイ・キャスト、2021年11月14日。2022年5月30日閲覧。
- ^ JRCP-shop, 2022年9月16日閲覧.
- ^ a b c d e f g agar「「シンカンセンスゴイカタイアイス」って何であんなに硬ったいの? メーカーに聞いてみた」『ねとらぼ』アイティメディア、2019年1月1日。2022年6月2日閲覧。
- ^ 名古屋グルメ探偵 アスカイ [@gourmet_nagoya] (2021年9月18日). "#シンカンセンスゴイカタイアイス 新幹線に乗らなくても名古屋駅のお土産売り場で買える". X(旧Twitter)より2022年9月17日閲覧。
- ^ a b c d e f Togetter編集部「「シンカンセンスゴイカタイアイス」はなぜ愛されるのか Twitter流行の歴史から考えてみた」『J-CASTニュース』ジェイ・キャスト、2021年7月5日。2022年6月2日閲覧。
- ^ a b c 恵知仁「新幹線のアイス、なぜ固い? イタリアンな食べ方をする「通」も」『乗りものニュース』メディア・ヴァーグ、2016年8月21日。2022年9月5日閲覧。
- ^ “#シンカンセンスゴイカタイアイス「硬さ」「美味しさ」の3つのヒミツ”. ジェイアール東海パッセンジャーズ (JRCP). 2022年9月17日閲覧。
- ^ 花澤瑠衣「カッチカチ!「開けるだけで一苦労、新幹線のアイスは難易度高め!?」のツイートに対処法集まる」『オトナライフ』メディアソフト、2022年5月14日。2022年6月2日閲覧。
- ^ あれすーぱ「体温でアイスを溶かす魔法のスプーン? 15.0%アイスクリームスプーンの人気が止まらない!」『macaroni』株式会社トラストリッジ、2017年7月10日更新。2022年9月17日閲覧。
- ^ a b c d e 恵知仁「一度は断念 売れ行き10倍「シンカンセンスゴイカタイアイス」用スプーン誕生秘話」『乗りものニュース』メディア・ヴァーグ、2021年5月3日。2022年6月8日閲覧。
- ^ a b c 「「固さ」に秘められた物語 新幹線の名物アイス、カチカチ食感を生んだJRとスジャータの“固い”絆とは?」『ITmedia ビジネスオンライン』アイティメディア、2022年6月7日。2022年6月8日閲覧。
- ^ 「幸せの黄色いスプーン? 「ドクターイエローアイスクリームスプーン」再販へ!」『乗りものニュース』メディア・ヴァーグ、2022年9月16日。2022年6月16日閲覧。
- ^ “こんなの初めて! 氷も切れると噂のアイス専用スプーンを使ってみたら驚いた!”. grape. 株式会社グレイプ (2016年8月8日作成、2022年1月14日更新). 2022年9月17日閲覧。
- ^ 皆川 (2019年11月11日作成、2020年12月23日更新). “熱伝導のアイスクリームスプーンで食べるアイスはなぜ美味しくなるのか?”. U+RooLee. 株式会社 SHINDO. 2022年9月17日閲覧。
- ^ JRCP-shop.
- ^ “シンカンセンスゴイカタイアイスはどうなる!?2019年JR車内販売は冬の時代へ” (日本語). 鉄道新聞 (鉄道新聞社). (2019年2月18日) 2022年6月8日閲覧。
- ^ a b 波多野大介「新幹線アイスVSあずきバー 1年分で「比べてみて」」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2018年10月7日。2022年6月2日閲覧。
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外部リンク
- “シンカンセンスゴイカタイアイス”. JRCP Onlin Shop. ジェイアール東海パッセンジャーズ. 2022年9月16日閲覧。
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